マンション管理士が勉強すること

さまざまな法律について

マンション管理士は、さまざまな法律を中心に、幅広い専門知識を身につける必要があります。

マンション管理士の国家試験も非常に幅広い分野から出題されていますが、その内容を大きく分けると以下の4分野となります。

1. マンション管理に関する法令および実務に関すること
2. 管理組合の運営の円滑化に関すること
3. マンションの建物および附属施設の構造および設備に関すること
4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

このうち、法律系の出題のウエイトが大きいことが、マンション管理士の試験の特徴となっています。

たとえば「区分所有法」を中心に「民法」「民事訴訟法」「破産法」「民事執行法」「宅建業法」「警備業法」「下水道法」「電気関連法」「消防法」「マンション標準管理規約」「建築基準法」「不動産登記法」など、たくさんの種類の法律を理解しなくてはなりません

法律では専門用語も多数出てくるため、こうした点が、マンション管理士試験の難易度を押し上げている要因だともいわれています。

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暗記できる内容もたくさんある

マンション管理士の国家試験は決して易しいものではありませんが、試験内容は、暗記で対応できるものも多々あります。

たとえば「構造・設備」についてはとにかく暗記をすることがポイントといわれており、さらに実際にマンションに足を運び、構造を把握しようとすることで知識が深まります。

会計や簿記の知識も問われる

マンション管理士は、管理組合の運営に関する知識も備えている必要があります。

マンション管理士の国家試験でも、管理組合の会計に関する問題が出題されているため、簡単な簿記の知識も身につけておく必要があります。

管理組合の会計はほぼ決まった処理しか行われませんが、実務上でも必要になってくるため、簿記検定3級レベル程度の知識は得ておくとよいでしょう。