建設コンサルタントの1日のスケジュール・生活スタイル
建設コンサルタントの業務スケジュール
建設コンサルタントが手掛ける仕事は、道路やトンネル、橋といった公共工事が中心です。
このため、クライアントである都道府県庁や市町村など、行政機関のスケジュールに合わせて働きますので、勤務時間は一般的な公務員と同じ、およそ8:30~18:00くらいとなります。
ただし、インフラ設備は工事規模が大きく、その予備調査やデータ収集、設計、施工管理などを担当する建設コンサルタントの業務量は膨大です。
公務員と比べると残業量はかなり多く、出張する機会も頻繁にありますし、建設予定地や調査地での泊まり込みの作業が連日続くこともあります。
公共事業関係の仕事は、限られた予算と納期をきっちりと守ることが求められますので、どうしても建設コンサルタントはハードスケジュールになりがちです。
監督官庁など各種関連組織との打ち合わせなども多く、建設コンサルタントは非常に忙しい仕事といえるでしょう。
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オフィスで働く建設コンサルタントの1日
自社のオフィスで働く建設コンサルタントは、基本的にクライアントの都合を優先して働きます。
工事のスケジュールや行政担当者の予定を先に決めて、そこから逆算するかたちで1日の行動計画を組んでいきます。
オフィスワークとはいえ、役場や建設業者、建設予定地を訪れるなど、外出する頻度も非常に高いため、空いた時間を有効活用してデスクワークを効率的にこなすことが求められます。
事務処理が間に合わないと、深夜まで仕事に追われてしまいます。
被災地で働く建設コンサルタントの1日
とくに建設コンサルタントが忙しくなるのが、自然災害に伴う災害復旧工事や復興支援にたずさわるケースです。
道路のアスファルトが割れた、トンネルが崩落した、橋が落ちたといった災害現場では、一刻も早い復旧作業が求められます。
元通りの生活が遅れないだけでなく、2次災害のリスクもありますし、食料や水、医療物資が届けられないと、人命に関わることもあります。
緊急時には、土日祝日も関係なく、不眠不休で働かなければならないこともあります。