ゲーム制作に関わる仕事の種類(13選)(読了時間:8分43秒)

子どもから大人まで、みんなを夢中にさせてくれるゲーム。

これまでゲームにのめり込んだことがある人なら、きっと一度くらいは「自分も面白いゲームを作ってみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか。

そのように、私たちが普段何気なく遊んでいるゲームは、企画を立てる人、ストーリーを考える人、絵を描く人、プログラムを組む人…大勢の専門家の手によって作られています。

今回は、そんなゲーム制作に関わる代表的な職業を紹介していきます。

ゲームの企画に携わる仕事

あらゆるゲーム作品は、まず「こういうゲームを作りたい」という制作者のアイデアやコンセプトを基に生み出されていきます。

まずは、そのような企画部分に深く携わっていく仕事を紹介しましょう。

ゲームデザイナー」は、ゲームの企画や基本設計を行う仕事です。

似たような仕事に「ゲームプランナー」がありますが、ゲームデザイナーがゲームの世界観やストーリー、ゲームシステムなどまで広く考えていく(デザインする)のに対し、ゲームプランナーは、どのようなゲームにするかアイデアを出し、作品のコンセプトやテーマを考えてプランニングしていくといった点に重きが置かれることが多いようです。

ただし、どちらの仕事も、市場のニーズやトレンドを調査し、プロデューサーやディレクターの意向も反映させながら、どのようなゲーム作品にするかアイデアを出して企画書を作成させていきます。

続いて、ゲーム作品のシナリオの構成とストーリーを作る「ゲームシナリオライター」が挙げられます。

物語を作ることがゲームシナリオライターのおもな役割ですが、ゲームプランナーなどと一緒に、作品の企画段階から全面的に参加することもあります。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、ゲームの企画や基本設計を行う仕事で「ゲームプランナー」と呼ばれることもあります。

マーケティングを行い、これからどのようなゲームが流行りそうか、消費者が何を求めているのかをきちんと把握したうえで、具体的な企画内容に落とし込み、仕様書を作ります。

作品の大元となる部分を作る役割を担いますが、ときにはシナリオ作成やプログラムにまで関わることもあるため、ゲーム開発の全般的な知識が必要とされる仕事です。

ゲームプランナー

ゲームプランナーは、おもにゲームの企画に携わる人のことをいいます。

ゲーム制作は、市場のニーズやトレンドを調査し、作品のコンセプトやテーマを考えるところからスタートします。

その後、プロデューサーやディレクターの意向も反映させながら、どのようなゲーム作品にするかアイデアを出して企画書を作成します。

開発スタッフによって実制作がスタートすると、コンセプトに沿った開発が進められているかを随時チェックしたり、もし方向性の微修正が必要になった場合などには、ゲームプランナーが具体的な指示を出しながら現場をまとめていくこともあります。

ゲーム制作の幅広い知識と経験が求められる仕事です。

ゲームシナリオライター

ゲームシナリオライターは、ゲーム作品のシナリオの構成と、ストーリーを作る仕事です。

プロデューサーやディレクターと一緒に企画段階から全面的に参加することもあれば、でき上がっているキャラクターや世界観に基づいてストーリーを考えることもあります。

キャラクターの外見やエフェクト、背景、BGMなど、ストーリー構築に欠かせない要素までシナリオに落とし込んでいく必要があります。

ディレクターがシナリオライターを兼任することも珍しくはありません。

グラフィックやプログラム、サウンドに関連する仕事

ゲーム制作は、絵を描く人、音を作る人、プログラミングをする人など、たくさんの人の手によって行われていきます。

また、絵に関わる仕事も担当する内容によって何種類かに分けることができます。

「ゲームグラフィックデザイナー」は、ゲームに登場するキャラクターやアイテム、背景などのグラフィックを作る仕事です。

同様の仕事として「CGデザイナー」がおり、どちらもディレクターやプランナーから伝えられたイメージに沿い、コンピューターと専門のソフトを用いながら、2次元または3次元のグラフィックスを作成していきます。

