バイヤーに必要は資格はある? 英語力はどれくらい必要?
バイヤーになるために資格は不要
バイヤーには特別な試験や学歴が求められるわけではなく、資格は不要といえます。
ただし、バイヤーに必要なことのひとつに、商品に対する豊富な知識が挙げられます。
バイヤーとひとことで言っても、活躍の場はアパレルや玩具、車など多岐にわたります。
自分の扱う商品の魅力を相手に伝えるために、細かい部分まで説明できる専門的な知識がバイヤーには必要になります。
商品の情報を集めるにも多くの知識を持っていなければ、目の前の商品がどういうものなのかを理解できないでしょう。
バイヤーになるには必要な資格がとくにないとはいえ、それぞれのジャンルの豊富な知識が大事で、常に自己研鑽をしていくことが大切なのはいうまでもありません。
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バイヤーにおすすめの検定資格
専門職としての色が強いバイヤー職ですが、特別な免許や資格は必要ありません。
しかし、なかには業務に役立つ資格を取得する人もいるようです。
資格を取得することで、自分の持っている知識を客観的に示すことができるほか、資格取得が自分にとって自己研鑽のモチベーションとなるでしょう。
また、バイヤーになるためには、スーパーや百貨店など、活躍したい業界を決め、希望の企業に入社するのが一般的です。
就職や転職の際に、資格があることで、志望動機に深みがでたり、バイヤーへの強い想いを伝えられたりして、結果的に有利になることがあります。
ここからは、バイヤーの業務に役立つことがある代表的な資格を紹介します。
販売士資格
「販売士」は、日本商工会議所や全国商工会連合会が行っている「販売士検定試験」に合格した人が取得できます。
試験では、マーケティングや販売管理の知識を問われる筆記試験や面接試験が行われ、3級から1級までランク分けされています。
3級の合格率は約69%ですが、1級の合格率は約25%と低いので、1級を持っていれば販売に関する豊富な知識をアピールすることができます。
「販売士」の資格は、流通業界で働く人にとっては定番とも言える資格です。
バイヤーは商品を売買するプロフェッショナルなので、販売に関する知識は身につけておいて損はないでしょう。
この資格試験には年齢制限がないので、バイヤーを目指す学生のなかには10代のうちに取得する人もいます。
アパレル系の資格
バイヤーの志望先として目立つのがアパレル業界です。
アパレル業界でファッションバイヤーとして活躍したいと考えている場合は、「ファッションビジネス検定」や「ファッション販売能力検定」といった検定試験を受けておくのもおすすめです。
参考:ファッションビジネス能力検定
参考:ファッション販売能力検定
いずれもファッション産業の知識から接客のポイント、顧客管理と販売促進の技術などを筆記試験で問われるもので、検定に合格すれば、ファッションビジネスに関する知識を持っていることを証明する手段になります。
バイヤーの英語力
海外から仕入れを行うバイヤーも存在
バイヤーにとって、英語力は必須というわけではありません。
国内の商品を扱うだけであれば、商談をスムーズに進めていくための交渉力やコミュニケーション能力さえあれば、英語力はほとんど必要ありません。
しかし、バイヤーは国内のみならず、海外の国へ出向いて商談をすることもしばしばあります。
とくにインポートブランドを扱うショップであれば、「良いもの」を見つけるために世界のあらゆる国に出向くことになります。
当然、現地では日本語がほとんど通じないことが多いため、どうしても外国語の能力、とくにビジネスの場では英語力が求められてきます。
英語力があると有利
英語力がなくてもバイヤーになることは可能ですが、英語力を身につけておくと、バイヤーとしての活躍の幅が一気に広がることは確かです。
もし通訳をつけるとしても、自ら英語を話す相手の言っていることを実感し、相手の微妙な感情の動きまで理解できるようになれば、バイヤーは人気のある仕事ですが、高い英語力を持っておくことでプラスに評価され、それで採用につながることもあるようです。
バイヤーとして世界を股に掛けた仕事がしたいと考えている場合は、できるだけ早いうちに英語力を高めておくと仕事が進めやすくなるでしょう。
必要な英語のレベルは?
バイヤーに求められる英語レベルは、ビジネス会話レベルです。
日常会話レベルの英語力ではビジネス上の取引には役に立たない場合が多いです。
バイヤーに英語力を求める企業の求人では、応募資格として上記程度のTOEICのスコアや、外資系企業での勤務経験、ビジネス英語を使用しての勤務経験などが掲げられていることが多いです。
もし海外で活躍するバイヤーを目指すならTOEIC750点以上、TOEFLなら83以上のスコアが一つの目安とされています。
このレベルの英語力があれば、実際の海外の買い付けの場で円滑なやりとりができるでしょう。
TOEICの最高得点は990点なので、バイヤーにはかなり高い語学力が必要だといえます。