DTPオペレーターの1日のスケジュール・生活スタイル
DTPオペレーターの勤務時間
納期に追われる仕事
DTPオペレーターが勤務するデザイン事務所や編集プロダクションは、大抵の場合10時から19時が勤務時間とされています。
しかし、常に納期のある仕事なので、残業が発生するのは当たり前と考えておいた方がよいでしょう。
DTPオペレーターが制作する広告や、セールスプロモーションツールには、すべて納期が決まっており、そこから逆算してスケジュールが組まれるのが一般的です。
たとえばポスターを作る場合、初校、2校、入稿、色校正と、順調に運んでも4回のクライアントへの提出、赤字戻し、修正を繰り返します。
途中で掲載する内容が変わったり、なかなかOKが出なかったりすると、3校、4校と追加され、ますますスケジュールが厳しくなっていきます。
クライアントからの赤字戻しが遅れた場合でも、次の提出日までに間に合わせて修正作業を進めなければならないことが多いため、残業は日常的に繰り返されてしまうのが実情です。
広告・出版業界の残業の常態化
広告・出版業界全体として、このような環境からあまりの忙しさにストレスを抱えたり、身体を壊したりして業界を去る人が後を絶たず、残業の常態化は社会問題となっています。
近年では、残業になった場合は、翌日遅めの出勤が許されるなど、柔軟な勤務体制をとる会社が増えてきていますし、業界全体としても労働時間の改善に取り組んでいます。
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DTPオペレーターの休日
休日出勤があることも
ほとんどのデザイン事務所や編集プロダクションは、一般的な企業と同じように土日の週休2日制を採用し、正月やお盆などの長期休暇も設けています。
しかし、DTPオペレーターは締め切りに追われる仕事であるため、どうしても提出日までに作業が終わらない場合は、休日出勤もやむを得ないのが実態です。
勉強をする人が多い
グラフィックデザイナーを目指すDTPオペレーターは、休日も最新の情報を収集したり、デザイン本に目を通したりと、よりスキルアップするための勉強にも取り組んでいます。
他にも、コンテストに応募するための作品制作、自分のポートフォリオの制作など、自宅のパソコンを使って自分の将来のために努力を欠かさない人が多いのが特徴です。