ピアニストの1日のスケジュール・生活スタイル
ピアニストの業務スケジュール
生活スタイルはさまざま
優雅なイメージのあるピアニストですが、演奏旅行で忙しい人から、仕事をかけもちする人まで、生活スタイルはさまざまです。
その中でも練習を欠かせないのが、ピアニストの日常といえるでしょう。
特に各地を演奏会で飛びまわるような、多忙なピアニストの場合、生活はコンサートのための練習と、移動が主になります。
ピアニストによっては、年間公演数が50をこえることも珍しくありません。
一年の中では、秋ごろにコンサートが多い傾向にありますが、人気ピアニストは年中、繁忙期といえます。
講師の仕事もしている場合は、昼間に音大や学校などで教え、夕方からは自宅で生徒にレッスンを行う人もいます。
その合間に、自分の演奏会のための練習などもします。
交流も大切
ピアニストは数々のコンサートを鑑賞しに行ったり、音楽家同士の集まりに参加して、交友を深めることもあるでしょう。
音楽の世界では、人とのつながりも大切な要素なのです。
夜に、バーやラウンジなどで演奏するピアニストは、昼間はちがう仕事をしている人も多くいます。
音楽教室で教えたり、色々なイベントで弾いたり、オーディションやコンクールに参加することもあるでしょう。
もしくは、まったく音楽とは関係のない仕事をしている人もいます。
その合間をぬって、ピアノの練習をする生活です。
ミュージシャンとしてのピアニストの生活
スタジオミュージシャンなども、仕事の依頼に合わせ、不規則なスケジュールになります。
また、アーティストのツアーに同行するなど、ひんぱんに移動するピアニストもいます。
基本的にピアニストには、決まった休みというものは少なく、その日の仕事によって柔軟に動くことが求められます。
20代で正社員への就職・転職
コンサートで演奏するピアニストの1日
ここでは、一例としてコンサート当日のピアニストのスケジュールを紹介します。
もちろん詳細はピアニスト個人によって異なりますし、コンサートや興行者によってもスケジュールは異なります。
レストランで働くピアニストの1日
レストランで働く場合、毎日や毎週など、コンサートよりもひんぱんに本番がやってきます。
そのため、毎日の過ごし方もやや変わってきます。
ここでは、レストランで働くピアニストのスケジュールの一例を紹介します。
20代で正社員への就職・転職
常に手に注意を払って生活
ピアニストの日常では、当たり前のことながら、手や指のケガには常に注意しなければなりません。
本番を控えている時には特に、刃物やハサミなど、危険なものには一切触れない人もいます。
また、練習をしすぎると腱鞘炎(けんしょうえん)になってしまうので、コンサートが近づくと、練習量を減らす人もいます。