ユーチューバーの事務所の役割は?

ユーチューバーの事務所とは

いまや、世界中で20億人以上もの利用者を誇るYouTube。

日本でもユーチューバーとして活動する人は年々増えているようです。

基本的に、ユーチューバ―は企業などには所属しない「フリーランス」の形で活動していますが、なかには事務所に所属して活動する人もいます。

現在、日本におけるユーチューバ―の事務所として最も有名かつ規模が大きなものが「UUUM(ウーム)株式会社」です。

この事務所を筆頭に、多数のユーチューバ―の事務所が存在していますが、そのほとんどはユーチューバーのマネジメントや活動サポート以外に、イベントプランニングやプロモーション、マーケティングなど、さまざまな事業を手掛けています。

なお、ユーチューバーの事務所の多くは、所属にあたって独自の審査基準を設けています。

自身で応募できる事務所がある一方、一定のチャンネル登録者数や視聴回数を達成すると「うちの事務所に入りませんか?」と声がかかるケースも多いとされています。

日本の有名なユーチューバーの事務所

ユーチューバーの数が増えていくにつれて、ユーチューバーの活動をサポートする事務所がいくつも立ち上がっています。

ここでは、日本にある有名なユーチューバーの事務所をいくつか紹介します。

※企業概要や所属クリエイターに関しての情報は、2020年11月現在のものです。

UUUM株式会社

UUUM株式会社は2013年6月、YouTube初の芸能プロダクションとして設立されました。

おもな事業内容は、ユーチューバーのマネジメントや動画制作サポートと、ユーチューブを利用したプロモーションのプランニングです。

同社では、国内のトップユーチューバーである「Hikakin」や「はじめしゃちょー」をはじめ、ゲーム実況者やお笑い系、美容系など4,300人以上のユーチューバーネットワークを築いています。

ユーチューバーが作った動画に対して最も収益化できる仕組みを考えたり、ユーチューバーがコンテンツ制作に集中するための各種サポートを行ったりしています。

一方、UUUM株式会社側は、ユーチューバーが制作した動画の広告収益の一部を得ることなどによって、自社の収益を上げています。

Kiii株式会社

Kiii株式会社は、2017年6月に設立された、比較的新しい大手のユーチューバー事務所です。

白い仮面が特徴の「ラファエル」や、6秒動画で話題を集めた「ブライアン」のほか、小学生ユーチューバーの「ミーミちゃんねる」、プロの料理人「Chef Ropia」など、多様な特徴をもつユーチューバーが所属しています。

また、YouTube以外の場でも、メディア出演やイベントなどでマルチに活動するクリエイターを抱えています。

E-DGE(株式会社BitStar)

E-DGEは株式会社BitStarが運営する、大手ユーチューバー事務所です。

有名ユーチューバーの活動サポートやプロデュースを手掛けており、所属クリエイターには「はらぺこツインズ」「MEGWIN」「明日香」などがいます。

トップインフルエンサーになるための育成機関として「E-DGEアカデミー」も運営しています。

事務所に所属するメリット・デメリット

メリット

ユーチューバーとして動画を制作・投稿するだけであれば、なにも事務所に所属する必要はありません。

それでも、トップユーチューバーが事務所に所属するケースが多い理由は、事務所のサポートが期待できる点です。

事務所に所属すると、企業タイアップ案件の紹介や撮影スタジオの利用、雑務面のサポートなど、いろいろなメリットがあります。

大手事務所では所属クリエイターを集めたイベントが開催されたり、ユーチューバー同士での交流の機会が用意されたりすることも多いため、一人で活動をするよりも活動の幅を広げやすいでしょう。

また、知名度が上がってくればグッズ販売やイベント企画、キャンペーン展開、さらにはテレビ・雑誌等のメディア取材対応など、クリエイターとしての多様な活動を見据えたサポートを受けることが可能です。

デメリット

ユーチューバーの事務所に所属すると、活動サポートやマネジメントをしてもらうための費用を支払わなくてはなりません。

事務所によって契約内容は異なりますが、収益の20%ほどを手数料として支払うことになるケースが多いです。

あまり収益が大きくないうちは、いくらサポートを受けられるとはいっても、せっかく自分で稼いだ金額が減ってしまうことに抵抗感があるかもしれません。

また、事務所の方針や意向によって、動画制作や活動内容に多少の制約が出てくる可能性もあります。

しかし、ユーチューバーとしての活動が忙しくなってくると、動画撮影・編集以外の雑務を回していくだけでも大変な労力です。

メリットとデメリットを照らし合わせながら、事務所に所属するかどうか判断しているユーチューバーが多いようです。