教育学部卒業生の体験談・就職先まとめ
学校教育コースを目指した理由
小学生の頃に担任していただいた先生たちに、当時から憧れを持っていました。
中学生や高校生になり、進路選択について考えるようになったときに、憧れていた先生方といつか一緒に仕事ができたら、同じような仕事に携われたらという気持ちが大きくなりました。
だから、小学校の免許が取れる学校教育学部への進学を目指しました。
学校教育コースで学んだこと・役に立っていること
現在兵庫県内の小学校で教員をしています。
私の出身大学は兵庫県の教員育成に特化しており、日々変わりゆく教育情勢についてもさまざまなことが学べたので、実際に現場で働くなかで、スムーズに順応していけたと思います。
また、教員採用試験の対策にも教授の方々は協力的だったので、非常にありがたかったです。
学校教育コースの雰囲気
車がないと不便な場所ですが、校内の学生同士での関わりが主になるので、学生同士の仲がいいです。
小学校の教員を目指す人がほとんどなので、女子の割合が多いです。
教授は学校現場経験者の方も多いので、現場に則した話を聞くこともでき、とても勉強になります。
学校教育コースの楽しかったところ
4回生になり、教員採用試験が迫ってくると、自分のコースだけではなく、他のコースの人たちと一緒に勉強したり、模擬面接をしてアドバイスしあったりできたので、試験勉強は苦ではなく、楽しく乗り越えることができました。
学校教育コースのつらかった・大変だったところ
私は学内でも少数派の自宅から通学していた学生なのですが、周りは寮や下宿の子がほとんどで、馴染んでいくのに時間がかかりました。
友だちが少なかった頃は寂しくてつらかったです。
試験はレポート形式が多く、いくつものレポートを仕上げる必要があったので大変でした。
コツコツ取り組めば大丈夫です。
学校教育コースの卒業後の就職先・進路
教員養成系の大学ということで、ほとんどが小学校や中学校の教員になります。
試験に合格できなくても、臨時講師として現場に出て、採用試験合格を目指します。
まれに企業に就職したり、NPO法人の職員になったりする人もいました。
卒業後の所感・メッセージ
大学時代に学んだことを現場でしっかり活かせれば、即戦力になることができます。
しかし、現場に出てからも学ぶ姿勢でいなければ、数年できつくなってきます。
実際、私の大学出身の教員は、始めは他の大学出身の学生に比べて優秀だと言われますが、数年経つとダメになると言われることもあります。
大学で学んだことを現場に出てから活かしつつ、現場でもさらに学んでいくことが長く働くなかで大切かと思います。
初等国語学科を目指した理由
子どもの変化や成長する様子を見るのがとても楽しくて、一生の仕事にしたいと考えたためです。
それは中高生になり、所属していた「子ども会」の運営や宿泊行事のリーダーを務めていた際に感じたものです。
初対面の子が長年の親友のような感じで打ち解けたり、年下の子が入ってきてリーダーシップが芽生えたりと子どもの変化を近い場所で見守ったことを通じ、そう思うようになりました。
初等国語学科で学んだこと・役に立っていること
教育の歴史、各科目別の教育法等、教師になるにあたって必要なことを一通り学びました。
その中で一番心に残っているのは教育実習です。
教育実習では、学生みんなが一回りも二回りも成長できたように思います。
実習に行くまでは、インプットの授業が多く、仕方なしに勉強している部分もありました。
しかし、実習を経験して、知識が実践の土台となることを体感できました。
初等国語学科の雰囲気
教員を目指している人が多いため、真面目で落ち着いたタイプの人が多いです。
一、二年から学校でボランティアをしている人も半分近くいました。
男女比は、学部全体はほぼ1対1です。
小学校教師を目指す学科は4対6、中高の教師であれば教科ごとに大きく異なります。
初等国語学科の楽しかったところ
学科の皆と仲良くなれることです。
人数があまり多くなく、そのメンバーで同じような授業を取るので、自然と仲が深まりました。
小学校教員を目指す場合、授業で合唱や調理実習、リレー等を行うので、小学校に戻ったような気持ちになれるのも良かったです。
初等国語学科のつらかった・大変だったところ
教育実習がとにかくハードでした。
遅刻厳禁なのは当然として、3週間ろくに寝ずに授業準備の日々。
思った以上のつらさに教員を諦める人もいましたが、周囲に一般就職を考えている人が少なく、就活中のモチベーション維持で苦労していました。