また、ゲームの世界観を決定するうえで重要なキャラクターをメインで作るのが、「キャラクターデザイナー」といわれる人たちです。

3DCGを駆使したゲーム作品では、より立体的なイメージを作り上げる必要があります。

次に、音を作る仕事を紹介します。

サウンドクリエイター」は、ゲームの作品内で使われるBGMや効果音を作る仕事です。

おもにパソコンを使ったDTMによって、作品の世界観にマッチした音を大量に作り上げていきます。

また、実際の人の声がキャラクターに使われることも多くあり、そこでキャラクターを演じるのが「声優」です。

こうして、たくさんのクリエイターによって作られた絵や音などの素材は、「ゲームプログラマー」の手によってプログラムされることで作品になっていきます。

ひと通りプログラムされたものは「ゲームテスター」がチェックし、もしバグや不具合が見つかった場合には再びプログラマーが修正作業を行い、ようやく完成となります。

このような、ゲーム制作の現場で活躍するクリエイターたちは「ゲーム制作会社社員」として働くことも多いです。

ゲームグラフィックデザイナー

ゲームグラフィックデザイナーは、ゲームに登場するキャラクターやアイテム、背景、ユーザーインターフェイスなどあらゆるグラフィックを作る仕事です。

ゲームディレクターやゲームプランナーから伝えられたイメージやシーンに沿い、コンピュータを使って絵をCG化していきます。

ゲームプログラマーなど、他の開発職と連携をとりながら仕事をすることもあります。

画力や美的感覚はもちろんですが、各シーンに応じたリアルな質感や空気感をグラフィックで表していく高い表現力も求められる仕事です。

CGデザイナー

CGデザイナーは、コンピュータを使い、2Dや3Dのグラフィックスを作成する仕事です。

キャラクターや背景など、デザインするものはたくさんあります。

CGデザイナーは、まずデッサン画を元に形状データを起こす「モデリング」という作業を行い、画面に配置したのち、光源などを加えながらリアルな形状にし、必要に応じてさまざまな動きや効果を加えていきます。

絵のセンスや技量はもちろんのこと、コンピュータをうまく使いこなせることも重要です。

キャラクターデザイナー

キャラクターデザイナーは、人物をはじめ、モンスターやロボット、マシンなど、ゲームに登場するさまざまなキャラクターをデザインする仕事です。

キャラクターはゲームの世界観を表現するための重要な要素になるため、企画段階から参加することもあります。

また、ゲームのキャラクターは動くことが前提となっているものが多いため、その点まで考慮したデザインを作り出すことが求められます。

デザイン能力や独創性、ゲーム制作の知識など多様なスキルが求められます。

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲームの作品内で使われるBGMや効果音を作る仕事です。

作品の世界観にマッチした楽曲を作曲するため、音楽理論や知識、センスなどが求められます。

また、作業は基本的にパソコンを使ったDTMで進めていくため、パソコンやソフトウェアに関する知識も必要とされます。

効果音まで含めると莫大なサウンドが必要となるため苦労は大きいですが、有名なゲーム作品に携わると、音楽だけを切り取ったサウンドトラックが発売されることもあります。

声優

声優は、アニメやゲームなどに出てくるキャラクターに「声」を吹き込む仕事です。

このような声を吹き込む作業のことを、業界用語で「アフレコ」もしくは「アテレコ」といい、声優はシーンごとに自分が担当するキャラクターの声を、映像を見ながら当てていきます。

声はキャラクターの印象を決定する重要な要素となっており、声だけでさまざまな役柄を演じる表現力が求められます。

声優は普段、顔を出して活動することはほとんどありませんが、人気が出てくると歌手としてCDデビューをしたり、コンサート・イベントに出演したり、舞台俳優としての仕事をすることもあるなど、マルチな活躍を見せる人もいます。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、ゲーム制作現場においてプログラミングをする仕事です。

