女性のプロダクトデザイナーのキャリアパス・結婚後の生活
女性のプロダクトデザイナーの現状
プロダクトデザイナーとして活躍する人の男女比は、おおむね7:3ぐらいではないかといわれています。
ひとくちにプロダクトデザインといっても、身の回りの小さなものから、業務用機器、医療機器、趣味・スポーツ・音響機器、移動機器・設備など多岐にわたります。
装身具や文房具などの「パーソナル用品」、美容・健康グッズや雑貨、キッチン用品などの「生活用品」など、では、実際に使用する人も女性が多く、女性デザイナーのほうが目立つ印象を受ける分野もあります。
近年は女性の視点を取り入れている製品も増え、女性デザイナーの人数はますます増加傾向にあり、分野によっては女性が半数近くを占める日も遠くないかもしれません。
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女性のプロダクトデザイナーの強み・弱み
とくに家電や家具、日用品などの生活に密着した分野において女性は活躍しやすく、優れたデザインを発揮する機会が多くなっています。
ただし、女性がロボットや鉄道のデザインをすることももちろん可能ですし、逆に男性が化粧品のデザインに関わることも珍しくありません。
プロダクトデザイナーは、男女関係なく働ける仕事だといえます。
プロダクトデザイナーの結婚後の働き方・雇用形態
プロダクトデザイナーとして家庭と仕事を両立させることは可能です。
プロダクトデザイナーとしては、生活そのものがアイデアの宝庫となり、家庭を持つ女性だからこそデザインできるものもあることでしょう。
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プロダクトデザイナーは子育てしながら働ける?
仕事と家庭やプライベートを両立させながら働きたいという人にも、プロダクトデザイナーはさまざまな働き方ができます。
プロダクトデザイナーの勤務先の選択肢は多岐にわたり、働き方も千差万別です。
もちろん、独立してフリーランスで仕事をする方法もあります。
時間に融通が利くため家庭と両立させることもできますし、専門学校や大学で講師をしたり、プロダクトデザイン以外にグラフィックデザインをしたりと自由に働くことができます。
また、自身や周囲の子育ての経験から育児グッズや子ども向けの製品などを手掛ける人も多くいます。
プロダクトデザイナーは女性が一生働ける仕事?
プロダクトデザイナーは、まだまだ女性が少ない職業です。
ただし、「グッドデザイン賞」の審査員を務める柴田文江をはじめ、女性のプロダクトデザイナーの活躍はめざましいものがあり、今後さらに増加することが考えられます。
男女問わず働ける仕事ではありますが、この仕事は「この人なら信頼できる」「この人にデザインを頼みたい」と選んでもらえるような実績を上げることが大切です。
はじめは「女性デザイナー」として特別視されたり、女性だからといって女性向け商品のデザインばかり任されたりすることもあるかもしれません。
しかし、その中で自分の実力を発揮し、周囲に認められれば、より活躍の幅も広がっていくでしょう。