建設機械施工技士の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
建設機械を使う工事の施工管理に携わる
建設機械施工技士は、建設現場において各種建築機械を用いて工事を行う際に施工管理に携わる仕事です。
国土交通省が管轄する国家資格であり、複数ある施工管理系の資格試験のなかでは最も古くから実施されているものとなっています。
なお、建設機械施工技士は建設機械を動かすための免許というわけではなく、現場の責任者として施工の監督役を務めたり、主任技術者として施工管理を行うことができる資格です。
建築現場ではブルドーザー、ショベルカー、ロードローラーといった大型なものから小型なものまでたくさんの機械が使われていますが、一定以上の規模の工事において、こうした専門的な機械を扱って工事を行う際には、現場への建設機械施工技士の設置が義務付けられています。
したがって、多くの建設業界の企業において、建設機械施工技士が必要とされています。
20代で正社員への就職・転職
実際の業務内容
建設機械施工技士は、建設機械の運転操作や、土木技術・管理技術についての知識と技能を兼ね備えた責任者としての役割を務めることができます。
実際の業務としては、各種建設機械を使った施工計画の作成や管理を行ったり、工程管理、品質管理、安全管理などに携わっていきます。
なお、建設機械施工技士には「特定自主検査員資格(車検員)」が付与されるため、会社が保有する建設機械を自ら検査することも可能になります。
就職先・活躍の場
建設機械施工技士のおもな就職先や活躍の場は、大小さまざまな建設会社となります。
こうした企業で現場の技術者として実務経験を積んでいき、さらなるキャリアアップのために建設機械施工技士の資格を取得するのが一般的な流れです。
建設機械を用いて工事を行う会社では、施工管理に携わることができる建設機械施工技士資格を持つ人を積極的に採用したいと考えているため、すでに資格があれば就職や転職の際にはだいぶ有利になります。
建設機械施工技士になると資格手当がついたり、社内で役職がついてより責任ある仕事を任されるようにもなるでしょう。