その反面、何となく教育学部に進学した人が「絶対教員になる!」と断言するようになったり……。
人生が変わる3週間でした。
初等国語学科の卒業後の就職先・進路
8割教員、1割大学院、その他1割といった感じです。
教員組で採用試験にストレート合格できたのは6割くらいでした。
残りの4割は臨採をしたり、非常勤とアルバイトで食いつないだりして、採用試験を再受験して正規採用された形です。
卒業後の所感・メッセージ
他学部で教員免許を取得することもできます。
ただ、元々の学部の勉強+教員免許を取るための勉強はかなりハードだと聞きます。
教育学部では、教員を志す仲間が多く、卒業後もその繋がりは生きてきます。
大学によっては複数の校種(幼小中高の免許など)も取得できるので、教師になることを考えている人は、教育学部に入ることをお勧めします。
小学校教員養成学科を目指した理由
「小学校の先生になりたい」という思いがあり、実際に教員免許取得に必要な単位を履修できる大学、学科をさがしていました。
実際に学校現場への就職実績の高さや、授業や実習内容などをパンフレットや口コミを参考にしながら決めました。
小学校教員養成学科で学んだこと・役に立っていること
卒業後学校現場で働くことはできましたが、今はやめてしまっています。
しかし、児童心理や子どもの発達、教育についていろいろと考えたり見たりしてきたことは、現在の自分の子育てや他の仕事をして子どもと関わる際にも、知識・経験として役立っています。
小学校教員養成学科の雰囲気
教育学部のなかでも、小学校の教員養成課程は男女比も半々くらいで、年齢層も現役から一度社会に出てもう一度大学で学んでいる方など、本当に幅広い方がおられたと思います。
共通しているところは「子どもが好き」ということで、イベントが好きだったり(在学中の)アルバイトでも教育現場や接客など人と関わるものにやりがいを感じている人が多いと思います。
小学校教員養成学科の楽しかったところ
教育学部の授業の中では、模擬授業のように、学生同士が子ども役・先生役を交代でしたりします。
また、学校の活動の中でドッジボール等に本気で取り組む機会もあり、大学での勉強をしながら童心に戻って活動できる機会も多くて楽しかったです。
小学校教員養成学科のつらかった・大変だったところ
教育課程一本だったので、途中で「教育系以外の進路を目指したい」と気持ちが変わると、やっていることと思いにブレがありつらい所もありました。
私はもちなおしましたが、途中で退学してしまう同級生もいたり、「狭く深く」一つのことを学ぶ学科であるだけに、卒業までずっとモチベーションを保ち続けるのは大変でした。
実習はもちろん有意義な経験ですが、実際に学校現場を体験してこそわかるつらさや悩み等も出てきますし、教育系以外の就職活動にはこの学科は不利、という噂もありました。
小学校教員養成学科の卒業後の就職先・進路
自分を含め、小学校に就職する人の割合が多かったです。
公立、私立小学校のほかにも、別に履修(かなりの努力)が必要ですが中学校の一部の免許も取れるので、中学校や学習塾に就職した人もいました。
少数ですが、一般企業や自営業の道に行った同級生もいます。
卒業後の所感・メッセージ
やはり、実習やインターンシップで短期間でも「先生」として関わることのできた子どもたちとの思い出は、卒業後どんな道に進んでも一生の財産になりますし、別のことをしていても大学時代の経験はいきていると実感できます。
教育への思いや子どもが好きという気持ちがあれば、学べるものも多い学部・学科だと思います。
障害児教育専攻を目指した理由
中学時代の2.3年の担任が熱心な先生で、行事等にも力を入れていました。
そのため、毎日がとても楽しく、学校の先生になれば楽しく毎日が過ごせると思い、学校の先生になりたくて教育学部を志望しました。
中学の先生でも良かったのですが、学科を決める時に、発達障害についての本を読みました。
実は自分のクラスにもいたかもしれない発達障害は興味深く、それをもっと勉強したいと思い、障害児教育専攻を志望しました。
障害児教育専攻で学んだこと・役に立っていること
障害児は名前の通り、生活上に難しさがあります。
そのため、否定的なものに敏感です。
肯定的にかかわり、安心感を与えることの大切さを学びました。
また、障害と言ってもさまざまな種類があり、同じ種類でも一人ひとり特性が違います。
ボランティアサークルに入って障害児とかかわったり、教育実習を積んだことで、その人にあったかかわりかたを見つけられるようになりました。
