YouTuberになるには?【ゼロからはじめる!3ステップ】

「YouTuberになるには、具体的にどうしたらいい?」「YouTuberはどうやって稼いでいるの?」

この記事では、YouTuberになりたい人が知っておきたい情報をまとめています。

✅この記事でわかること

  • YouTuberになるための具体的な3ステップ
  • YouTuberが稼ぐしくみ
  • 人気YouTuberになるための4つのポイント

これからYouTuberを目指す人が、戦略的に登録者数を伸ばすためのポイントも紹介します。

YouTuberとして収益を得たいと考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。

YouTuber(ユーチューバー)になるには


YouTuber(ユーチューバー)とは、YouTube(動画配信サイト)に動画をアップする人のことを指します。

YouTubeの収益だけで生活している人はもちろんですが、会社員をしながら副業でYouTubeに動画をアップロードしている人、趣味で動画投稿活動を続けている人も、一般的にはYouTuberと呼ばれます。

Youtuberになるために、特別な資格や学歴などは必要ありません。インターネットに接続できる環境にあれば誰にでも門戸が開かれています。

この章では、YouTuberになる方法の概要と、YouTuberが収益を得ている仕組みについて解説します。

YouTuberに必要な資格・年齢制限

ユーチューバーになるには 方法

YouTuberになるために、必要な資格や学歴はありません。

パソコンやカメラ、スマートフォンで動画を撮影・編集し、YouTubeに動画をアップロードすることで、誰でもYouTuberになることは可能です。

スマートフォンの性能が上がったことで、特別な機材をそろえずにスマホだけでYouTubeに動画を上げている人もいます。

これだけ聞くと、ものすごく簡単で魅力的な仕事だと思うかもしれません。ただし、YouTuberとして生計を立てていく難易度はかなり高いといえます。

YouTube動画を通じて収益を得るには大きく分けて2つの方法があります。

YouTuberが収益を得る方法
  1. YouTubeの「パートナープログラム」を使って動画に広告を入れる
  2. 企業にスポンサーになってもらう

YouTubeを見ていると、さまざまな企業の広告が流れますよね。これがYouTubeの「パートナープログラム」を利用した広告で、YouTuberが広告料を得ることができるしくみです。

企業にスポンサーになってもらうには、人気YouTuberとして知名度があることが大前提になるので、「パートナープログラム」で収益を得るよりも難易度が上がります。

したがって、YouTuberが収益を得たいと思ったときにまず目指すのが、YouTubeのパートナープログラムへの登録になります。

くわしく紹介していきます。

YouTuberはどうやって稼いでいる?【パートナープログラムとは】

「パートナープログラム」とは、YouTuberがアップロードした動画に広告を入れて収益を得ることができる、YouTubeを運営するGoogleが提供している仕組みです。

パートナープログラムは、以下の5つの条件をすべて満たしたYouTuberだけが登録できます。

✅YouTubeのパートナープログラムの登録条件

  1. YouTubeの収益化ポリシーを遵守していること
  2. YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住していること
  3. 有効な公開動画の総再生時間が直近の12ヵ月間で4,000時間以上であること
  4. チャンネル登録者数が1,000人以上であること
  5. リンクされているAdSenseアカウントを持っていること

初心者にとってハードルが高いのは3と4です。

以前は、誰でも簡単にパートナープログラムが利用できました。

しかし、YouTubeの利用者が増え、悪質な動画を排除するとともに良質な動画を厳選することを目的に、現在ではこのような条件が設けられています。

したがって、YouTuberとして収益を得たい人は、多くの視聴者から「チャンネル登録して継続して見たい」「見る価値がある」と思ってもらえる動画をコツコツと作り続ける必要があります。

YouTuberで食べていくのは難しいが収益は青天井

YouTuberは、はじめのうちは知名度がなく、収益は0円という人もめずらしくありません。

したがって、はじめは会社員や学生が副業としてYouTuberになることも多いです。

テレビに出ていて知名度のある芸能人がYouTuberとしてチャンネルを立ち上げるケースも多く、「動画+α」でマルチに活躍する人が目立つなど競争は年々激しくなっているといえます。

