航空会社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
航空会社社員に向いている性格・適性
サービス精神がある人
航空会社には、キャビンアテンダント(客室乗務員・CA)やグランドスタッフのように、お客さまと直接コミュニケーションをとっていく仕事もあれば、本社でデスクワークをしながら新しいサービスを考えたり、組織運営を支えたりしていく仕事もあります。
お客さまにサービスを提供する仕事に就くのであれば、「おもてなしの心」や「接遇能力」は必須です。
しかし、航空機を整備したり、自社の宣伝をしたり、新しいサービスの企画を考えたりといったそれ以外の多様な仕事も、最終的にはすべて「お客さまのため」につながってきます。
こうしたことから、航空会社社員は航空会社での仕事を通じて「人をワクワクさせたい」「人に感動や夢を与えたい」という思いのある人に向いています。
「ホスピタリティ精神」が強い人であれば、航空会社のどのような職種に就いても、前向きに仕事をしていくことができるでしょう。
協調性・チームワークを大事にできる人
航空会社の仕事では、チームワークの強さが求められる場面が多くあります。
地上であれ、機内であれ、自分一人だけの力で完結させられる仕事はありません。
常に他のスタッフやクルーと力を合わせ、問題を共有しながら目的に向かって働きます。
そのため、航空会社では協調性をもつ人が好まれる傾向があり、チームメンバーと一緒に働くことを楽しめる人に向いています。
体力と強い精神力がある人
航空業界は華やかに見られがちですが、いざ就職して働いてみると、現場は想像以上にハードだと感じる人が多くいます。
お客さまの前では笑顔で優雅な立ち居振る舞いを見せても、裏では分刻みのスケジュールで休む間もなく動き回っていたり、アクシデント発生時には緊迫した状況の中で問題解決のために奔走したりと、かなり体力が必要な仕事です。
また、日ごろから人命を預かるプレッシャーや責任感を抱え、お客さまから直接クレームを受けることもあるため、メンタルの強さも求められます。
物腰が柔らかであっても、芯の強さを持ちあわせている人が、航空会社社員には向いています。
20代で正社員への就職・転職
航空会社社員に向いていないのはどんな人?
航空会社社員の仕事にはさまざまなものがありますが、なかには勤務体系が不規則な部門や職種もあります。
そのため、規則正しく働きたい人には少々不向きです。
とくに、お客さまを直接相手にする部門で働く場合には、ルーティンワークのように、決まりきったことだけしていればよいわけではありません。
臨機応変な対応が求められ、その日の現場状況によって、休憩をとれる時間すらも変わってくることがあります。
本社勤務の場合など、一部の職種では比較的落ち着いた環境で働けますが、空港や機内などの現場では、イレギュラーな事態を嫌がらず、すぐに適応できる人のほうが望ましいといえます。