自動車整備士のやりがい・楽しさ・魅力

自動車整備士のやりがい・楽しさ

多くのクルマに触れられる

自動車整備士は、日々多くの車の整備を行います。

とくに「中古車販売店」「整備工場」「町工場」などに勤務する場合には、1つのメーカーに限定せず整備を請負うケースが多いため、メーカーや新旧問わず幅広い車種を相手にする機会に恵まれています。

店舗によっては、普段触れることのないような高級車、めったにお目にかかれないようなスポーツカーやクラシックカーを整備できることもあるでしょう。

そのようなさまざまな車に、日々プロとして密接に関わっていけることが自動車整備士ならではの醍醐味です。

車をいじることが好きで仕方がない人にとっては、天職といえるでしょう。

難しいトラブルを解決した時

自動車整備の現場では、よくある不具合の症状からめったに発生しない珍しい症状まで、毎日さまざまなトラブルと出会います。

大きな事故をし、原型をとどめていないような車の修理を行うこともありますし、なかには不可思議な異音や異臭がするけれど、プロでないと原因が特定できない厄介なケースもありあります。

自動車整備士は経験の差が出やすい職業となり、熟練の整備士であれば、そのような難しいトラブルであってもすんなりと解決してしまうこともあります。

本来であれば普通の人では手が付けられないような問題を自分の腕で解決できた時、整備士ならではの大きな達成感ややりがいを感じられるでしょう。

サービス業としてのやりがいもある

自動車整備士は、単に車をいじるだけでなく、お客さまを相手にする「サービス業」の側面もあります。

たとえば、定期点検をした後に問題点をお客さまに報告するのは整備士の役目です。

他にも、事故車の修理をして、修理箇所や今後の事故防止のアドバイスをすることも整備士の役目です。

自動車というのは一般素人からみれば複雑で難解な代物であり、お客さまは自分の車に問題がないかをとても心配しています。

その分、自動車整備士がトラブルを解決し、車を元取りの万全な状態に戻したり、技術面からの適切なアドバイスをしてあげたりすると、まるで仏様を拝むかのように感謝されることもあります。

そのようなサービス業としてのやりがいも、整備士の仕事を通じて得ることができるでしょう。

自動車整備士の仕事内容

20代で正社員への就職・転職

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自動車整備士の魅力

手に職の技術が身に付く

自動車整備士は、単に整備士資格さえとればすべてパーフェクトに整備ができるわけではなく、資格以上に経験がものをいう職業です。

多くの車を整備し、車種毎の癖なども理解しながら、日々実力を磨いていきます。

下積みが大変な部分もありますが、逆にいえば、一度身に付けた技術の多くは一生ものとなり、身体に染み付いていきます。

経験さえつめば、年齢を重ねても続けやすい職業であり、将来的に自分で整備工場を持ったり、フリーランスとして活動することも可能です。

売り手市場である

昨今は「若者の車離れ」なども影響し、自動車整備士を目指す若い人が減ってきています。

全国的に整備士不足な状況となっており、国も整備士の育成などに動き出しているのが現状です。

「整備士を目指している人ならたとえ未経験・未資格でも来て欲しい」「ベテランの整備士なら喉から手が出るほど欲しい」といったような「売り手市場」ともなってきています。

こうした現状は、整備士側からしてみれば追い風が吹いている好都合な状況です。

整備士として十分な経験を積めば、将来的に転職などを有利に進められることも多くなってくるでしょう。

整備士ならではのうれしい恩恵も

自動車整備士になると、次のようなうれしい恩恵が受けられることがあります。

<自動車整備士ならではの恩恵>
・新車や中古車を、安く購入することができる(ただし店舗にもよる)
・マイカー用の部品やパーツを、安く購入することができる(ただし店舗にもよる)
・仕事後に、職場の設備や工具などを使いマイカーのメンテンナンスが行える
・車検、整備、修理などをプライベートでも自分一人の力で行えるようになる
・とっさの事故やトラブルでも、整備士の技術的知識を用いて適切な対応がとれるようになる
など

このように、プライベートな面でも、さまざまなメリットが生じてきます。

とくに車をよく買い換える人や、車いじりにお金を掛ける人によっては、有利な環境となってくるでしょう。