一方で、いちどYouTuberとして知名度が上がれば、再生回数に応じてもらえる広告料や企業からのスポンサー料などによって、収益は青天井です。

YouTubeを足掛かりに知名度を上げて、別のビジネスを起業したり、自分のお店の宣伝をしたりしているような人もいます。

もちろんYouTube一本でやり続けるのもよいですが、浮き沈みや流行に左右されやすい仕事だからこそ、他にいくつもの収入源をもって活動している人が多いです。

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YouTuberになる方法3ステップ


この章では、YouTuberになる方法を具体的に3ステップで紹介します。

だれでも3時間もあればYouTuberとしてデビューすることができます。

ステップ1.何について発信するか決めよう

趣味ではなく、YouTuberとして収益をあげたいのであれば、ジャンルを絞った動画配信が近道です。

「○○ならこの人」と思ってもらえれば、チャンネル登録者を増やしやすく、YouTube内の検索結果にも上位表示されやすいからです。

以下の条件を満たすジャンルがおすすめです。

Youtuberになるために選ぶべきジャンル
  • あなたならではの発信ができる
  • 熱意をもって発信を続けられる

他の人では発信できない、あなたならではの経験や知識が生きるジャンルだと、専門性の高い動画を作れます。

また、ゼロからYouTuberをはじめるのであれば、相当量の動画を投稿し続けられるジャンルを選ぶことが重要です。

たとえば、「料理が得意だから料理の動画をアップしよう」ではなく、ジャンルを以下のように絞るとよいでしょう。

✅料理のYouTuberの例

  • 電子レンジだけで20分で作れる料理
  • 帰宅後10分で夕飯ができる週末のまとめて準備
  • サバ缶を使ったアレンジレシピ集

使う食材を絞ったり、「電子レンジ」×「20分」などを組み合わせたりして自分が「見たい!」と思えるYouTubeのテーマを決めると、視聴者も見たい内容になります。

このように、はじめのうちはテーマをできる限りしぼった発信を心がけるのがおすすめです。

ステップ2.機材をそろえよう【はじめはスマートフォンのみでもOK】

機材へのお金のかけ方は人それぞれ

YouTuberして動画撮影をするとなると、プロ向けの高級なデジタルカメラやハンディカムが必要なのではないか、と思う人もいるかもしれません。

しかし、スマートフォン一台さえあれば、基本的な撮影と編集はできます。

とくに最近のスマートフォンはカメラの画質が向上しており十分にキレイな映像が撮れますし、動画編集ができるアプリも次々に登場しているため、スマホ1台でYouTuberになることも不可能ではありません。

現在活動中のYouTuberも、スマートフォンを使って動画投稿を行っている人は多いです。

その一方、何十万円もかけて高額な機材を集め、ハイクオリティな動画投稿を行っているYouTuberもいるのが実情です。

決して機材にお金をかければ稼げるわけではありませんが、できるだけ美しい映像を撮りたいと思ったり、細かな部分までこだわり抜いた編集を効率よく行いたいと考えたら、ある程度、機材に投資する必要も出てくるでしょう。

