鉄道会社社員の勤務時間・休日・残業は多い?
鉄道会社社員の勤務時間
鉄道会社はさまざまな業務があるため、勤務時間も職種によってバラバラです。
事務系の職種は朝9時から18時勤務というように、一般的な会社員と同じ時間帯で働きます。
その一方、鉄道運行に関わる職種は正反対の働き方になります。
例えば駅業務の場合はシフト制勤務を行うケースも多く、9時ごろから終電まで勤務し、仮眠のあとに始発対応、その後、9時ごろに次のシフト勤務者に引き継ぎして退勤という日もあります。
当然休憩を適宜はさみながら働きます。
日勤だけという日もあるため、毎日同じシフトにはなりません。
車両整備や設備関連職だと夜勤もあります。
車両や線路のメンテナンス、補修工事などは運行中にできない部分も多いため、夜のうちに作業を行うケースも多々あります。
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鉄道会社社員の休日
鉄道会社の募集要項を見てみると年間110日前後の会社が多いです。
休日は事業所によって異なり、職種によって変わります。
企画部門のような事務系職種だと土日休みが基本です。
運行の現場はシフト勤務になるため必ずしも土日休みとはならないでしょう。
365日休みなく列車を運行させるため仕方ありませんが、どうしても不規則な勤務になることは認識する必要があります。
ただし単純計算すると週休2日以上は確保されているため、休みは少なくありません。
そのほか、年次有給休暇をはじめ会社ごとに各種休暇制度が用意されています。
鉄道会社社員の残業時間
残業時間に関しても職種によって違いがありますが、全体的にみればあまり多くはないようです。
ある大手鉄道会社には「時間外勤務実績は年140時間程度」という記載があり、単純に12カ月で割ると月12時間弱です。
その数字を見る限り、ほぼ定時で業務は終わっているといえます。
トラブルが発生すれば早期復旧に向けて対応するため、当然勤務時間が超過することもありますし、休日に出社して対応するチームワークも求められます。
しかしトータルでみれば残業時間は少なく、特にシフト制勤務の場合は原則として定時退社です。
安全をつかさどる仕事も多く、コンプライアンスの面でも厳しく管理されているのが理由でしょう。
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鉄道会社社員は忙しい?激務?
休日は比較的しっかり取れますし、残業も度を越して多いということはないようです。
だからといって「忙しくない」わけではありません。
勤務地にもよりますが、特に都市部で勤務する場合は毎日忙しく働いている人が多いといえます。
年中無休が基本ですので土・日・祝日が忙しいこともありますし、大型連休や年末年始などは繁忙期となり、その前後はとても忙しく働くでしょう。
周りが休んでいるときこそ忙しい仕事ですので、家族がいれば理解や協力は不可欠です。
しかし、多くの社員が、毎日何万人もの役に立てることに、大きなやりがいや使命感を持っています。