女性のパタンナーのキャリアパス・結婚後の生活
妊娠・出産を希望するパタンナーには、それら大きなライフイベントを経て仕事をどうするかという問題がつきものです。
本記事では、女性のパタンナーの現状や結婚後の働き方などを紹介します。
女性のパタンナーの現状
パタンナーの場合、とくに経験者が優遇されやすい職業であるため、たとえ一度現場を離れていようと経験者であることは大きな強みとなります。
過去に長年のキャリアがあったり、さまざまなパターンを作ることができたりする力を持った人は再就職先も見つけやすいでしょう。
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女性のパタンナーの強み
女性パタンナーの最大の強みは、やはり女性が着る服を手掛ける際に自分の感覚や経験が役立つ点にあります。
男性パタンナーが女性の服をつくることももちろんありますが、実際に着用したときのイメージや着心地などは、やはり同性である女性のほうがより具体的に考えることができるでしょう。
また、ファッション・アパレル業界は圧倒的に女性のほうが市場が大きく、そこで働く女性のニーズが高いことも大きな強みといえます。
パタンナーの結婚後の働き方・雇用形態
パタンナーが企業に勤めて働く場合「残業ゼロ」というわけにはいきません。
パタンナーは常に納期を意識しなければならない仕事であるため、進行スケジュールより遅れていたり、納期が差し迫ってきたりすれば、間に合わせるために遅くまで残業をすることはやむを得ないのです。
男女問わず、育児中に残業なしで働けるか、時間短縮勤務が認められるかなどは、会社の考え方次第です。
育児と両立して働くための制度を用意している企業もありますが、小さな企業などで人手が足りなければどうしても残業せざるを得ず、仕事を続けていくのが難しくなってしまうかもしれません。
可能であれば契約社員やパート・アルバイトなども視野に入れながら、希望通りに働ける場所を探すとよいでしょう。
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パタンナーは子育てしながら働ける?
パタンナーは企業に勤めるだけでなく、フリーランスとして在宅で働くことが可能です。
フリーであれば会社勤めのように勤務時間に決まりがないため、落ち着いている時間帯に仕事を進めることも可能です。
仕事はインターネットで探したり、人脈を利用したりして探す人が多く、CADが使えれば受けられる仕事の幅もより広がります。
ただし、フリーで仕事を請ける場合も納期は当然意識しなければなりませんし、継続して仕事をもらうためにはクライアントとの信頼を築き上げることが不可欠で、会社に在籍する場合と同様、責任を持って仕事に向き合う必要があります。
パタンナーのキャリアパスのまとめ
ファッション・アパレル業界は女性が多く活躍する業界であり、近年では産休・育休を取得して働く人や、復帰したあとも時短勤務として育児と両立しながら長く働く人も多くいます。
また正社員としてだけでなく、アルバイトや派遣、業務委託、フリーランスなど多様な働き方があるため、自分のライフスタイルや理想のパタンナー像と照らし合わせながら、さまざまな働き方をすることができます。