障害児教育専攻の雰囲気
学部でいうと、男女比は半々です。
また、教師を目指す人ばかりなので、人間性が豊かで、ユーモアもあります。
また、頭が良く、回転が早い人がたくさんいます。
障害児教育専攻は、女性が圧倒的に多いです。
ただ、変わっている人が多く、どの学年も独特の空気感がありました。
障害児教育専攻の楽しかったところ
5月に毎年、教育学部の体育祭があります。
2年次には、そこで専攻ごとにダンスを披露します。
その練習、発表がとても楽しかったです。
障害児教育専攻では、未就学の自閉症児を対象とした療育的なボランティアサークルがあり、先輩にかかわり方を教わりながら可愛い子供と遊ぶのが楽しかったです。
障害児教育専攻のつらかった・大変だったところ
群馬大学教育学部の教育実習は3年生からあり、A実習で附属の学校で4週間やったのがつらかったです。
他にB.C.Dもあるのですが、Aは毎日日付が変わるまで残り、それでも怒られたので、身も心もボロボロでつらかったです。
障害児教育専攻の卒業後の就職先・進路
ダントツで教員になる人が多かったです。
教員採用試験への対策はとても熱心に行ってもらえるのですが、一般企業への就職は面倒を見てもらえないので、本人のみで苦労しながら就活を行っていました。
ただ、みんな同じところを目指して採用試験を受けるので、その時期はギスギスして嫌でした。
卒業後の所感・メッセージ
障害児教育専攻では、私が理想としていた卒論を書くことができました。
私は、子供とかかわり、それを事例研究としたかったのですが、それを専門としている教授がいて、子どもについても紹介してもらえました。
とてもよい論文が書けました。
教育心理学専攻を目指した理由
ヒトとのコミュニケーションを得意になりたいと考えていたところ、臨床心理学でカウンセリングについて学べると知ったことが学科を目指したきっかけです。
心理学について調べる中でヒトの心そのものにも興味が出ました。
教育心理学専攻で学んだこと・役に立っていること
期待通り、カウンセリング技法について学ぶことができました。
ヒトの話をうまく聞いていろいろ話してもらうための技術的な部分を学んだり、実際に学生同士でロールプレイング(お互いがカウンセラーとカウンセリングを受ける人の役割を演じて練習すること)をして技術を身に付けたりしました。
教育心理学専攻の雰囲気
男女比は、大学の中では女性の割合が高めでした。
同じようにヒトの心に興味を持っている人が集まっていたため、基本的に優しく、他人を思いやることができる人ばかりでした。
しかし、自分の心にも少し影を持つ人も比較的多かったと思います。
教育心理学専攻の楽しかったところ
今まで知らなかったヒトの心の動きや特徴、仕組みについて学ぶことができてとても興味深かったです。
また、カウンセリングや知能検査、質問紙調査など、心理学の実験や調査、臨床的な技法についての実習も多く、純粋に面白かったです。
教育心理学専攻のつらかった・大変だったところ
楽しかったところと表裏の関係ですが、実習が多かったためにその準備が大変なこともありました。
自分たちで講義の時間以外に時間を作って質問紙調査の項目を考えたり、質問紙を配る友人を探したり、知能検査をさせてもらえるお子さんのいる友人を探したりしました。
あと、数学が苦手な人は心理学で必須の統計分析に苦戦していました。
教育心理学専攻の卒業後の就職先・進路
半分以上は大学院に進学しました。
精神疾患に苦しむ方を救う臨床心理士を目指す人が多かったため、臨床心理士の資格を取ることができる大学院への進学が多かったです。
また、他にもさまざまな分野の大学院へ進学していきました。
就職は公務員や一般企業、ベンチャー企業など多様でした。
卒業後の所感・メッセージ
人の心について詳しくなれるのが心理学のよいところです。
さまざまな心理学がありますが、特に臨床心理学で学べるカウンセリング技法は日常生活で人の話をしっかりと上手に聞く上で役に立ちます。
私もこの学科に進学したおかげでコミュニケーション能力が向上したと感じています。
芸術・文化学科を目指した理由
美術を学ぼうと志しましたが、とても上にいく実力も自信も足りず、一番身近だったのが教育大の美術系課程でした。
当時は教育大に「ゼロ免」課程があり、「先生になること」に特化せず、広く学べるのでは、とそちらを受験しました。
芸術・文化学科で学んだこと・役に立っていること