ここでは、YouTuberとして活動する人の多くが使っている便利な機材・編集ソフトなどについて紹介します。

YouTuberに必要な機材

✅三脚

YouTuberとして優先的に使ったほうがいいとされる機材のひとつは「三脚」です。

いくら画質が良くても「手ブレ」があると一気に見づらいものになってしまうため、どのようなカメラで撮影するにしても、手ブレには細心の注意を払ったほうがよいでしょう。

スマホ用の三脚や、移動しながら動画を撮影したい場合に使える三脚もあります。

価格は数千円程度のものから、プロ向けになると10万円を超えるものまであります。

✅マイク

動画制作を行ううえで、映像と同時に重要視すべきなのが「音声」です。

音が聴き取りにくかったり、ノイズがたくさん入ってしまったりする映像は、視聴者に不快感を与えてしまうからです。

マイクはある程度、性能が値段に比例するといわれており、トップYouTuberは5万円を超えるような高めのマイクを使っている人もいます。

数千円程度の安価なマイクも販売されていますが、性能が微妙だったという意見もあるため、購入時はよく検討することをおすすめします。

また、マイクの種類はヘッドセットマイク、スタンドマイク、ピンマイクなどがあり、使用場所に応じて使い分けるとよいでしょう。

✅カメラ

スマホ1台で動画撮影が可能とはいっても、本気でユーチューバーの活動をしたいと考えた場合、専用のカメラを使っている人は多いです。

背景ボケなどの表現を重視したり、レンズを変えてさまざまなシーンで撮影したいのであれば一眼レフカメラがよいでしょう。

一方、動画撮影に特化したビデオカメラは、一眼レフカメラよりも安価に手に入れられるものもあります。

また屋外撮影をよく行う場合には「GoPro(ゴープロ)」などの小型カメラを使っている人が多いです。

最近では、小型カメラでも4K撮影など画質にこだわった動画が撮れるカメラが増えています。

カメラの値段はピンキリですが、5万円~10万円以内で、しっかりとした撮影ができるカメラを手に入れることも可能です。

✅ライト(照明)

ライトは必須アイテムではありませんが、とくに屋内撮影の場合、ライトがあるとなしとでは、映り具合がまったく異なるといっても過言ではありません。

料理をおいしく見せたい動画や肌をきれいに見せたい女性、また美容系YouTuberなどは、ライトをしっかりと使っていることが多いです。

ライトは2,000円~1万円程度で、そこそこ使えるものが手に入ります。

✅パソコン

動画制作では、撮影よりも編集のほうが何倍も時間がかかることはよくあります。

とくにテロップ入れ、効果音入れなどの細かな作業にこだわるのであれば、やはりパソコンで作業をするほうが圧倒的に効率がよいです。

動画は容量が大きくなりがちなので、予算を考えつつも、できるだけハイスペックなパソコンを使うのがベターです。

のちほど紹介しますが、動画編集ソフトによってはMacにしか対応していないものもあるため、使いたいソフトとあわせてパソコンを選ぶほうがよいでしょう。

YouTuberに必要な編集ソフト

動画編集ソフトは、有料のものと無料のものがあります。

無料のものでもカット編集やBGM挿入、テロップ入れなどはできますので、シンプルな編集だけでいいのであれば、まずは無料のものから試してみるのもよいでしょう。

ただ、有料のソフトは使い勝手がよかったり、幅広いな機能を備えていたりするものが多いです。

有名な有料ソフトには「Final Cut Pro」と「Adobe Premiere Pro」の2つがあり、前者はMac(iOS)でしか使えません。

また「Final Cut Pro」は45,000円の一括買い切り型ですが、「Adobe Premiere Pro」は4,980円(月々プラン)もしくは年額一括払い34,680円のサブスクリプション制(2024年8月現在)となっています。

