プロレスラーの練習方法・トレーニングの内容

食事とトレーニングで体づくり

プロレスラーは、一歩間違えばリング上で命の危険もある職業です。

それだけに、自らの身を守るためにも対戦相手のレスラーを危険な目に合わせないためにも、プロレスラーは入念にトレーニングを積まなければいけません。

まずプロレスラーがしなければいけないのが体づくりで、プロレスラーらしい強い肉体をつくり上げることも仕事のうちです。

プロレスラーらしい肉体をつくり上げる上でのポイントは、食事とウェートトレーニングです。

プロレス団体の練習場にはたいていウェートトレーニング用の器具がそろっており、それらを使って毎日トレーニングをします。

昔は「スクワット3000回」などといったとにかく数をこなすメニューが中心でしたが、トレーニング理論の発達した現在では、効率よく自分の目指す体型に近づけるようなメニューが組まれます。

最近のプロレスラーは、サプリメントなども効果的に使いながらトレーニングを行う人が増えています。

また、所属団体の合同練習の他に、個人的にトレーニングジムへ通っている人も多いです。

プロレスラーの基本は受け身

すべての格闘技に共通することですが、攻撃の技術だけではなく、相手の技を受け止めてダメージを小さくする受け身の技術も大切です。

リング上での大きな怪我や事故を防ぐためにも、すべてのレスラーが受け身を見につけておくことが試合を開催する上での大前提となります。

学校でも体育で武術を学習するときには必ず受身からスタートしますが、プロレスラーも投げ技や関節技に対する「受け」の基本を何度も繰り返します。

地味なトレーニングではありますが、プロレスの場合は相手の技のよさも引き出さなければいけませんから、そのためにも受け身の技術が非常に重要です。

たとえば、プロレスには相手の首元や胸に自分の腕の内側部分を当てる「ラリアット」という技があります。

テレビなどで見ているとラリアットを受けて倒れた選手がすぐに立ちあがるシーンも多く、それほど効いていないように映るかもしれません。

しかし実際には、ラリアットを受けたレスラーがしっかりと受け身をとっているために効いていないように見えるだけです。

ファンを楽しませる豪快な技を決めるためにも、大きな怪我のリスクから身を守るためにも、受け身と基礎体力づくりはプロレスラーのトレーニングの基本となっています。

実戦練習のスパーリング

プロレスラーとして求められる体力や基本の動きを習得したら、リングでスパーリングをしていきます。

プロレスはショー的な要素も重要ですので、お客さんを喜ばす技のかけ方や受け方、技の流れなどもスパーリングを通して学びます。

自分の得意な技を磨くことはもちろん、プロレスラーとしての個性もスパーリングの中で考えていくことが大切です。

プロレスは試合が長時間になることも多いため、ペース配分を考えて試合をしなければ観客を飽きさせてしまいます。

自分のよさを試合時間のなかでうまく出していけるように、スパーリングを通して学んでいきます。

華々しく見えるプロレスラーですが、その裏では地道なトレーニングを繰り返しています。

トップレベルの人気レスラーに共通しているのは、下積み時代にしっかりと訓練をしていたということです。