ITアーキテクトに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

ITアーキテクトに向いている性格・適性

全体を見ることができる

ITアーキテクトはビジネス・システムの両面からITアーキテクチャの最適化を行うため、「全体を見ることができる人」に向いている仕事です。

部活動などでリーダー経験のある人や、シミュレーションが好きな人など、目先のことだけでなく広く物事を見ることができる人は活躍できるでしょう。

リーダーシップがある

ITアーキテクトは、ITアーキテクチャの構築においてリーダーのような存在です。

スムーズに案件を進めるためには、ITアーキテクトは設計の他にも、設計の意図や進捗状況を関係者に伝えたり、技術的なフォローをしたりとリーダーシップを発揮してメンバーを引っ張っていくことが大切です。

コミュニケーション能力

ITアーキテクトは多くの関係者とのコミュニケーションを行いながら、システムの構築における希望や利害関係などをうまく調整することも求められます。

コミュニケーション能力に加え、意見をまとめるファシリテーションの能力もあるとよいでしょう。

ITアーキテクトになるには? おすすめの資格はある?

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ITアーキテクトに必要なスキル・能力

本質を捉える能力

ITアーキテクトは、ビジネスの目的を理解し、ビジネスプロセスやシステムの何を解決するべきかを考えて設計を行います。

物事の枝葉末節を切り落とすことができてこそ、複雑な状況を単純なモデルに置き換えたり、本質的に考えたりすることが可能です。

説明能力

ITアーキテクトはシステムの全体像を企画し提案することも仕事ですので、クライアントが意思決定を正しく行えるようにしっかりと説明を行う必要があります。

専門用語に頼らず、相手に合わせて明快な言葉で説明することが大切です。

体力・精神力

ITアーキテクトは、ITアーキテクチャ構築の上流工程における作業や、関係者のさまざまな意見調整を継続的に行うことが求められます。

納期の問題から一時的に遅くまで仕事をすることもありますし、責任の大きさや関係者からの反対意見などがストレスになることもあります。

これらに耐える強い体力と精神力が備わっていてこそ、一流のITアーキテクトといえるでしょう。

ITアーキテクトに向いていないのはどんな人?

技術志向の強い人

ITアーキテクトは常に新しい技術に触れ、現場で応用できる可能性を検討することが求められますが、あくまで顧客の利益がプロジェクトの目的です。

自分が新技術を試したいがために、顧客利益を損なうようなことがないように、技術的な好奇心はそこそこに抑える必要があります。

説明が苦手な人

ITアーキテクトは多くの関係者の前でさまざまな説明を行う機会があります。

知識が豊かな一方で説明が苦手な人ほど、素人相手にも専門用語を使ってしまいがちです。

正確に説明することはもちろんですが、聞き手の知識量や知りたい内容に合わせて、柔軟に説明できるよう普段から訓練することが大切です。