シンガーソングライターになるには
シンガーソングライターになるまでの道のり
さまざまな道のりがある
シンガーソングライターは、「この学校を出ていればOK」「この資格を取ればなれる」といった類の職業ではありません。
シンガーソングライターになるための道のりは一つではありませんが、その一方でどのような人にもシンガーソングライターになるチャンスがあるといえます。
SNSなどを利用して、楽曲を発表する
手頃なところでは、各種動画サイトに自分の演奏やプロモーション動画をアップする方法があります。
動画再生数が増えて話題になれば、視聴した業界関係者からスカウトされることもあり、実際にデビューしたシンガーソングライターもいます。
ただ、業界人の目に留まるためにはかなりの再生数が必要なので、動画サイトの活動だけでは難しい部分もあります。
ライブ活動を積極的に行う
シンガーソングライターの知名度を上げるには、ライブハウスやイベント、路上などで行うライブ活動が欠かせません。
ライブハウスの中にはインディーズレーベルを持っている、関係者に知り合いがいるケースも多いので、チャンスも広がるといえます。
また「路上ライブ」もシンガーソングライターの登竜門として、多くの有名人、グループを輩出しています。
レコード会社への持ち込み
とにかく業界関係者の目に留まることを目指して、歌った楽曲のデモテープをレコード会社に送ったり、人脈をたどって業界関係者に直接渡したりすることもあります。
コンクールやオーディションに応募する
オーディションからデビューを目指す
音楽プロダクションなどが主催するボーカルコンクールやオーディションなどに参加し、そこで高い評価を得ることによってスカウトされる可能性があります。
このような場は、才能ある新人を発掘することを目的としているため、光るものがあると認められればシンガーソングライターとしてデビューする近道になるでしょう。
こうした情報は、インターネットで音楽系のオーディション情報を検索すれば、比較的簡単に見つけられるでしょう。
メジャーとインディーズのオーディションの違い
メジャーレコード会社のオーディションは合格すればデビューも可能ですが、それだけに応募者のレベルが高く、狭き門であるといえます。
インディーズレーベルのオーディションの場合は、運営会社によってまちまちで、メジャーに近いところもあれば、合格しても「CD制作費や広告宣伝費は自腹」というケースも見られます。
気をつけたいのは、音源制作やプロモーション活動とは関係なく、金銭を要求してくるインディーズレーベルや音楽事務所が存在することです。
インディーズレーベルや音楽事務所のオーディションを受ける際は、信頼のおけるバックボーンがあるか否か、それなりの実績を積んでいるか必ず確認しましょう。
オーディションの内容や応募資格は?
シンガーソングライターのオーディションの内容は、各オーディションによって多少異なります。
募集ジャンルが定められていたり、「10代限定」「未経験者限定」といったような応募資格があったりすることもあります。
一般的にはオーディション会場でオリジナル楽曲を披露する形のものが多いですが、1次選考は書類審査やデモテープでの審査が実施されることもあるようです。
シンガーソングライターのスカウト
シンガーソングライターになるための一つのルートとして、「音楽プロダクションなどの業界関係者からスカウトされる」というものがあります。
路上やライブハウスなどで業界関係者が才能ある新人シンガーソングライターを発掘しようと目を光らせており、そこで声をかけられてデビューにつながるケースも実際にあるようです。
シンガーソングライターとしてスカウトされるには、当然ですが、何か光るものがあることが大前提です。
抜群の歌唱力や演奏能力、楽曲のセンスの良さ、独自の世界観、魅力的なルックスなど、人を惹きつけてやまないような魅力があるとスカウトされる可能性が高まるでしょう。
しかし、音楽の世界は運やタイミングといったものも必要になってくるのは確かです。
スキルアップしながら、積極的にオーディションやコンテストに参加してみることも、スカウトされる確率を高めるための一つの手段といえます。
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シンガーソングライターの資格・難易度
シンガーソングライターになるために、特別な資格は必要ありません。
それよりも実力やセンスが求められるため、資格の取得にはあまりこだわらなくてもよいでしょう。
シンガーソングライターになるための学校の種類
専門学校
音楽系専門学校は、2年制の学校が一般的で、シンガーソングライター志望者向けのコースがある場合もあります。
ボーカルトレーニングをはじめ、作詞や作曲の知識とノウハウ、楽器演奏の技術など、幅広くシンガーソングライターに必要なスキルを磨いていきます。
専門学校によっては、学内に本格的なライブホールを持ち、ライブやコンサートなどパフォーマンスの場が多く用意されていたり、外部研修なども実施されたりするところがあります。
音楽スクール
民間の音楽スクールでは「ボーカルスクール」と銘打っているスクールに通う人が多いようですが、作詞作曲やアレンジなど、幅広く楽曲作りのスキルを学ぶことができるスクールもあります。
講師とのマンツーマンの個人レッスンを受けることもでき、受講期間や通学頻度など、個々の目的や希望に応じたカリキュラムを選びやすいことが、音楽スクールの特徴といえるでしょう。
養成所
音楽プロダクションや芸能プロダクションのオーディションを受けて合格することで、プロダクション系列の養成所へ入学できることがあります。
ここでも専門学校やスクールに通うのと同様、レッスン代はかかりますが、実力があると認められることでプロダクションのサポートを受けながら活動しやすくなります。
独学でシンガーソングライターになれる?