教育学部といっても先生を目指していたわけではありませんでしたが、カリキュラムの中で幼児教育から生涯教育にいたるまで、広く知識を深めることができました。
専門である美術についても、広く講義、実技の授業を受けました。
あとはとにかく受け身では技術もつきませんので、自分のやる気次第でした。
芸術・文化学科の楽しかったところ
個性的な仲間が多く、人数も少なかったため、とても刺激になりました。
先生になる予定は無かったものの、教育系の講義も受けました。
実技のたびに実力差に落ち込むことも多かったですが、当時手を動かして自分で作った作品、巡り会った作品、友人や先輩、先生方、講師の方のお話は生涯忘れません。
芸術・文化学科のつらかった・大変だったところ
課題は自分との戦いで、全員で作品を並べて批評を受けるとき、いたたまれない気持ちになったことも何度もあります。
卒業制作も壁にぶつかり、やり直しながら取り組みました。
アイディアやセンスは一朝一夕では身につくものではないので、常にインプットが必要でした。
芸術・文化学科の卒業後の就職先・進路
美術教師、小学校講師になる人が多いです。
安定した事務職に就きながら、自分の作品を発表し続けている人もいます。
そのほか、デザイン会社、舞台美術制作会社、美術館の学芸員。
大学院へ進んで勉強を続ける人も割合としては多いかもしれません。
飲食系に勤めたのち、お店をひらいた方もいらっしゃいました。
卒業後の所感・メッセージ
今は「ゼロ免」課程は縮小傾向ですので、教育学部を目指す学生さんはほとんどが先生を志していることと思います。
私は教員免許を取らずに卒業してしまいましたが、チャンスがあったのだから取得しておくのだったと後悔しています。
実際に教員になるにしろ、ならないにしろ、学生時代に一生懸命やったことは何一つ無駄にはなりませんので、資格でも、関係のなさそうな勉強でも遊びでも、さまざまなことにチャレンジしてください。
専門的な面で言うと、美大では無く教育学部の美術系学科とは言え、先生方から、具体的に技術を手取り足取り学ぶことはほとんどないです。
基礎的なことはできて当たり前の世界で、合格できたら、それくらいの実力はあると言うことです。
でも、その先は本当に自分次第です。
高校までに蓄積してきたことも大切になります。
どうかその時間を無駄にせずがんばってください。
教員養成課程を目指した理由
地元で教職に就きたいと考えていたので、地元の大学の教育学部を選びました。
教員免許は幼稚園から高校まで取れますし、教員採用試験の合格率も学閥の関係で多かったので、ここ以外の選択肢は考えられませんでした。
教員養成課程で学んだこと・役に立っていること
子どもの発達について詳しく学ぶことができたのが1番の収穫だったように思います。
なぜ子どもは泣くのか、イヤイヤ期とは何なのかなどの子どもの心理に関する知識を持っているため、余裕を持って子どもを育てることができています。
教員養成課程の雰囲気
教育学部の学生の性格は、基本的に頑張り屋さんで目立ちたがり屋さんが多いです。
あとは、偏差値が低いことをコンプレックスに思っていて、尊大な自尊心をお持ちの方も多いですね。
男女比は半々くらいの印象ですが、理系はやはり男子が多い気がします。
教員養成課程の楽しかったところ
教育学部ですが、自分が専攻した科目についてより専門的に研究することができたのがとても楽しかったです。
ひたすら研究に打ち込めたのが幸せでした。
教育実習も勿論楽しかったのですが、正直研究の方が断然楽しかったです。
教員養成課程のつらかった・大変だったところ
教育を志す人は自分をいじめ抜くのが好きなのか、何故か毎日徹夜している人が多かったです。
寝てない自慢をしょっちゅう聞かされるのが苦痛でした。
そのわりに、講義で大した発表もできておらず、教授から説教されているのを聞くとますますいたたまれない気持ちになってつらかったです。
教員養成課程の卒業後の就職先・進路
教育実習のあとに教員の夢をあっさり捨てる人が多かったです。
半分はそのまま教員試験を受けて教師になり、もう半分は地方公務員になります。
教員採用試験に落ちても、大学や教授から臨時採用の話を必ず貰えるので食いっぱぐれる人は一人も出ません。
卒業後の所感・メッセージ
私は教職を志して教育学部を選びましたが、偏差値的にしょうがなく入ったみたいな人も多くてガッカリしました。
しかし、やる気のない人に引っ張られることなく勉学に勤しめば、夢は必ずかないます。
ただ、ワークライフバランスを考えないと、せっかく教員になってもうつ病になってしまいます。
