【2023年版】テレビプロデューサーの年収はいくら? キー局と番組制作の違いは?
テレビプロデューサーの平均年収・給料の統計データ
テレビプロデューサーの平均年収は高い
一般的には、テレビプロデューサーの年収は非常に高いといわれていますが、テレビ局と番組制作会社では大きな差があります。
テレビ局、特にキー局の場合は、30代で1000万円以上の年収になることも珍しくありません。
40代以上では年収1500万円を超え、プロデューサーの一番上のランクであるエグゼクティブ・プロデューサーともなると、年収2000万円以上になるといわれています。
また、民放の地方局でも、40代にもなればほとんどの場合、年収1000万円以上になるようです。
その一方で、番組制作会社の場合は、必ずしも高収入とはいえない現実もあるようです。
番組制作会社では年収500万円程度になることも多く、人気のある番組を手がけたかどうかで、給料は大きく異なってくるといわれています。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
テレビプロデューサー (転職ステーション) |
548万5000円 | 月給 295,876円 |
賞与 910,000円 | ||
プロデューサー (Indeed) |
544万円 | |
テレビプロデューサー (給料バンク) |
1006~1333万円 | 20代の月給:53万円 |
30代の月給:70万円 | ||
40代の月給:83万円 |
テレビプロデューサーの平均年収に関しては、求人サイトによってバラツキがあります。
平均年収が544万円と記載されていることもあれば、1000万円を超えていることもあります。
これは、テレビ局に就職するか、番組制作会社に就職するかによって待遇が大きく異なるためです。
一般的にはキー局やNHKが高収入だといわれています。
テレビプロデューサーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
年収が548万5000円のテレビプロデューサーの場合、毎月の手取り額はおよそ30万円ほどになります。
一方、年収が1000万円以上のテレビプロデューサーの場合、毎月の手取り額は50~70万円ほどになります。
この金額に、年間数回にわたるボーナスが加わります。
いずれにしても、世間的に見ると高収入の部類に入るのではないでしょうか。
テレビプロデューサーの初任給はどれくらい?
転職や中途採用の場合のテレビプロデューサーの初任給に関しては、企業によって異なります。
ただし、プロデューサーは未経験者を採用することはなく、基本的にはディレクターとしての実績があるベテランの人材しか採用されないので、初任給も高くなっている傾向があるようです。
年齢的にも、プロデューサーになるのは30代後半~40代というケースが多いようです。
テレビプロデューサーの福利厚生の特徴は?
テレビ局に勤めているテレビプロデューサーは、充実した福利厚生を受けることができます。
住宅手当や配偶者手当が支給されたり、育児休暇や介護休暇の制度が整っていたりするので、長く働きやすいでしょう。
テレビ局によっては保養所や提携しているホテル、スポーツジムなどがあることも珍しくありません。
長期休暇中はこのような施設を利用することができるので、プライベートも充実させることができるでしょう。
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テレビプロデューサーの給料・年収の特徴
格差のあるテレビ業界
テレビプロデューサーの平均月収は、テレビ局に勤めている人の場合、20代で50万円ほどになります。
30代で70万、40代で83万くらいになり、これに加えてボーナスも年に二回以上あるのが一般的です。
番組制作会社に勤めるテレビプロデューサーの場合は、月収30万円前後になることが多いようです。
ボーナスの金額は、自分が手掛けた番組の視聴率や世間の反響などによって左右されます。
さらに、テレビ局よりも制作の予算が限られていたり過密スケジュールで制作を進めなければならなかったりするため、労働環境も厳しいことが多いようです。
番組制作会社で年収1000万円以上のプロデューサーを目指そうとすることは、相当難易度が高いと思われます。
高収入の裏側の激務
テレビ局のプロデューサーのような高い給料は一見とても魅力的に思えますが、ADやディレクター時代よりも仕事が楽になるかというと、そうでもありません。
もちろんプロデューサーともなれば自分の仕事に合わせて働ける場合がほとんどですから、決まった勤務時間に縛られることはありません。
しかし、朝からタレント事務所へ挨拶回りや打ち合わせに出かけ、夜は部下が編集した映像の確認作業、そして土日はロケの立ち会い…といった生活が当たりまえのように続きます。
プロデューサーでもプライベートな時間を優先させることは難しいですから、給料を重視する以上に仕事に情熱を傾けられる人でないと、続けていくのは厳しいでしょう。
覚悟を持ってチャレンジ
少し大げさな言い方をすれば、テレビ制作現場に関わっている限り、「のんびりする」という感覚は一生持てないと考えておいた方がよいのかもしれません。
収入だけに魅力を感じてこの業界を目指すのではなく、激務となることも覚悟のうえで飛び込むことが大切です。
テレビプロデューサーの勤務先別の給料・年収
キー局は高い傾向
テレビ業界は高収入であることで知られていますが、とくに東京に本社があるキー局は40代のテレビプロデューサーの年収が1000万を超えることが珍しくありません。
地方局のテレビプロデューサーの場合はキー局に比べると低くはなりますが、それでも一般的な企業よりは高くなることは間違いないでしょう。
番組制作会社は低めの傾向
テレビ局から発注を受けて番組を制作している番組制作会社やプロダクションの場合、平均年収はテレビ局員に比べると低めの傾向があります。
40代で500~600万ほどと考えておくとよいでしょう。
ただし、こうした金額は世間一般のサラリーマンに比べると決して低くはありません。
テレビプロデューサーが所属する代表的な企業の年収
会社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
(株)フジ・メディア・ホールディングス | 1167万円 | 46.5歳 |
(株)テレビ朝日ホールディングス | 1387万円 | 42.7歳 |
TBSホールディングス | 1586万円 | 51.0歳 |
日本テレビホールディングス(株) | 1372万円 | 48.8歳 |
出典:2020年現在(各社有価証券報告書より)
フジテレビの平均年収
フジテレビの平均年収は46.5歳で1167万円です。
テレビ朝日の平均年収
テレビ朝日の平均年収は42.7歳で1387万円です。
TBSの平均年収
TBSの平均年収は51歳で1586万円です。
日本テレビの平均年収
日本テレビの平均年収は48.8歳で1372万円です。
テレビプロデューサーの正社員以外の給料・年収
フリーランス
テレビプロデューサーの多くはテレビ局や番組制作会社の社員として働いていますが、最近ではフリーランスとして活躍している人もいます。
フリーランスの場合は担当する番組や実績によって報酬が決まるので、年収は個人によって大きく差があります。
人気番組をたくさん手掛けてきた有名なプロデューサーの場合、年収1000万円以上を目指すことも可能です。
テレビプロデューサーが収入を上げるためには?
テレビ局や番組制作会社に勤めているテレビプロデューサーが収入を上げるためには、自分が担当している番組で高視聴率を取って社内で高い評価を得ることが大切です。
こうした評価を得ることが、ボーナスの査定やエグゼクティブプロデューサーのような責任の重い管理職へのキャリアアップにつながります。
必然的に収入も高くなるでしょう。