女子プロレスラーになるには

かつて大ブームを巻き起こした女子プロレス

女子プロレスの世界では、1970年代のビューティ・ペア、1980年代のクラッシュギャルズが多くのファンの心をとらえて大ブームとなりました。

1990年代になると実力派の神取忍や北斗晶、ヒール(悪役)のブル中野やアジャ・コング、美形レスラーのキューティー鈴木や工藤めぐみなどが活躍。

当時は女子プロレスのテレビゲームソフトが発売されるほど、大きな人気を獲得していました。

しかし、1990年代の終わりから日本の女子プロレスを支えてきた「全日本女子プロレス」が衰退します。

2005年に解散すると、女子プロレス界は小さな団体が細々と活動する低迷期に入りました。

中心的存在のスターダム

その後、ファンから注目される新たな団体がいくつか登場しており、現在の女子プロレス界で中心的存在となっているのが2011年に設立された「スターダム」です。

グラビアアイドルの愛川ゆず季がデビューして人気を博し、女子プロレス界では久々に注目される団体となりました。

スターダムのプロレスラーになるには、元プロレスラーの風香の指導で基礎トレーニングを積むことになっています。

トレーニング会場へ通うことができれば誰でも練習生として受け入れてもらえ、練習生の中には小中学生もいます。

実際にデビューするにはオーディションに合格し、プロレスラーとしての実践トレーニングを積んだあとで最終プロテストにも合格することが必要です。

タレントも在籍するアイスリボン

注目度の高い女子プロレス団体としては、2006年に設立された「アイスリボン」もあります。

埼玉県蕨市の道場兼試合会場を本拠として、後楽園ホールや新宿FACEなどでもビッグマッチを開催。

さらに「おでかけプロレス」と称して首都圏を中心とした地方でも興行を行っています。

所属レスラーにはグラビアアイドルや女優、主婦やOLとの兼業選手、中学生、高校生などもおり、選手構成はバラエティ豊かです。

映画出演のためにプロレスラーとしてもデビューした、女優の藤本つかさも所属しています。

入門希望者はアイスリボンが開講するプロレスサークルでトレーニングを積んだあと、練習生になります。

アイスリボンでも下は小中学生から、さまざまな層が練習生になっています。

他の団体のようにデビューできるかどうかを判定するプロテストは行われていません。

代わりに、エキジビションマッチを行ってプロとしてやっていく実力や雰囲気があるかを判断されます。

人気が復活しつつあるJWP女子プロレス

現在の女子プロレス界で最も古い団体となるのが、1992年に設立された「JWP女子プロレス」です。

1990年代には後楽園ホールはもちろん、両国国技館や中国の北京でも興行を行うほど高い人気を誇っていました。

しかし、キューティー鈴木や福岡晶といった人気選手の引退が相次ぎ、急速に人気が衰えたため、いったん活動を休止しました。

2001年に活動を再開し、現在は小さな会場を中心に活動を続けています。

少しずつファンが増えており、最近では後楽園ホールでも年に3回程度の興行を行っています。

入門希望者は、東京都足立区の「JWPスポーツ教室」のプロコース(週1回)でトレーニングを受けます。

夏休みなどに期間限定の「プロレス教室」が開講されることもあり、受講資格は小学生から22歳くらいまでの女性です。

その後、新人オーディションを受けて合格すると練習生となることができ、プロテストに合格するとデビューできます。

デビューできるのは中学生以上で、中学時代にみっちりとトレーニングを積んで高校生でデビューするレスラーもいます。