私も理想と現実のギャップや子育てとの両立の難しさなどで悩み、うつ病を患ってしまい、教壇を去ることになってしまいました。
教職を目指しているであろうあなたは、きっと誰より頑張り屋さんでしょう。
そんなあなたには、大学でぜひ気の抜き方を学んでほしいです。
社会科を目指した理由
政治学から法学、社会学、経済学など社会科学全般について、広く学びたいと思いこの学科を目指しました。
教育学部という看板こそありますが、日本の中でもこれだけ全般的に学べる学科は珍しいのではないかと思います。
社会科で学んだこと・役に立っていること
入学してから、幅広く社会科学を勉強する中で、自分の興味が次第に明確になり政治学、特に行政学を専門としてゼミなどを選択しました。
そのまま大学院にも進み、結果現在の研究に携わる職に必要な専門性の基礎を学ぶことができました。
社会科の雰囲気
当時は、女性がとにかく少なかったです。
教育学部全体としては大学の中でもまだ女性は多い方なのですが、同じ学年ではほとんど女性がいなかったです。
学校で授業に真面目に出るという雰囲気ではなく、勉強以外の活動に時間を割いている学生が多く、色々な人がいて楽しかったです。
社会科の楽しかったところ
社会科学系の授業が色々選べて、入学してから自分の関心を見極めるためには、かなり恵まれていると思います。
また、ミニ総合大学とも言われる幅広い専門学科を設けている学部ですので、理系の授業も受けられたりします。自分の関心のままに、授業選択できるのはとても楽しかったです。
社会科のつらかった・大変だったところ
大変なところは、環境面ぐらいでした。
キャンパスで一番奥にあるので、歩いていくのが大変…。
朝の一限の授業などでは結構焦りました。
また、建物が現在でも学内で最も古いので教室が結構狭いです。
勉強について大変ということは特にありませんでした。
社会科の卒業後の就職先・進路
金融系が若干多いとは思いますが、マスコミ、商社もいましたし、特定の業種に偏っているということはなかったと思います。
ちなみに、教育学部ですが教員免許を取らなくても卒業は可能でしたので、先生になる人が多かったことは確かですが、全員が先生になるわけでもありませんでした。
卒業後の所感・メッセージ
幅広く社会科学を学べるというところはオススメです。
ただ、同じ大学の他の社会科学系の学部(法学部、政治経済学部、商学部)の著名な先生の講義を受けられますので、内容も充実しています。
ただ、先生によりますが私の指導教員はかなり各自の自主性に任せるタイプでしたので、意欲がないと授業についていけないかもしれません。
初等教育課程を目指した理由
親が教師で、漠然と「自分は教師になるものだ」と感じていたので教育学部を目指しました。
教師という職業が自分にとって、最も身近な仕事だったからというのも大きいと思います。
また、親の意向もあり、教育学部しか受験を認めてもらえなかったというのも理由の一つです。
初等教育課程で学んだこと・役に立っていること
教育に関する基礎的な知識から、実際現場に立った時のための授業法まで、さまざまなことを学びました。
1、2年次は全教科の基本的な内容を学び、3、4年次には自分が選択した教科について詳しく学びました。
発表をする場も多くあり、人前で話す力も身に付きました。
初等教育課程の雰囲気
教師になるために入学した人が多いので、学生は落ち着いていて真面目な人が多かったです。
授業内の課題やサークル活動などにも、みんな積極的に参加していました。
文系の学科は女性の比率が高く、理系の学科は男性の比率が高かったです。
初等教育課程の楽しかったところ
教育学部では、学生自身が模擬授業をしたり、発表をしたりする場が多くあり、ただ講義を受けるだけよりも学べることが多くあって楽しかったです。
また、文化祭などのイベントにもサークルごとや学部ごとで出店し、みんな楽しんでいました。
初等教育課程のつらかった・大変だったところ
教員免許の取得のために、実習が何度もあったことです。
観察実習や教育実習があり、場合によっては土曜日に必修の授業が入ることもあり、大変でした。
教育実習では実際に授業をさせていただいたのですが、その準備や実習録の作成が連日深夜までかかり、きつかったです。
初等教育課程の卒業後の就職先・進路
教員採用試験を受験して、教師として働く人が圧倒的に多かったです。
採用試験に合格すると、試験を受けた団体(県や市町村)の小学校や中学校、特別支援学校に配属されます。