C++やC言語などの開発言語を駆使し、企画書や仕様書などに沿って、キャラクターや背景、音楽などが意図した通りに動くようにプログラムを組んでいきます。

でき上がったプログラムは必ずチェックされ、もし不具合が見つかった場合には再びプログラマーが修正作業を行い、最終チェックが終わればようやくゲームが完成となります。

大勢の専門スタッフが関わってきたゲーム作品を完成形にするための重要な役割を握っています。

ゲームテスター

ゲームテスターとは、ゲーム作品の開発段階の最後にゲームをプレイして、バグなどがないかチェックする仕事です。

ただゲームを遊ぶだけでなく、どのような細かな不具合でもレポートにして、開発現場へ伝える必要があります。

アルバイトとして働く人も多くいますが、発売前のゲームに触れることから守秘義務が課せられます。

ユーザに満足してもらえるゲームを届けるため、またゲームの品質を守るためには欠かせない仕事となります。

ゲーム制作会社社員

ゲーム制作会社社員とは、ゲームの開発を手掛ける会社に勤める人のことをいいます。

一般的に、ゲームメーカーが自社でゲームの企画・開発・販売まで行うのに対し、ゲーム制作会社ではおもにゲームメーカーから仕事を依頼され、開発部分の仕事を行うことが多くなています。

ゲーム制作会社では、ゲームプログラマーやCGデザイナー、サウンドクリエイターなど、ゲームを作り上げていく専門スタッフが多数活躍しています。

最近ではソーシャルゲームの需要が大きくなっており、小さな会社まで含めると全国にたくさんのゲーム制作会社があります。

ゲーム制作の現場を管理する仕事

ゲーム制作の現場では、何十人以上ものスタッフがクリエイターが動くこともあるため、プロジェクトチームを管理したり、スケジュールや予算について確認したりする人が必要になってきます。

そのような管理の仕事に携わるのが、「ゲームプロデューサー」です。

ゲームプロデューサーは、ゲーム制作現場を統括するポジションであり、作品を開発する際に必要な予算面の管理、制作メンバーのチーム編成、スケジュール管理などに関する責任を負います。

また、「ゲームクリエイター(ディレクター)」も、開発現場の全体を見ながら、必要に応じてアドバイスを出したり、もし問題が発生した場合には的確に指示を出したりし、現場がうまく回るように調整していきます。

ゲームプロデューサーやゲームクリエイターは、ゲームの企画段階から発売にいたるまで、全体を広く見ていくことが特徴です。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲーム制作現場を統括するポジションであり、作品を開発する際に必要な予算面の管理、制作メンバーのチーム編成、スケジュール管理などをする仕事です。

現場の仕事に自らが直接関わるというよりも、開発現場のトップとして全体を管理し、発売までの指揮をとります。

ただし、企画や立案にも深く携わるためゲーム制作の知識は不可欠であり、開発現場で経験を積んだ人がプロデューサーになるケースが大半です。

ゲームクリエイター(ディレクター)

ゲームクリエイター(ディレクター)は、ゲーム制作の現場監督として、開発スタッフをまとめ上げる仕事です。

デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなど大勢のスタッフが関わる開発現場の全体を見ながら、必要に応じてアドバイスを出したり、もし問題が発生した場合には的確に指示を出したりしながら、現場がうまく回るように調整していきます。

ゲームは納期ありきで作られていくため、スケジュール管理を行うことも重要な仕事です。

また、開発前の企画部分にも中心となって参加します。

一般的に、大きな作品になればなるほど、関わるスタッフの数も増えていきます。

それぞれの専門知識やスキルを生かしながら、協力してひとつの作品は作り上げられていきます。

私たちが遊んでいるゲーム作品は、まさにプロフェッショナルが発揮したチームワークの結晶体といえるでしょう。

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