リフレクソロジストになるには
学歴や年齢は不問
リフレクソロジストになるためにはどうすればよいのでしょうか。
まず、学歴に関してですが、大卒でも高卒でも特に関係ないことが多いようです。
年齢に関しても不問にすることが多く、十代の若者から子育てが一段落したあとの主婦まで幅広い年代の人が活躍しています。
男性でも女性でも働くことはできますが、お客さんの身体に触れながら施術をすることが多いという特徴があるので、女性のほうが多く活躍しているという傾向があります。
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通学しながら学ぶ方法
それでは、リフレクソロジストになるためにはどのような勉強が必要なのでしょうか。
ここでは資格や養成の講座について説明します。
まず重要な注意点として、リフレクソロジストは国家資格や免許を必要とする職業ではありません。
日本リフレクソロジスト認定機構を始めとしたさまざまな民間の団体が認定している資格があるので、このような資格に合格すると就職の幅が広がるでしょう。
資格を取得するためには、団体の主催するスクールや講座を受講してリフレクソロジストとしての基本を学ぶ必要があります。
受講を終えるときに認定試験を受け、合格したらライセンスの登録ができます。
団体によっては週に何日か通学して実技を学べる本格的な養成コースを設けていることもあるので、就職してから即戦力として働きたいという人はこうしたコースを学ぶとよいでしょう。
リフレクソロジストになるための学校
民間の養成スクール
リフレクソロジストをめざすのであれば、リフレクソロジスト養成のための民間のスクールに通うのが近道になります。
通学のカリキュラムで特に有名なのは「日本リフレクソロジスト養成学校(REFLE)」でしょう。
プロを養成するためのさまざまなコースが設けてあり「週1日で5か月のクラス」「週2日で2.5か月のクラス」「マンツーマンのクラス」のいずれかを個人の生活や希望に合わせて選択できます。
週1日のコースを例に見てみると、受講時間は全部で76時間となり、料金は32万円+教材費です。
この他にも、「日本リフレクソロジスト認定機構(JREC)」が主催するスクールも有名です。
通学コースならではのカリキュラム
リフレクソロジスト養成のための授業ではリフレクソロジーの歴史や理論だけではなく、ハンドワークの基本や実技の演習、オイルトリートメントの講習なども行われます。
通信講座に比べると実技をじっくりと学ぶことができるのが大きな特長です。
もちろん、指導してくれるのも実戦経験の豊富なベテランのリフレクソロジストなので、プロの手技を自分の目で見て確かめるという経験は就職してからも必ず役に立つことでしょう。
また、独立開業に備えて経営や経理の簡単な知識などを学ぶこともできるので、いずれは自分の店舗を持ちたいという人もスクールで学びながら準備を進めていけます。
就職先のあっせんも
もうひとつ、リフレクソロジストの養成スクールに行くメリットのひとつとしては、業界の中に人脈ができるということも挙げられます。
スクールの卒業生が全国各地でリフレクソロジストとして働いているため、求人の情報なども手に入れやすく、運がよければ学校から紹介で仕事を見つけられることもあります。
通信講座に比べると通学のほうが金銭的な負担も大きいですし実際に通学しなければいけないという大変さもありますが、業界の中で人脈を作ることができるのは大きな強みといえるでしょう。
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リフレクソロジストの通信講座
民間の通信講座
リフレクソロジストをめざす人のための養成講座には通学のコースと通信のコースがあります。
地方に住んでいて周辺に通学のためのスクールがない人や仕事や育児をしながら隙間時間に自分のペースで勉強をしたいという人にとっては、テキストやDVDなどを活用しながら通信のコースで勉強をするのが便利です。
リフレクソロジストの通信講座で有名なのは、「日本リフレクソロジスト養成学院(REFLE)」のリフレプロ資格取得コースや「キャリアカレッジジャパン」のリフレクソロジスト資格取得講座です。
前者の場合履修期間は一年で、料金は185,000円+教材費となります。
後者の場合は履修期間は四か月で、料金は4万円前後となります。
このように同じ通信講座でも主催する団体によってカリキュラムの内容や費用が大きく異なるので、自分がどのような知識を身につけたいのかをよく考えてから受講するコースを選ぶことが大切です。
また、履修期間内に学習を終えることができなかった際に受講を延長ができるかどうかも事前に確認しておくとよいでしょう。
通信講座のカリキュラム
通信講座の場合、既定のテキストやDVDを使いながら自分で学習することになります。
添削問題や質問シートを使って講師に質問をすることもできますし、講座によってはスクーリングの日にちが決められていて実際にプロの実技の指導を受けられることもあるようです。
また、別料金にはなりますが、実践の練習用に足形の模型などを販売していることもあります。
通信講座のカリキュラムとしては通学の場合と大きな違いはなく、リフレクソロジーの歴史や理論、ハンドワークの基本や実技のポイント、独立開業する際の注意点などが学ぶべます。
DVDでリフレクソロジストの実演の様子を見ることもできるので、通信だから知識や技術が身に付かないというわけではありません。
ただし、計画的に学習を進めなければ履修期間を過ぎても学習が終わらないということもありますし、通学コースのような人脈作りをするのは難しいというデメリットもあります。
通学と通信、どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分のライススタイルや就職先の希望と合わせて熟考して選ぶようにしましょう。
独学でリフレクソロジストになれる?
