フラワーコーディネーターの年収はいくら? 給料についてくわしく解説
フラワーコーディネーターの平均年収・給料の統計データ
フラワーコーディネーターの平均年収・給料の統計データを見ると、平均的な会社員よりも低めの水準だといえます。
ただしスキルや経験が求められる仕事なので初任給は低めですが、デザインセンスや技術が認められると高収入も可能です。
地域や勤務先、スキルによって給料に差が広がるので、就職前に確認しておきましょう。
またボーナスが支給されないことも珍しくありませんが、深夜・休日手当が上乗せされる場合もあるので、福利厚生にも注目することをおすすめします。
フラワーコーディネーターの平均年収・月収・ボーナス
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
フラワーコーディネーター (Indeed) |
329万円 | 時給 1,012円 |
日給 1.1万円 | ||
月給 20.9万円 | ||
フラワーアレンジメント (求人ボックス) |
343万円 | 時給 1,000円 |
派遣時給 1,252円 | ||
月給 29万円 | ||
フラワーアーティスト (転職ステーション) |
291万円 | 月給 18.6万円 |
フラワーデザイナー(フラワーアレンジメント) (給料バンク) |
- | 月給 25万円 |
フラワーコーディネーターの各社の統計データを見てみると、平均年収は約291万円〜329万円程度、月給は18.6万円〜29万円でした。
年収はそこまで大きな差はありませんが、月給は地域や店舗、経験、スキルにによって大きな差があるようです。
またアルバイトの場合は時給1,000円程度、派遣社員の場合の時給は1,252円、日給は1.1万円となっています。
フラワーコーディネーターの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
上記の平均額から手取りを算出すると、平均月収は15万円〜23万円、平均年収は233万円〜263万円となります。
ボーナスが4ヶ月分支給される場合は、60万円〜92万円程度です。
しかし実態を見てみるとボーナスは店舗によって扱いが異なり、年間に支給されるボーナスは月給1ヶ月分の店舗や、0円の店舗もあります。
なお、フラワーコーディネーターの初任給は、15万円前後が相場です。
フラワーコーディネーターの福利厚生の特徴は?
フラワーコーディネーターの福利厚生は、店舗や企業によっても異なりますが整っていることが多いようです。
有給休暇や社会保険が完備されているのはもちろん、交通費支給、健康診断が受けられたり、深夜勤務や残業が発生すると特別手当の支給が出る場合もあります。
20代で正社員への就職・転職
フラワーコーディネーターの給料・年収の特徴
景気の影響を受けやすく不安定
フラワーコーディネーターの就職先は、個人が経営する花屋や園芸ショップになることが多いため、給料や年収はそれぞれの店舗の経営状態によって異なるのが特徴です。
花は生活必需品ではないため、どうしても世間や景気の影響を受けやすくなります。
人々の生活や企業の経営に余裕があるときは花の売り上げも好調になる一方で、生活費や経費を削りたいときに真っ先に節約の対象にされてしまう傾向にあり、どちらかというと給料は不安定です。
ボーナスがない場合もある
フラワーコーディネーターは正社員として働いていても、ボーナスがないことも珍しくありません。
ただしブライダル関係の仕事の場合は、土日や祝日の出勤が多くなるので、休日出勤の手当がつくこともあります。
フラワーコーディネーターの勤務先別の給料・年収
フラワーショップ・園芸ショップ
フラワーコーディネーターの勤務先は、ほとんどがフラワーショップか園芸ショップになります。
ここでの年収は250万円程度が一般的で、正社員として働いていてもボーナスがないことも珍しくありません。
ボーナスがない場合の給料は、月収20万円程度となります。
ブライダル関係の企業
ブライダル関係の企業で働く場合の年収は約260万円、月給は約16万円〜22万円程度が相場です。
やはり給料・年収は、企業規模が大きくなるほど高くなる傾向にあります。
休日出勤や残業に対して手当てが支給される会社もあるので、就職前に確認しておくのがおすすめです。
フラワーデザイナー教室の講師
フラワーデザイナー教室の講師として働くフラワーコーディネーターの場合、年収は250万円程度、月給16万円〜21万円程度が相場です。
ひとくちに講師といっても、フラワーデザイナーを養成する専門学校や、趣味でフラワーデザインを教えるカルチャースクールなどがあります。
20代で正社員への就職・転職
フラワーコーディネーターの正社員以外の給料・年収
派遣社員
契約社員として働くフラワーコーディネーターの平均時給は、時給1250円程度です。
これをもとに年収を算出すると、1日7時間・週5日働いたとすると月給17.5万円、年収は210万円程度となります。
アルバイト
アルバイトとしてフラワーコーディネーターで働く場合、たとえば都内での時給の平均は1,000円〜1,200円程度が一般的です。
同じアルバイトでも、未経験者やアシスタント扱いの場合はもっとも低い時給になることが多くなります。
フリーランス
フリーランスとして働くフラワーコーディネーターの給料・年収は、年収100万円台〜1,000万円以上と人によって大きな幅があるのが特徴です。
たとえばスクール講師は1時間5,000円〜10,000円程度、ブライダルブーケは1点につき15,000円〜20,000円程度が相場ですが、どれだけ仕事ができるかで収入が決まります。
独立・開業
独立して、フラワーショップやフラワーアレンジメント教室を開業することも可能です。
たとえば、フラワーアレンジ教室で年収400万円〜600万円を稼ぐ人もいます。
また有名フラワーコーディネーターとして知名度がアップすると、大口契約の依頼によって年収数千万円になる人もいるため、年収1,000万円以上も夢ではありません。
フラワーコーディネーターが収入を上げるためには?
フラワーコーディネーターとして収入を上げるには、独立・開業して名前を売り、指名の仕事をたくさん取れるようになることが大切です。
センスが認められればフラワーコーディネーターはアレンジメントで大型案件を受けたり、フラワーコーディネーターを養成する民間の専門学校などで講師をしたり、幅広い活躍ができます。
とくにフラワーコーディネーターは女性に人気の習い事のひとつなので、月謝をもらうことで比較的安定した副収入を得ることが可能でしょう。
普段は自分のショップで働き、週に何時間か講師をしながら稼ぐフラワーコーディネータもいるので、工夫次第で収入アップが目指せます。