市議会議員の1日のスケジュール・生活スタイル
市議会議員の業務スケジュール
市議会議員の業務スケジュールは、年間およそ87日間ある市議会の会期中と、それ以外の閉会中(会期外)とによって大別することができます。
会期中は、市議会への出席に1日の大半の時間をさくことになり、スケジュールとしてはかなり固定的です。
それとは対照的に、閉会中のスケジュールは非常に流動的であり、市民に対する市政報告活動やタウンミーティング、市政調査など、さまざまな業務をこなします。
また、後援会まわりをしたり、商店街のイベントや地域のお祭りに参加するなど、次回の選挙を見越して顔と名前を売っておく「広報活動」も、政治活動と並行してこなしていく必要があります。
市議会議員は、会社員や公務員と違って勤務時間が定められているわけではありませんが、会期中・閉会中ともに業務量は多く、非常に忙しい日々を送ることになります。
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会期中の市会議員の1日
市議会は、3月、6月、9月、12月と、年4回開催されます。
自治体によって若干の差があるものの、朝9時か10時に開会し、基本的に夕方5時に閉会しますが、議論が終わらなければ夜間まで、ときには深夜にまで延長されることもあります。
会期中の市会議員はほぼ議場に缶詰となり、議会出席以外のスケジュールが入ることもあまりありません。
本会議、臨時会議、常任委員会、予算特別委員会など、さまざまな会議に出ては議論を交わして、議決を進めていきます。
閉会中の市会議員の1日
閉会中については、決まったスケジュールというものはとくになく、1日の過ごし方もその日ごとに大きく変わります。
市役所を訪れて、次回の市議会のために市政について調査することもあれば、選挙対策のために後援会をまわることもあります。
ときには、ほかの自治体の政策を見学するため、遠方まで足を運ぶこともあるようです。
1日の過ごし方としては、1人で黙々と働くというよりも、来客に対応したり、誰かの元を訪れるなど、人々と交流する機会のほうが圧倒的に多くなるでしょう。