人気を集める養成講座
リフレクソロジストをめざす人の多くは、民間の養成講座を受講して専門知識と技術を学んでいます。
通学のコースであればスクーリングを通してプロの手技やリフレクソロジストとしての心構えを学ぶことができますし、通信のコースであればテキストやDVDを通してリフレクソロジーの基本知識が学べきます。
そのうえで各団体の主催する資格認定試験を受けて合格してから就職をめざすことが多いようです。
それでは、こうした講座や資格試験を利用せずに独学で勉強してリフレクソロジストをめざすことは可能なのでしょうか?
独学で学ぶメリット
結論から述べると、リフレクソロジストとして働く上では絶対に必要とされる学歴、資格、免許というものはないので、独学で勉強してこの職業に就くことは可能です。
近年ではリフレクソロジストに関する研究が進んでおり、足裏の神経や反射の仕組みやトリートメントの手技に関する書籍はたくさん出版されています。
また、街中に出かければリフレクソロジーの専門店をたくさん見かけます。
お客さんとして施術を受けながらリフレクソロジストがどのような仕事をしているのかを目で見て学び、知人や家族相手に練習しながら手技を磨くということもできるでしょう。
独学の場合は講座や資格試験の受講費用もかかりませんし、自分のペースで勉強ができるのが最大のメリットです。
独学で学ぶデメリット
もちろん、独学で学ぶことにはデメリットもあります。
リフレクソロジストはお客さんの身体に触れながら施術をするのが仕事なので、この職業に就く上では信頼を得ることが何よりも大事です。
「日本リフレクソロジスト認定機構」や「日本リフレクソロジスト養成学院」など大手の団体で学んだ経験があり、資格を取得していると客観的に実力を証明してもらいやすいことは間違いありません。
また、同じ業界内に人脈を築いている人のほうが仕事の幅が広がりやすいので、独学であっても積極的に人脈を作るほうがよいでしょう。
リフレクソロジスト試験の難易度、合格率
資格試験の内容
リフレクソロジストの資格をめざす人にとって最も気になるのは、試験の難易度や合格率についてではないでしょうか。
まずは、試験の難易度について説明します。
リフレクソロジストの試験でリフレクソロジーの歴史や考え方、足裏の構造や反射の仕組みなどが問われます。
基本的な知識をしっかりと学んでから試験を受ければ、決して難しいことはないでしょう。
通信講座で学ぶ人も通学コースで学ぶ人も、テキストやDVDで勉強した内容を復習しておけば、高得点を狙うことができます。
資格試験の合格率
それでは肝心の合格率はどのくらいなのでしょうか。
これは主催する団体によって資格の名称や試験内容、合格率が変わるので一概には言えませんが、基本的には90%以上は合格するといわれており、一発で取得できる資格として知られています。
たとえば、JRECリフレクソロジースクールのホームページによると、こちらの直営校で学んだ人のJREC認定リフレクソロジストライセンスの合格率は98%ということなので、大きなミスをしない限りは合格できるようです。
また、通信講座を主催するキャリアカレッジジャパンのホームページによると、こちらの検定試験はテキストを見ながら在宅で受験することが可能なので、暗記の必要がありません。
検定試験はいつでも何回でも受験できるので、粘り強く受験し続ければ必ず合格を勝ち取ることができるでしょう。
資格による難易度の違いも
ただし、試験の内容によっては多少難易度も変わります。
筆記試験だけの場合と実技試験がある場合では事前にどのような準備をするのかが変わるので、自分のめざすリフレクソロジストの資格試験の内容を早い段階でチェックしておくようにしましょう。
実技試験があるのであれば独学で学習するだけではなく、自分自身でリフレクソロジーの店舗に出向いて施術を受けてみる、友人や家族を相手に練習するなどの対策を取っておいたほうが確実です。