DDTプロレスリングのプロレスラーになるには

エンターテイメント色の強い文科系プロレス団体

DDTプロレスリングは、1997年に高木三四郎ら3人の無名レスラーによって旗揚げされたプロレス団体です。

DDTとは「ドラマチック・ドリーム・チーム(Dramatic Dream Team)」の略で、プロレス漫画『1・2の三四郎2』の主人公が所属する「ドリームチーム」に由来しています。

プロレス技でもある「DDT」が略称となるように、頭に「Dramatic」をつけて名づけられました。

設立後の興行は東京都内のライブハウスなど小さな会場で行われましたが、アメリカンプロレスを意識してエンターテイメント色を強く打ち出したことで、徐々にプロレスファンの心をつかみました。

エンターテイメント色の強いプロレス団体を「文科系プロレス団体」と呼びますが、その先駆けとなった団体です。

両国国技館や日本武道館も満員にする人気ぶり

人気団体となったDDTは後楽園ホールでの月1回の興行をメインに、両国国技館や日本武道館でも興行を行うほど人気が高まりました。

東京の大きな会場での興行とともに、地方興行にも力を入れています。

DDT所属の人気プロレスラーには、背筋力が300Kg以上あるイケメンプロレスラーの飯伏幸太、3人組のユニット「チーム・ドリーム・フューチャーズ」のリーダーである石井慧介らがいます。

また、プロレスラーとして登場する人形「ヨシヒコ」などの個性的なキャラクターもおり、新しいエンターテインメントとしての演出も特徴的です。

その他、人気の高い興行として「AKB48選抜総選挙」をモデルとした「DDTドラマティック総選挙」があります。

毎年秋に所属選手やレギュラー参戦選手を対象とした人気投票が行われ、上位入賞者には、特別興行参戦権などが与えられます。

警察の許可が下りればどこでも開催される「路上プロレス」も人気で、過去には商店街や遊園地、海岸、工場、廃墟などで行われて多くの観客を集めました。

イケメンプロレスラーを集めて、入場は女性限定という「BOYZ」も人気があります。

女性ファンが増え、興行に通う女性は「プロレス女子」と呼ばれるようになっています。

入門テストはなく、すぐに練習生になれる

DDTプロレスリングに入門したい人は、入門受付期間に応募すれば即採用され、練習生になれます。

入門テストはありませんが、入門する際には一芸を披露することになっています。

たとえば、これまでの応募者には巨大カマキリと対戦する少林寺拳法の達人という芸や、プロレス四天王(三沢光晴、川田利明、小橋建太、田上明)の物まねを披露する人などがいました。

振りを付けてプリキュアの歌をフルコーラス披露した人などもおり、プロレスとは直接関係のない芸でも問題ありません。

ただし、練習生となっても全員がデビューできるわけではありません。

プロレスラーとしてのトレーニングはしっかり積まなければならないため、途中でリタイアする人も多くいます。

デビューできるのは、プロレスの基本的な動きや技がしっかりと身についている人だけです。

2020年にノアと経営統合

2020年の7月には同じく人気プロレス団体の一つである「ノア」との経営統合が発表されました。

DDTは2017年にサイバーエージェントグループ入りしており、ノアも2020年2月に同じくサイバーエージェントの傘下となったため、両団体が協力体制を築いてさらなる成長を目指します。

「株式会社CyberFight」として新たなスタートを切るDDTは、プロレス界の新勢力としてますます注目を集めています。