声優専門学校を目指した理由
小さい頃からとても漫画が好きで幼少期はずっと漫画家になりたいと思っていました。
しかし、物事つくころからアニメの素晴らしさを感じて、元々あるストーリーを表現することに魅力を感じるようになり、声優の道を目指しました。
声優専門学校で学んだこと・役に立っていること
声優科の主となる内容は2つあって、1つは発声、もう1つは表現力です。
それらどちらも声優として仕事をするうえでとても大切で役に立っています。
その他にも忍耐強さもとても学びました。
演劇の指導の時の講師がとても厳しかったのですが、そのおかげで仕事で助言をもらった時も素直に吸収できるようになったと思います。
声優専門学校の雰囲気
学生の性格としては非常にいろいろなタイプの人がいました。
特に1年時は(学校によっても異なると思いますが)俳優を目指す人やナレーター志望、歌手志望などいろいろな人が一緒になって学んでいたこともあって、明るい人から職人気質のような人までさまざまでした。
しかし、学校に来るだけあってみんなしっかり目標に向かって努力していました。
男女比は半々くらいだったと思います。
声優専門学校で楽しかったところ
共通の目標に向かって仲間と努力したということが今思うと楽しかったなと思います。
特に、劇では同じものをたくさんの人が一緒になって作り上げている感じが未だに印象に残っています。
また、それまでは漠然とした夢だったものに対して、プロの方から専門的な技術から考え方までいろいろなことを教われたのが楽しかったです。
声優専門学校でつらかったところ・大変だったところ
授業の中には厳しいものも多くて、特に私は最初演劇が苦手だったこともありつらかったです。
体で表現することがとても恥ずかしかったです。
ただ一番つらいと思ったのは、自分のアフレコしたものを自分で見返した時でした。
想像していたものと全く違って、上手い人やプロの方との目に見えない差をとても感じてつらかったです。
声優専門学校の卒業後の就職先・進路
現在私はアニメ制作の下請け会社に勤めていて、声優の仕事はしていません。
当時の仲間も声優だけで生活している人はほとんどいないと思います。
それだけ声優になることは難しいと考えて良いと思います。
ただ、声優だけでとなると大変ですが、時々声優もしながら他の仕事もしているという仲間は意外と多いです。
声優専門学校卒業後の所感・メッセージ
正直なところ学校に入るまでは、声優は俳優などとは違い声だけだから声さえしっかり出せれば良いと思っていました。
しかし、それは全く違って、声だけだからこそ伸ばすことが難しいということを知りました。
そんな中で仲間と一緒になってアフレコをしたり劇を演じたりするのは、たとえ卒業後に声優の仕事に就けなくても良い思い出になっています。
デメリットではないですが、声優について学ぶことで純粋にアニメを見れなくなるとは思います。
アニメを見ながらでも「この方はどうやって声を出しているんだろう」「どういうテーマで声を当てているんだろう」など考えるようになります。
難しい仕事ではありますが、やりがいもありますし学びがいもあります。
声以外でも学校ではたくさんの事を教わるので気合いを入れて何でもやる姿勢がとても大切です。