中には、一般企業に就職をした人もいましたが、圧倒的に少数派でした。
卒業後の所感・メッセージ
「教師になりたい」という強い意志を持っている人にとって、教育学部はとても学ぶことが多い場だと思います。
ただ逆にいうと、将来教師になりたいという気持ちが一切ない人にとっては、あまりおすすめできません。
私は教職ではなく、一般企業に就職しましたが、周りはほとんどが採用試験組だったので、正直就活は孤独でつらかったです。
今一度「自分は教師になりたいか」を自問自答してみてください。
応援しています。
情報科学を目指した理由
志望した理由は、当時ITの知識があるとどんな会社でも重宝するよと知人の両親から言われたことがきっかけです。
IT化が進み、仕事でもパソコンスキルを求められることも多くなってきたため、早く正確に作業ができるスキルや、自ら考え開発できるプログラマーを目指そうと思ったことも志望理由です。
情報科学で学んだこと・役に立っていること
今は情報に大きく携わる仕事ではないのですが、学んだIT・情報科学を使って、人の生活や知識定着に向けてITの力をどのように活かしていけば活躍できるのかを考えて、人々の生活に関わる仕事をしています。
また、情報を学んだことによって、PCにトラブルがあった際には、真っ先に自分を頼ってくることが多く、PCに対しての処理できるスキルが評価されています。
情報科学の雰囲気
情報と聞くと理系のイメージが強いかもしれませんが、理系と文系は1:1の割合です。
男女比も意外なことに、女子の方が少し多いくらいです。
入学した年度によって大きく差がありますが、自分が在籍していた頃は、明るくどちらかというとスポーツ好きの同期が多かったです。
勉強に対しても真面目に取り組み、学業とオフをしっかり両立している人が多かったです。
情報科学の楽しかったところ
学部の人数が少ないため、横のつながりが強く、学科全員でイベントをよく開きました。
たとえば、夏休みにみんなで花火大会を行なったり、ポケモンのリーグ戦を行なってチャンピオンを決めたりと、子供心も持ちながら遊びあえたことが楽しかったです。
情報科学のつらかった・大変だったところ
課題のプログラミングが非常に難しかったです。
エラーが何度も出て、何度も修正し、友人もわからない人が多いためかなり苦戦しました。
また、先生の中には厳しい先生もいらっしゃり、課題で与えられていることに加え、プラスαのものや成果を求める先生がいたことも大変でした。
情報科学の卒業後の就職先・進路
ほとんどの人がシステムエンジニアになっていきました。
ただ、一部の人は公務員や飲食店、塾予備校、インフラ業等々に就職した人もおり、必ずしもITスキルを利用する会社に就職するひとが多いわけではありませんでした。
私も新卒入社した会社はシステムエンジニアでしたが、現在はまったく違った業種で勤めています。
卒業後の所感・メッセージ
横のつながりが非常に強いので、一生の付き合いになる友人が多く作れます。
そういった人たちを大事にしつつ、先生方から与えられる課題に一生懸命に立ち向かってください。
そこでぶつかったことや意見したことは、将来社会に出た際に自分の壁を乗り越える際に活きます。
ぜひ頑張って合格して、大学生活を楽しんでください。
発達教育学科を目指した理由
障害者福祉に興味があり、高校時代はボランティアをしていました。
ただ現場を見るとなかなかその道に進むのは厳しいとわかり、施設ではなく公的な道に進むことにしました。
公務員は希望の職に配属されるわけではないと知り、確実な特別支援学校の教員免許をとろうと考えました。
発達教育学科で学んだこと・役に立っていること
自分のように福祉への興味から入学した人はほとんどおらず、周りは全員教師を目指して入ってきています。
そのため熱い思いを持っている人が多く、かなり刺激を受けました。
障害に対する知識も満遍なくつけられ、社会における障害者の位置付けを学べました。
発達教育学科の雰囲気
女子が多く、自分の学科では男子は1人だけでした。
みんな教師になるという同じ目標をもっているので、刺激を受けながら一緒に成長していく雰囲気です。
ただサボりがちな人などに対してかなり厳しいところはあり、少し居心地が悪い思いをしました。
発達教育学科の楽しかったところ
レクリエーションなどがすきなので、合宿などでは小・中学生のようにオリエンテーションや出し物などを楽しみました。
子ども相手の授業も多く、かなり実践的でやりがいがあります。
講師のアルバイトも紹介してもらえました。
