マンション管理士のやりがい
問題解決が腕の見せ所
多くの人が集うマンションという居住スペースにはさまざまな問題が生じてきます。
筆頭に上げられるのが、住民同士のトラブルである騒音問題、ペット問題、共有スペースの使い方などでしょう。
本来まったく関連のなかった人間同士が一つの建物で生活することになるのですから、問題解決も容易なことでありません。
しかし、マンション管理士はその専門知識と経験を活かしつつ住んでいる人の立場に立ち、ねばり強い対応をしていくことが求められるのです。
高額の住宅ローンを組み、不動産物件を購入するということはある意味そこに人生を賭ける行為ともいえます。
マンションで住む人がこの先も安心して暮らしていけるよう配慮し、悩みに応えていくことができるのはマンション管理士の仕事の醍醐味といっても過言ではありません。
20代で正社員への就職・転職
住民の人生に寄り添える
マンション組合から信頼を得るには、常に組合の利益を守り適正なものになるよう運営していくことが必須です。
建物の修繕費用を積み立て、総会や理事会を代行して運営することももちろんあります。
さらに管理規約を改定し管理コストを削減することも、マンション管理士の大事な仕事です。
また、別のマンションの購入を検討している住民に対して助言を行ったり、管理委託会社の変更手続きを行うこともあります。
まさに、住民の人生に寄り添って業務を行うため人の役に立てている、社会貢献できているという実感を常に得ることができます。
公私ともに活かせる資格
国土交通大臣指定のマンション管理センターによると、マンション管理士試験の受験者数の50%近くが50歳以上となっています。
これには、マンション管理士の資格をもって独立開業をしようとする人が多いだけでなく、所有するマンションを自分で管理しようとする人が増えているという背景があります。
仕事としてだけではなく、個人資産を守るためにこの資格は活かすことができることを物語っています。