歯科助手のやりがい・楽しさ・魅力
歯科助手のやりがい・楽しさ
患者さんから「ありがとう」と感謝されたとき
歯科助手の仕事で一番やりがいを感じるのは、患者さんからの感謝の言葉を聞けた時です。
自分が応対した患者さんが「ありがとう」と心から言ってくださるだけで、「自分は役に立ったんだ」とやりがいを感じます。
実際に患者さんの治療にあたるのは歯科医師や歯科衛生士ですが、受付のときに雑談をしたり、患者さんの悩みを聞いたりと、患者さんと最もコミュニケーションを取るのは歯科助手です。
治療内容や症状に関して歯科医師に聞きたいことがあっても緊張して話せない患者さんは多いです。
そんな患者さんの相談に親身に乗り、歯科医師に伝えてあげることで「相談してよかった」と感謝してもらえるのは、歯科助手にとってうれしい瞬間だといえます。
達成感を感じられる仕事
歯科助手の仕事は簡単そうに思えるかもしれませんが、そんなことはありません。
歯科助手の求人募集要項には「歯科医のアシスタント」といった感じで記載されています。
「歯科医の手伝いをすればいいだけ」と考える人もいますが、他にもすることはたくさんあります。
歯科医のアシスタントとその他の仕事内容を比較すると、圧倒的にその他の仕事の方が多いです。
一部紹介しましょう。
・掃除(診療室内やトイレ、待合室、外回り、玄関など)
・タオルやエプロン、雑巾などの洗濯
・受付
・子どもの子守り
・診察台までの誘導
・患者さんに対して心遣い
・清算、予約を取る
このように、患者さんの対応や院内の雑用など、たくさんすることがあります。
歯科医院によって違いがあると思いますが、基本的に仕事内容は多岐に渡るので、1日が無事に終了すると「今日も1日頑張った」という達成感を味わえます。
責任を感じる仕事
歯科助手は歯科医院にとって欠かせない職業です。
上で述べたように歯科助手の業務内容は非常に幅広く、アシスタントとは呼ばれるものの歯科医院にはいなくてはならない存在です。
この点でも、歯科助手はやりがいのある仕事だといえます。
歯科助手をはじめ医療機関で働く職業は、人の命や健康にかかわる業務をこなします。
そのぶん責任も重大です。
責任を感じる仕事だからこそ、やりがいが持てるという考え方もできます。
20代で正社員への就職・転職
歯科助手の魅力
資格や経験がなくても始められる
歯科助手は医師や歯科衛生士とは異なり、資格や経験がなくてもなることができる職業です。
未経験でも勤務可能な歯科医院の求人を見つけ、明日から働こうと思えば、働くことも可能です。
しかし、スムーズに診療アシスタントをおこなうためには、歯科の専門知識やスキルを身に付けることが必須です。
歯科助手は医師のサポートを通して常に診療を見ているので、患者さんからすれば医師や歯科衛生士と同じような歯科知識を持っていて当然だともいえます。
最初は聞いたことのない専門用語や器具の名前に戸惑うかもしれませんが、研修が丁寧だったり、教育に力を入れていたりする歯科医院も多いので、やる気があればスキルアップが可能です。
また、一度業務を覚えてしまえば、他の歯科医院に移ってもすぐに仕事が始められます。
まず、歯科助手として働こうと思ったら、予備知識として事前にさまざまな情報を集めたり、通信講座などで勉強したりするのもおすすめです。
まったくの未経験で始めるよりは仕事に早く慣れることができます。
自分の生活スタイルに合った仕事ができる
歯科助手は正社員、アルバイト・パートなどさまざまな雇用形態があり、自分の生活スタイルに合った働き方ができることも魅力の一つです。
また、身に付けたスキルは一生ものになるので、結婚や出産などで一度仕事から離れても、比較的再就職をしやすいといわれています。
歯科医院は今やコンビニ以上の数ともいわれており、歯科助手の需要も高めです。
歯科医院は多くの場所にあるため、引っ越しをした場合や、子育てがひと段落した場合などでも比較的仕事が見つけやすい状況です。
最近ではショッピングセンターや駅ビルの中、駅前にある歯科医院も多いので、通勤がとても便利なことも多いです。
また、歯科医院は予約制のところが多く、診療時間や休診日が決まっていることから残業が少なめの傾向にあります。
家事や育児と両立したい人にとって、安心して仕事をすることができる職場といえるでしょう。
自分に合った働き方を選べることは歯科助手の魅力の一つです。
患者さんとドクターの架け橋
患者さんが安心できるような雰囲気作りをしたり、不安を聞いて励ましたりすることも歯科助手の大切な仕事です。
子どもからお年寄りまでさまざまな年代の患者さんの応対をする、診療スタッフと情報共有をするなど、業務を通してコミュニケーション能力を養うこともできます。
歯科助手は、患者さんとドクターの両方をサポートし、架け橋となることで医療に貢献できるのが最大の魅力といってもよいでしょう。
「人の役に立ちたい」「人と接するのが好き」「さまざまな業務を経験したい」「手に職をつけたい」という方にピッタリな仕事です。