たとえ学校やスクールに通わず完全に独学であっても、実力を磨き、センスが認められることによって、業界関係者にスカウトされてデビューといった可能性もゼロではありません。
しかし、多くのシンガーソングライター志望者がいるなかで、抜きんでた存在として認められるのは簡単なことではなく、もちろん歌唱や作詞作曲のスキルが一定以上でなければ活躍は難しいのが実情です。
音楽の世界は競争の激しい人気商売であることから、職業として稼げるシンガーソングライターになって長く活躍していけるのは、努力を続けている人のなかでもほんの限られた人だけです。
音楽スクールに通ったり、プライベートレッスンを受けたりすることによって、自分が至らない点をプロの講師にはっきりと指摘してもらえるのは、成長を加速させる材料になるでしょう。
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シンガーソングライターに向いている人
シンガーソングライターの場合、「歌を歌う」という技術に加え、「ギターやピアノなどの楽器演奏」の技術、さらに「作詞・作曲」のセンスやスキルも必要になってきます。
多くのファンの心を掴むためには、こうした技術を身に付けるだけではなく、人前で自身の魅力を伝えていくパフォーマンスのスキルも求められてきます。
人前で自分を表現するのが好きな人、歌をとおして自分の世界観を伝えたいという強い気持ちのある人が、シンガーソングライターに向いているでしょう。
シンガーソングライターのキャリアプラン・キャリアパス
オーディションやスカウトのあとは?
オーディションやスカウトを経て、業界関係者に評価されると、マネジメント契約を結んで活動のサポートを受けることができるようになります。
また、スキルアップのための育成(レッスン受講など)が行われることが多いようです。
たとえすぐにデビューできなかったとしても、業界関係者との人脈を築いていくことは、この世界で生きていくうえでとても重要なことです。
ただし、プロダクションの規模や種類はさまざまであり、親身になって活動をサポートしてくれるところもあれば、高いレッスン料をとられる場合もあるようです。
プロダクションによって所属アーティストの音楽性や売り出し方なども異なるため、条件面やサポート体制などをよく確認し、納得してから契約することをおすすめします。
シンガーソングライターになるためのレッスン
レッスンは、ボイストレーニングや歌唱指導のほか、作詞、作曲、アレンジなど、幅広い内容となっています。
ボイストレーニングでは、プロとして通用する歌声をつくるために、正しい呼吸法、音域の拡大、発声方法の習得、声の響かせ方などを練習していきます。
また歌を歌う技術を向上させるだけでなく、魅力的な楽曲を作るための知識やスキルの習得、さらにギターやピアノといった楽器演奏のスキルを身につけることも可能です。
シンガーソングライターを目指せる年齢は?
シンガーソングライターは、一般的な企業の定年のような年齢制限はありません。
売れなければ10代や20代で引退する人もいますし、年齢を重ねても活躍を続け、死の直前まで歌を歌っていたという人もいます。
実力さえあれば年齢にとらわれない仕事であるため、何歳になってもシンガーソングライターを目指すことができるでしょう。
「本気でシンガーソングライターを目指したい」そんな思いがある人は、シンガーソングライターの専門学校に通うことも検討してみましょう。
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