この2つのソフトは、人気YouTuberの多くも使用しており、使い方に関するさまざまな情報も出回っているのが魅力です。

ステップ3.動画を撮影・編集してアップロードしよう

いよいよ動画を撮影してアップロード。YouTuberデビューです。

はじめのうちは慣れるためにとにかくアップロードするのを目標にしてOKです。

慣れてきたら以下の点に気をつけて「コンテンツ」としてしっかり作りこむことを意識していきましょう。

  • YouTubeの台本・企画を作る
  • 編集するときのことを考えた構図で撮影する

多くのYouTuberが台本や企画を考えてから、動画撮影を行っています。

また、「ここにテロップを入れよう」「ここに説明の文字を入れよう」など編集するときのことも考えて撮影していくことができれば編集がスムーズになります。

YouTubeへの動画のアップロードのやり方は、YouTube公式サイトに動画付きで解説されています。

これで、YouTuberデビューです。

次の章では、人気YouTuberを目指すために必要なことをご紹介していきます。

人気YouTuberになるには


Youtuberには誰でもなることができますが、人気YouTuberになるのは難しいです。

再生回数や登録者数の多い人気YouTuberになるには、4つのポイントがあります。

ひとつずつ解説します。

ポイント1.需要のある動画を継続して発信し続ける

1本の動画でいわゆる「バズる」ことはほとんど不可能です。

人気YouTuberの動画投稿数を見てみると、数百本、数千本の動画をアップロードし続けていることがわかります。

ただ動画をアップし続けるだけでなく、ひとつひとつの動画を分析して次の動画に生かしていく姿勢も必要です。

なぜ、この動画はたくさん再生されたのか、いいねが多かったのか、逆になぜこの動画は再生されないのか、一喜一憂せずに客観的な視点で考えられる人はYouTuberに向いています。

YouTuberは「継続する」ことが最も大切かつ難しい点です。

これからYouTuberをはじめる方は「継続する」ことを前提にテーマ選びを考えるとよいでしょう。

ポイント2.サムネイルをしっかり作りこむ

YouTubeのサムネイルとは、動画の一覧にした際に表示される画像のこと。本でいうならば「表紙」です。

みなさんもサムネイルを見てその動画を再生するかどうかを決めるのではないでしょうか。

YouTubeで検索した際にライバルのサムネイルを見て、目立つように差別化できるとより再生されやすくなるでしょう。

自分で作成するのが難しければ、サムネイルを専門に作成するプロもいます。クラウドソーシングのサイトなどで探してみてください、

ポイント3.検索結果やおすすめに表示されるように工夫する

あなたの動画を視聴者に発見してもらうには、検索結果に表示されたり、関連性のある動画として表示されたりすることが重要です。

どの動画が検索結果の上位に表示されるか、関連性のある動画として表示されたりするかはYouTubeの「アルゴリズム」が決めています。

✅YouTubeのアルゴリズムの例

  • タイトルや説明文のキーワード
  • チャンネルの登録者数
  • 視聴者が動画を見た長さ
  • エンゲージメント(コメントやいいね、登録数)
  • 再生回数
  • クリック数

動画の最後に、いいねやコメント、チャンネル登録を促すことでエンゲージメントを上げることができます。

また、動画をアップロードする際には視聴者が検索するであろうキーワードを想定してタイトルや説明文を記載しておくことも重要です。

YouTubeをはじめたての時には、チャンネル登録者数が少ないのでなかなか伸ばすのが難しい、ということをあらかじめ知っておいてください。

ポイント4.LIVE配信やSNSを組み合わせてファンと交流する

チャンネル登録者数が増えてきたら、ファンと交流する機会をつくっていきましょう。

YouTubeには「YouTube Live」というLIVE配信の機能があります。生配信はファンとリアルタイムで交流できるので、よりファン化を進めることができます。

