建設コンサルタントのやりがい・楽しさ・魅力
建設コンサルタントのやりがい・楽しさ
社会への貢献度が高い
建設コンサルタントの仕事は、国や地方自治体などから受注するインフラ関係の案件が中心です。
ひとくちにインフラといっても、道路や橋、上下水道、発電所など、工事内容は多岐にわたりますが、いずれも非常に社会貢献度が高いという点は共通しています。
たとえば近年の日本は、台風や集中豪雨などが非常に多く、河川の氾濫や土砂崩れ、それに伴う浸水や地すべりなどの被害が多発しています。
残念ながら、生き埋めになったり、水に流されたりして、命を落とす人も増えています。
そうした被害を予防するために、防波堤や砂防ダム、護岸整備などの工事を企画・設計することが建設コンサルタントの仕事です。
人々の安全・安心な暮らしを守るという建設コンサルタントの仕事を通して、ほかでは得られない大きなやりがいや使命感、達成感を感じることができるでしょう。
自分の仕事が形として残る
建設コンサルタントが手掛ける構造物は、いずれもかなり大規模です。
そうした仕事は、社会貢献度の高さもさることながら、単純に「ものづくり」としての根源的な楽しさがあります。
自分が机の上で設計したものが、多くの人の手による長年の工事を経て完成し、その実物を実際に目にしたときには、大きな感動が得られるといいます。
自身の手掛けた構造物は、その後何10年、何100年という長きにわたって、その土地に残り続けます。
自分の仕事が大きなスケールで形となり、後世にわたって残り続けることが、建設コンサルタントのやりがいです。
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建設コンサルタントの魅力
仕事の幅が広く、飽きにくい
建設コンサルタントは、ひとつひとつの案件の規模が大きく、長期のスパンに及びます。
このため、一人ひとりの担当者は複数の案件を抱えながら、同時並行で作業を進めるケースが一般的です。
業務ごとに、内容も場所も関係者もまったく違いますので、建設コンサルタントは仕事に飽きることはあまりないでしょう。
昨日までは地方のインターチェンジ建設について住民説明会に参加したかと思えば、翌日からは東京で欧州の公共工事入札案件について業者と打ち合わせするなど、日々の仕事は目まぐるしく移り変わっていきます。
数日~数週間単位の出張もかなり多く、全国各地を訪れることができます。
体力的な負担が重いという側面もありますが、人や場所を変えながら、いつまでもフレッシュな気持ちで仕事に取り組むことができるでしょう。
転職しやすい
建設コンサルタント業界は、かなり人材の流動性が高い点が特徴的です。
即戦力として働ける人材は限られていますので、一通りの知識と実務経験、資格があれば、どこの企業からも引く手あまたです。
転職や復職をしやすい点も、建設コンサルタントの魅力といえます。
病気や家庭の事情などで仕事を離れなければならなくなった場合、一般的なサラリーマンであれば、条件に合致した再就職先を見つけることは決して簡単ではありません。
しかし、建設コンサルタントであれば、全国どこでも、また何歳であっても、働き口を見つけることができるでしょう。