建設機械施工技士の就職、求人、募集の状況
建設業界で広く活躍できる
建設機械施工技士は、建設機械を使った施工工事において、責任者として働くことができます。
建築や土木工事など建設機械を使う工事はたくさんあり、こうした領域で活躍するうえでは大いに役立つ資格といえます。
建設機械施工技士を求める求人は多数出ており、大小さまざまな建設会社が建設機械施工技士にとっての就職先となります。
ただし、建設機械施工技士は実務未経験者が取得できる資格ではないため、学校を卒業後、まずは技術者として建設会社で重機オペレーターなどの仕事に携わり、一定の経験を積んでから建設機械施工技士の資格取得を目指すことになるでしょう。
学歴はさほど問われませんが、一部の大手建設会社では大卒中心に採用しているところもあるようです。
20代で正社員への就職・転職
ステップアップとしての資格
しばしば誤解されることがありますが、建設機械施工技士は重機の運転免許ではありません。
重機を動かすには、その種類に応じて別途さまざまな免許が必要となり、建設機械施工技士とは別でそれらの取得を目指していかなくてはなりません。
一般的には、重機オペレーターとしてキャリアを積んだのちに、さらなるステップアップのために建設機械施工技士となる人が多いようです。
この資格は1級と2級があり、2級は6種類ある専門種目のうち、試験に合格したものの施工管理に携わることができ、1級ではすべての重機に対する施工管理を行うことができます。
そのため、とくに1級の資格を持つ人は高く評価されています。
建設業の会社には必要不可欠な存在
建設機械施工技士は、一部の軽微な工事を除けば必要不可欠とされる存在です。
そのため、多くの会社が建設機械施工技士の有資格者を雇用したいと考えており、有資格者を優遇する求人も多数出ています。
建設業の技術者全体にいえることですが、資格を持っていれば就職や転職時には大きく有利になるでしょう。
なお、活躍の場が重なってくることから、土木施工管理技士と建設機械施行技士の両方を取得する人も多くいます。