事前に「〇月〇日〇時にLIVE配信します」と告知をしておいて、多くの人に見てもらえるようにしましょう。

また、TwitterやInstagram、TiktokなどのSNSにも投稿して、自分のYouTubeチャンネルの存在を知ってもらうことも効果的です。

SNSを効果的に使うことができれば、短期間でチャンネル登録者を増やせる可能性があります。

YouTubeのために撮影した動画を編集して、Tiktokにも載せるなど複数の媒体を効率よく活用できるようにしているYouTuberもいます。

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YouTuberに向いている人の特徴

YouTuberは投稿するテーマによっても向き・不向きが変わってきますが、どんなYouTuberにも共通する、向いている人の特徴は次の3つです。

Youtuberに向いている人の特徴
  • 表現することが好き
  • 「人」を大切に考えられる
  • 新しいことやエンターテインメントが大好き

表現することが好き

ユーチューバーは、自分で考えたネタやアイデアを動画という形にして、世の中に発信します。

しばらく活動を続けていると、どうしてもマンネリになったり、新しいネタを考えるのも苦労したりすることは避けられません。

そんなときでも、頭の中のイメージを形にする作業を自分自身が楽しめれば、Youtuberを続けられるでしょう。

「人」を大切に考えられる

YouTuberは、多くの人に自分の動画を見てもらうことを目標に、日々動画を作り続けています。

いくらオリジナルの表現や個性を大切にするとはいっても、視聴者を一切無視することはできません。

視聴者を上手に意識できれば、どんどんファンを増やせる可能性があります。

決してひとりよがりになることなく、「おもしろい!」と思ってもらえる動画を作り続けることも大切です。

新しいことやエンターテインメントが大好き

いまやYouTubeは多くの人が利用するWebサービスですが、次々にユニークな動画が更新され続けているなかで、視聴者の心を掴み続けるのは大変です。

同じスタイルをずっと続けていたら飽きられる可能性もありますし、自分のものよりもおもしろい動画が出てきたら、あっという間にそちらに流れてしまうこともあり得ます。

そのような流れの速い世界に身を置くからこそ、常に新しくワクワクできる物事を模索し、自分の動画作りに生かしていけるような人が、YouTuberには向いています。

ユーチューバーに向いている人・適性・必要なスキル

YouTuberの事務所の役割は?

いまや、世界中で20億人以上もの利用者を誇るYouTube。

日本でもYouTuberとして活動する人は年々増えているようです。

基本的に、YouTuberは企業などには所属しない「フリーランス」の形で活動していますが、なかには事務所に所属して活動する人もいます。

YouTuber事務所のほとんどはYouTuberのマネジメントや活動サポート以外に、イベントプランニングやプロモーション、マーケティングなど、さまざまな事業を手掛けています。

なお、ユーチューバーの事務所の多くは、所属にあたって独自の審査基準を設けています。

自身で応募できる事務所がある一方、一定のチャンネル登録者数や視聴回数を達成すると「うちの事務所に入りませんか?」と声がかかるケースも多いとされています。

日本の有名なユーチューバーの事務所「UUUM株式会社」

ユーチューバーの数が増えていくにつれて、YouTuberの活動をサポートする事務所がいくつも立ち上がっています。

UUUM株式会社は2013年6月、YouTube初の芸能プロダクションとして設立されました。

主な事業内容は、YouTuberのマネジメントや動画制作サポートと、YouTubeを利用したプロモーションのプランニングです。

同社では、国内のトップYouTuberである「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」をはじめ、ゲーム実況者やお笑い系、美容系など、幅広いYouTuberネットワークを築いています。

具体的には、YouTuberが作った動画に対して最も収益化できる仕組みを考えたり、YouTuberがコンテンツ制作に集中するための各種サポートを行ったりしています。

一方、UUUM株式会社側は、YouTuberが制作した動画の広告収益の一部を得ることなどによって、自社の収益を上げています。

YouTuberが事務所に所属するメリット・デメリット

メリット

YouTuberとして動画を制作・投稿するだけであれば、なにも事務所に所属する必要はありません。

それでも、トップYouTuberが事務所に所属するケースが多い理由は、事務所のサポートが期待できる点です。

事務所に所属すると、企業タイアップ案件の紹介や撮影スタジオの利用、雑務面のサポートなど、いろいろなメリットがあります。

大手事務所では所属クリエイターを集めたイベントが開催されたり、YouTuber同士での交流の機会が用意されたりすることも多いため、一人で活動をするよりも活動の幅を広げやすいでしょう。

また、知名度が上がってくればグッズ販売やイベント企画、キャンペーン展開、さらにはテレビ・雑誌等のメディア取材対応など、クリエイターとしての多様な活動を見据えたサポートを受けることが可能です。

デメリット

YouTuberの事務所に所属すると、活動サポートやマネジメントをしてもらうための費用を支払わなくてはなりません。

事務所によって契約内容は異なりますが、収益の20%ほどを手数料として支払うことになるケースが多いです。

あまり収益が大きくないうちは、いくらサポートを受けられるとはいっても、せっかく自分で稼いだ金額が減ってしまうことに抵抗感があるかもしれません。

また、事務所の方針や意向によって、動画制作や活動内容に多少の制約が出てくる可能性もあります。

しかし、YouTuberとしての活動が忙しくなってくると、動画撮影・編集以外の雑務を回していくだけでも大変な労力です。

メリットとデメリットを照らし合わせながら、事務所に所属するかどうか判断しているYouTuberが多いようです。

YouTuberは何歳ぐらいまで目指せる?

