細胞検査士になるための学校(大学、養成所)
細胞検査士になるには、細胞検査士の認定資格を取得する必要があります。
そして、細胞検査士になるための学校は、細胞検査士認定試験の受験資格を得るための方法ごとに、いくつかの種類に分けることができます。
ここでは、それぞれについてご紹介しましょう。
臨床検査技師から実務経験を積む
ひとつめは、臨床検査技師の国家資格を取得し、さらに病院や検査センターなどで細胞診検査の実務に1年以上従事することによって、細胞検査士認定試験の受験資格を得る方法です。
臨床検査技師国家試験にも受験資格があり、それはおもに大学の医療系学部、臨床検査技師養成課程のある3年制の短大および3年制の専門学校で学び、所定の課程を修了することで得ることができます。
なお、臨床検査技師がステップアップして細胞検査士になるケースは多く、求人でも臨床検査技師の国家資格は必須としているものがよく見受けられます。
したがって、このパターンで細胞検査士になるのが一般的となっているようです。
細胞検査士養成所で学ぶ
ふたつめは、細胞検査士養成所という施設で学ぶ方法です。
細胞検査士養成所は「癌研究会有明病院付設 細胞検査士養成所」と「東京都多摩がん検診センター 細胞検査士養成所」の2箇所が存在していますが、ここには臨床検査技師もしくは衛生検査技師の国家資格を持つ人だけが通うことができます。
養成所では細胞検査に関する学びを中心に行っていくことになり、病院などで働きながらこの養成所で細胞検査士資格取得を目指す人が多いようです。
細胞検査士養成コースのある大学で学ぶ
みっつめが、細胞検査士養成コースのある大学で学ぶ方法です。
医学部や保健学部が中心となっていますが、全国的にも数はさほど多くありません。
細胞検査士養成所や養成コースのある大学の一覧については、下記のリンク先をご確認ください。