発達教育学科のつらかった・大変だったところ
周りの意識が高い分、自分のように教師を目指しているわけではない人にとっては、多少居心地が悪いことはありました。
採用試験の前に一般の就活が始まるので、何の情報も得られないまま1人で就活をするのはなかなかつらかったです。
発達教育学科の卒業後の就職先・進路
圧倒的に教師が多いです。
教員採用試験に受かっていなくても、大多数は講師の道に進んでいます。
また最近は外国の日本人学校も人気で、同じ学年から3人が海外に渡りました。
企業に就職したのは自分1人だけでした。
卒業後の所感・メッセージ
やりたいこと、目標、進みたい道、とりたい資格などが決まっている場合は、単科大学や専門学校に進むとかなり知識をつけることができます。
周りに同じ目標をもった人ばかりなのでいい刺激にもなります。
ただまだ目標が固まっていないのなら、単科大学ではなく複数の学部がある大学に進む方が、広範囲の勉強ができるとおもいます。
理学科を目指した理由
高校生の頃から恩師にあこがれ将来は教員になりたいという夢を抱き始めました。
早稲田大学教育学部は教育学部としては珍しく、試験科目から文系でも理系でも学科はおのずと決められてしまいますが受験できます。
また、教育学部としては私立大学の中でトップであるのは言うまでもありません。
やるからにはしっかりとやる、自分の性格が何の迷いもせずトップの教育学部を第一志望校と自然と結論を導き出しました。
理学科で学んだこと・役に立っていること
理学科とは言いましても入学試験の段階で、数学専修・生物専修・地球科学専修と分かれています。
私は地球科学専修を志望しました。
1,2年次は理学科、すなわち理系科目全般に渡って単位を修得しなければなりません。
数学、生物、化学、物理学、地質学になります。
3年からはいよいよ卒論、理系ですから研究室に分かれていくのですがそのためのフィールド演習、巡検で忙しくなります。
4年生となると研究室ごとに分かれ教授と相談し卒論テーマを決めそれぞれ研究漬けの日々となります。
理学科の楽しかったところ
地球科学専修となっていますが、早稲田大学は地質学の色合いが非常に濃い点に特徴があります。
ですから天文学ですとか気象学はさほど力を入れていません。
地質学は言うまでもなくフィールドが基本です。
山にキャンプを張り、山道を歩き、地層からその地域の時代、構造を解明していくのです。
山に教授と共に数日間籠るわけですから必然的に教授との距離も近いものとなり、夜の山は当然寒いので飲み明かし、他の学部ではまず経験できないであろう研究、教授との付き合い、友達とのつながりというものが必然的に生まれていきます。
これは学生時代に大きな財産ともなりますし、非常に貴重な時間であると断言できると思います。
理学科のつらかった・大変だったところ
山に籠るのは一気にまとめて10日間ですとか、3日間サンプル採取に入り研究室へまた3日間程度サンプル採取したらまた研究室へ、この繰り返し。
こうした研究になりますので3年生ぐらいからはアルバイトなどは休ませていただなくてはならなくなります。
しかし山に行くのにもお金はかかるのです。
お金はかかるけどアルバイトは休まざるを得ないという非情に悪循環の中で金銭面で苦しくなるのは間違いないです。
理学科の卒業後の就職先・進路
理系ですが、それ以前に教育学部、世間的には文系に分類されます。
そのため、若干は研究室に就職の入り口を作ってくださっている企業もありますが、ほとんどが文系学生と同じ一般的な就職活動ということになります。
とは言いましても早稲田大学教育学部の就職先はマスコミ、銀行、教育関係の分野に強いということは言えると思います。
私自身は証券会社に就職しました。
卒業後の所感・メッセージ
理系ですから研究に熱心に取り組んでいれば非常に貴重な人材となれる、これは就職活動の時に痛感しました。
しかし教育学部は一つの建物の中にあり、ガチガチに研究というよりも緩やかなキャンパスライフという空気があるんですよね。
必然的にそういう空気に流され、遊び呆けてしまう学生は遊びまくり、1年次終了時点で留年決定という厳しい現実があるのも事実です。
非常に就職にも強い教育学部ですがそれ以前に、しっかりと文系の教育学部と理系の教育学部は違うのでその点をしっかり認識していないと1年、2年とどんどん留年していってしまします。
やはり理系の教育学部は理工学部同様、遊びにも制限が自然と入り研究に没頭しなくてはならない、この点だけは忘れて欲しくないですし、忘れてしまうと大変な事になってしまいますので気を付けてください。
