健康運動指導士の1日のスケジュール・生活スタイル
健康運動指導士の業務スケジュール
日勤が基本
健康運動指導士は、病院や介護施設、保健所、フィットネスクラブ、学校など、さまざまな種類の職場で働いていますが、どこで働くにしても利用者さんあってこその仕事です。
勤務する曜日は働く場所によって異なり、一般的なサラリーマンように平日働いて土日祝日は休みというところもあれば、シフト制で他のスタッフと交代で休みをとるといったところもあります。
夜間まで診療している病院や、営業しているフィットネスクラブでは「早番」「遅番」といった交代制勤務をとっていることもあります。
勤務先によって多少の変動はありますが、夜勤はほぼありません。
短時間だけ働く人も
健康運動指導士がパート・アルバイトとして働く場合には、1日に3~4時間と短時間だけ勤務することもあります。
施設によっては必要な時間帯だけ健康運動指導士が勤務することもあり、パート・アルバイトとして働く人の需要も多いです。
なかにはいくつかの職場を掛け持ちして働く人もいます。
健康運動指導士の休日
健康運動指導士の休日については、勤務先によってちがいがあります。
病院はたいていの場合日曜が休みです。
その他の休診日と合わせて週休2日となるのが一般的ですが、土日祝日が休みになるところも多いです。
フィットネスクラブは年中無休で営業しているところも少なくありません。
その場合はシフト制で週に2回ほど交代で休みを取るといったケースもあります。
フルタイム勤務の場合、たいていは週休2日となっているところが多いようですが、月に6日程度の休みのところもあるなど、勤務先によって異なる場合もあります。
自分自身の健康にも気を付けることが必要
もし、医学的な知識を持って正しい運動指導を行うはずの健康運動指導士が、不健康そうな見た目をしていたらどうでしょうか?
きっと、利用者さんは安心して指導を受けることができないでしょう。また、生活改善についてのアドバイスをしたとしても、説得力がなくなってしまいます。
こうしたことから、健康運動指導士は常に自分自身の健康状態に気を配り、元気で明るく、ハツラツとしていることが求められます。
風邪を引きそうだったら早めに休む、しっかりと栄養をとる、といった心がけが必要です。
なお、この仕事を目指す人の大半はもともと運動が好きであるため、趣味として特定のスポーツを続けていたり、オフの時間や休日には身体を積極的に動かしているという人が多いようです。
いつでも元気な健康運動指導士の姿を見れば、利用者さんも「こんな風になりたい!」と思ってくれるはずです。
フリーになった場合の生活
健康運動指導士は、企業に所属せずにフリーランスで働くことも可能です。
フリーとして仕事をしていくには実力と営業力が必要になりますが、たとえば行政から依頼を受けて運動指導を行ったり、企業で健康に関するセミナー講師を務めたりすることも可能です。
健康運動指導士全体の収入は、年収にして200〜400万程度といわれています。
簡単に大きな収入を得ることは難しいですが、事業が安定すれば収入もアップし、生活に余裕が持てるようになるでしょう。