女性の潜水士のキャリアパス・結婚後の生活

女性の潜水士の現状

潜水士という職業は、たいていの職場で男性が多く活躍している仕事です。

男性が多く女性が少ない理由としては、潜水士は体力仕事だということが考えられます。

勤務先にもよりますが、たとえば海洋土木工事に携わる場合は、溶接など職人としての技術も求められることから、どうしても男性中心となりがちです。

女性では潜水士になれないというわけではありませんが、そもそも男性のほうが興味関心を抱きやすい職業といえるかもしれません。

しかし、数は少ないながらも女性潜水士も活躍しており、女性だから絶対に潜水士にはなれないというわけではありません。

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女性の潜水士の強み・弱み

潜水士は、決して楽な仕事ではありません。

気圧の面など陸上とは異なる環境で作業を進めると、どうしても体力を奪われます。

また、常に「安全」に対して気を張っていなければならないため、非常に精神力を要します。

水中で事故が起きてしまえば命にかかわることもあります。

プレッシャーに強いことが望ましく、冷静な判断力が求められる仕事です。

また体力養成や作業に必要な技術を身につけるための厳しい訓練をこなすことも求められ、男性であっても、潜水士になれる人は限られています。

なお、海上保安庁ではこれまでに女性の潜水士は誕生していないと発表されています。

もちろん、海上保安庁でも女性だから潜水士は無理と決められているわけではありませんし、海上保安官として活躍する女性はいます。

しかし、人の命を救う仕事であるため訓練や研修は相当ハードな内容となっており、男性でもごくわずかな限られた人しかクリアすることはできません。

男女関係なく、潜水士、とくに人命救助にもあたる海上保安庁の潜水士は、それだけ厳しい仕事だということです。

潜水士の結婚後の働き方・雇用形態

民間で潜水士として働く場合、比較的規則正しい生活を送ることができるため、家庭生活と両立することはさほど難しくはないでしょう。

海上保安庁や海上自衛隊で勤務する場合は、夜勤も含め不規則な生活となるため、家族の理解や協力が必要です。

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潜水士は子育てしながら働ける?

妊娠期間や出産直後は、身体を保護することから、潜水作業は限られるでしょう。

その間は陸上での作業など別な仕事を任されるのが大半で、そのまま事務などの作業につくなどして、潜水士の仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

潜水作業をしている間はどうしても連絡がつかなくなってしまいますし、急な呼び出しに対応するのは難しいため、家族の理解や協力がなければ仕事を続けるのは難しいでしょう。

潜水士は女性が一生働ける仕事?

潜水士には、さまざまな活躍の場があります。

たとえば、水族館で魚に餌をやったり掃除をしたりする飼育員にも潜水士の免許が必要とされますが、この場合、溶接作業を行ったり、人命救助をする潜水士の仕事とはだいぶ異なるといえるでしょう。

同じ潜水士といっても、活躍する場所によって具体的な業務内容は変わってきますし、仕事が異なれば働き方や生活スタイルも異なり、女性にとっても比較的働きやすい職場も見つかるはずです。

自分のやりたいことと照らし合わせながら、さまざまな可能性を模索してみましょう。