幼児教育保育科を目指した理由
私は小さい頃からこどもが好きで憧れの保育士みたいになりたくて保育の勉強がしたくて学科を選びました。
そして保育科も1番家から近いし高校からの推薦で私の成績だったらほぼいけるだろうといわれてここの大学に進学することを決めました。
幼児教育保育科で学んだこと・役に立っていること
私は今結婚して2人の子供がいます。
保育で習ったことがとても役に立っていて、この時期に何するかとかこの年はこうなって当たり前とかが普通の人よりはわかるし、段階とかも習ったということを思い出したりして日常生活に役に立っています。
幼児教育保育科の雰囲気
男女共学ですが女子の方が圧倒的に多くて男子がクラスに1人か2人です。
女子が多いからか女子校みたいです。
でも学園祭は必ず有名人がきます。
クラスで出し物も作ったりします。
比較的授業もつめつめで大変で朝から夕方までみっちり授業があります。
幼児教育保育科の楽しかったところ
学祭や卒業論文で友達と遅くまで残ったりお話ししたりしたのが楽しかったです。
なかなか短大での関わりは2年で短いですがその短い期間で同じ目標の人と関わるのが話があったりするので大変でもその期間は全て宝物です。
幼児教育保育科のつらかった・大変だったところ
課題が多くて、徹夜なんて当たり前です。
実習がありますが実習が指導案を書いたりすると夜中かいて寝不足で行かないといけないのでつらいです。
授業もつめつめで2年でやらないといけないので授業が休講にならない限り朝から夕方まであります。
幼児教育保育科の卒業後の就職先・進路
私は小さい頃保育士にあんなになりたかったのに結局介護士に進みました。
周りは保育士になったひとも多いですがならなくて介護に進む人、子供服のお店に就職した人もいます。
でもほとんどが対人関係がある職についています。
卒業後の所感・メッセージ
私は結局職にはつかなかったですが、日常生活にここで習った知識が役に立っているのでよかったかなと思います。
実習とかもあって大変ですが後悔は一度もしていません。
あの時たくさん悩みましたがそのおかげで今の私がいると思います。
保育学科を目指した理由
もともと子供が大好きで、子供の役に立てる仕事に就きたいと思い目指しました。
また、入学前前後から待機児童の事もニュースで多く取り上げられていて、保育士の人数も足りないとのことだったので少しでも子供により役に立ちたいと思ってました。
保育学科で学んだこと・役に立っていること
今は医療関係に携わっていますが、子供からご老人の方までいらっしゃるので、子供面倒はもちろん、ご老人にもしっかり触れ合うことが今でもできているのはとても役に立っています。
子供同様どのような方にもしっかり向き合うことはとても役立ちました。
保育学科の雰囲気
女性がほぼ全員でほんのたまに男性がいるくらいです。
性格は心優しい方が多く、また子供や現在の社会に対する気持ちの強い人が多かったです。
その時はニュースで頻繁に待機児童や保育園落とされたなどの報道もあったので、皆より強い気持ちになっていた。
保育学科の楽しかったところ
楽しかったことは実習などで、子供と接することができたことです。
実習では色んな保育園などに行って先生を経験して、子供に接する時間はとても楽しかったです。
また色んな子供に会えたことも楽しく、一緒にイベントなどした時は最高でした。
保育学科のつらかった・大変だったところ
つらかったことは、手作りで何かを作ったり、ピアノを弾いたり、絵を書いたり、歌を歌ったりと多くのことをできなくてはいけないのでできるように努力することがとても大変でした。
保育園で子供と一緒にできなくてはいけないので必須になるのでつらかったですが乗り越えなくてはいけなかったので頑張れました。
保育学科の卒業後の就職先・進路
多くの方は保育園、幼稚園に就職しました。
そのほかの人は医療関係や保育や子供に関する仕事や新たに事業をやる人もいました。
わたしはセラピストに関する仕事に就職しました。
ですが、また保育園で仕事がしたいと思っております。
卒業後の所感・メッセージ
良かったところは、今でも子供と接する時に大学で学んだことがしっかり役立っていることです。
いまいちだと思ったのは、必ずしも保育学科が就職先が保育関係ではなかったことです。
保育園に入るにもピアノや絵本や、絵を書いたりなど必要なスキルが多く、全員が保育関係の仕事に就職していないところがいまいちでした。