プロレスラーの志望動機と面接方法(入門・体力テスト)
体力テストで将来性を判断される
プロレスラーになるには基本的にプロレス団体に所属する必要があり、多くの団体では新人を発掘するための入門テストが行われています。
たとえばメジャーな団体の一つである「プロレスリング・ノア」の場合、入門テストでは次のようなメニューの体力テストが実施されます。
・柔軟
・腹筋50回
・足上げ腹筋20回×2セット
・クランチ20回×2セット
・背筋15回×2セット
・プッシュアップ20回×5セット
・前ブリッジ前後10回
・背ブリッジ前後10回
・スクワット200回
・ジャンピングスクワット30回
体力テストは団体関係者や所属選手が審査員となって、試験に臨む姿勢や運動能力などを見て総合的に将来性を判断します。
入門テストを受ける時点で体ができあがっている必要はありませんが、動きに運動センスが感じられないと合格するのは難しいです。
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志望動機を明確にしておく
体力テストの合格者は、面接や自己アピール(希望者のみ)の試験を受けます。
団体によっては書類審査と体力テストだけで合否が決まるところもありますが、面接を行う団体も多くあります。
面接を受けるにあたって志望動機などを整理しておく必要がありますが、基本的には「プロレスラーになりたい」という強い気持ちがあれば問題ありません。
入門できたとしても最初は練習生として下積みをすることになりますから、プロレスラーになりたいという強い気持ちが何よりも重要です。
面接で注意したいのは、「なぜ、プロレスなのか」と問われたらその理由をしっかりと話せるようにしておくことです。
他にも多くの格闘技があるなかでなぜプロレスを選ぶのかという点は、プロレスが他の格闘技に比べてショー的な要素の強い、特殊なエンターテイメントであるからこそ重要なポイントとなります。
とはいっても、プロレスを選ぶ理由はもちろん何でもよく、なぜプロレスを好きになったのかというきっかけを話せれば大丈夫でしょう。
あえて言えば、プロレスを好きになったきっかけが、その団体の選手であれば面接官に好印象を与えられます。
プロレス団体は男子で100以上、女子で約15あり、プロレスに対する考え方や活動方針、運営方針はそれぞれに違います。
その団体に所属している選手の名前をあげることで、その団体の考え方や活動方針を理解していることが伝わります。
もちろん他の理由でも大丈夫ですが、なぜその団体に入りたいのかという点ははっきりと答えられるようにしておきたいです。
自分に合ったプロレス団体を選ぶ
実際に入門テストを受けてプロレスラーになるときに最も重視されるのは、志望動機よりも体のサイズやスポーツ歴、体力などです。
たとえば、プロレス団体「プロレスリング・ノア」の練習生募集要項を見ると、履歴書に「スポーツ歴」と「身長・体重」を記入することになっています。
さらに上半身裸の写真を2枚(1枚は上半身のみ、もう1枚は全身)を同封します。
団体によっては応募資格を身長180cm以上などとしているところもあり、体のサイズを重視する団体が多いのは事実です。
ただし、160cmくらいの身長でも入門できるプロレス団体もありますから、自分に合った団体を選んで入門テストの詳細を調べてみるといいでしょう。