コンサルタントの仕事は激務?

体力と精神力が必要な仕事

コンサルタントは、世間一般的に「忙しそう」「激務」といったイメージのある職業です。

コンサルタントの仕事は常にクライアントのスケジュールに合わせておこなわれることになり、提示された期限までになんとしてでも解決策を提案しなければなりません。

しかし、ひとつの問題を解決するためには、たくさんの関係者にヒアリングをおこなったり、膨大な量の資料を読みあさったりしたうえで分析や調査を進めていく必要があり、大変な労力と手間がかかります。

クライアント向けのミーティングやプレゼンテーションの期限が迫っているときには、昼食の時間もままならないことや、徹夜で作業にあたらなければならないこともあるでしょう。

コンサルタントとして活躍するためには、ある程度の体力と精神力を備えておくことが必要不可欠といえます。

さまざまな人たちと関わる大変さ

コンサルタントの大変な部分の一つに、打ち合わせや交渉ごとで幅広い分野の人たちと関わることも挙げられます。

毎回新たなクライアントに出会い、一から人間関係を築くことになるので、お互いに慣れるまでにはそれなりの時間もストレスもかかります。

さらに、ひとつのクライアント企業のなかにもさまざまな部署や役職の人がいるため、ときには社員同士の価値観や考え方の違いから、社内での意見がすり合わないケースもあります。

コンサルタントはそういった人たちの調整役としての役割も果たしながら、クライアントをひとつの方向に導いていくことが求められているのです。

コンサルタントは新しい出会いの中に積極的に飛び込んでいける社交性や、人と人の間を上手に取り持つことができる高いコミュニケーション能力があってこそ続けていける職業だといえるでしょう。

忙しさはプロジェクトや役職によって大きく変わる

コンサルタントの仕事が激務かどうかは、そのときに関わっているプロジェクトの進行度合いや、自分自身の役職によっても大きく変わるでしょう。

プロジェクトが大詰めの段階に入れば、なんとしても納期に間に合わせるために、残業や休日出勤をして仕事を進めなければいけないケースもあります。

また、役職が上がり「マネージャー」になれば、上司からの指示を受けて調査や分析をおこなう立場から、プロジェクトを完了させる責任を負う立場に変わります。

マネージャーはプロジェクト全体の進行役として、「クライアントとの調整」「部下への仕事の割り振り」「予算の管理」など、さまざまなことを自分一人でこなさなければいけません。

このように、役職が上がれば自分が果たすべき仕事の範囲が大きくなるため、それにともない残業時間も長めになる傾向があります。

近年は働き方を改善する動きも

ここまで説明したように、コンサルタントの仕事はほかの業種に比べて忙しい傾向にあることは間違いありません。

しかし、政府主導の「働き方改革」の影響もあり、近年はコンサルタント企業においても働き方を改善する動きが見られます。

とくに最近は女性コンサルタントが増えていることも、企業が働き方を見直すきっかけの一つとなっています。

働きやすい環境が整うことで優秀な人材を確保できることにもつながるため、今後も各企業で「働きやすさ」への積極的な取り組みが進められていくと予想されています。