YouTubeは誰にでも開かれた世界であり、年齢の上限もありません。

最近では中年以上の年代の人がYouTuberに挑戦する例も増えており、何歳になってもチャレンジし、活躍できる可能性があります。

YouTuberはいくつになっても活動できる

YouTuberを目指すにあたって、早い、遅いということはとくにありません。

一般企業への就職・転職であると、とくに未経験者の場合は年齢が上がるごとにハードルが高くなるケースが多く、職業によっては明確な年齢制限が設けられていることもあります。

しかし、YouTuberの場合は事情がまったく異なります。

YouTuberの大半は独立した個人として活動し、特別な資格や学歴も必要ないため、「やりたい」という気持ちがあれば何歳からでもYouTuberになることが可能です。

実際、各世代において自分らしさを存分に発揮しながら活躍するYouTuberが大勢います。

シニア世代のYouTuberも増えている

YouTubeは多くの人に親しまれているサービスですが、民間企業が行っている各種調査では、近年、とくに50代から70代の、いわゆる「シニア層」のYouTube利用率が高まっているというデータが出ています。

高齢化が進むなかで、今後も高齢者向けの動画コンテンツの需要はさらに増していくものと考えられます。

若者がシニアを対象とした動画配信をすることも可能ですが、同世代の視聴者を最も理解できる存在として、今後は中高年以上のYouTuberがますます増えていくかもしれません。

いまや80代くらいの高齢の方でも、スマホやパソコンを使いこなす人がいる時代です。

なお、2020年には日本人の「森浜子さん」という女性(当時90歳)が、「世界最高齢のゲーム投稿YouTuber」としてギネス世界記録に認定されました。

一般企業で定年を迎えた人のリタイア後の仕事・生きがいのひとつとして、YouTubeに挑戦する人も出てきています。

年齢関係なく「続けること」は難しい

何歳になってもYouTuberを目指せることは、この職業の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

しかしながら、「なること」は簡単でも、「続けること」は非常に難しいのも事実です。

これは、若い人でも高齢の人でも同じことです。

最近では「簡単に稼げそう」「楽しくやれそう」といった理由でYouTuberを目指す人が増えていますが、いざやってみると「動画投稿にこんなに時間がかかるとは思わなかった」「想像していたより全然稼げなかった」と言って、すぐに辞める人もいます。

YouTubeは、基本的に片手間でやって大きく稼げるようなものではありません。

あまり視聴者がいないところから、日々コツコツと作業を続けてファンを増やしていかなくてはならないため、継続力や意志の強さも求められます。

実際、若手トップYouTuberのなかには、プライベートの時間や睡眠時間を犠牲にしてでも動画に没頭している人が多くいます。

しかし通常は年齢が上がるほどに体力が衰えますし、家族をもったら自分以外のことに時間を使わなくてはならない場面も増えるでしょう。

YouTuber一本で稼いでいくのであれば、さまざまな制約も出てくるなかでYouTuberを続けるのは相当に大変なことだと覚悟しておく必要があります。

YouTuberになるには|まとめ

YouTuberになるには
  • YouTuberには誰でもなれるチャンスがある
  • YouTuberの主な収入は広告収入
  • 人気YouTuberになるには継続と工夫が必要

YouTuberには誰でもなることができる一方、人気YouTuberになるには継続力や企画力、マーケティング力が必要になってきます。

YouTuberには自身のキャラクターや企画のオリジナリティをどう見せていくか、ということが問われます。

これまでの人生で経験してきたことをどう生かすかは、すべてその人次第です。

YouTuberには年齢制限がありません。10代、20代、30代…と、それぞれの年代で自分らしさを存分に発揮しながら活躍するYouTuberがいます。

心と体が元気であれば、年齢も性別も関係なく、一生涯にわたってYouTuberとして活躍できる可能性があります。

スマートフォンひとつで撮影から動画編集まで行えるので、やってみたい人は、ぜひ思い切って挑戦してみましょう。