建築板金工に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
建築板金工に向いている性格・適性
高いところでの作業が平気な人
建築板金工は、建物の屋根や外壁を仕上げていく仕事がほとんどです。
そのため、必然的に高いところでの作業が多くなります。
高いところが好き、高いところでの作業が苦にならない人は建築板金工に向いているといえるでしょう。
実際の作業では、労働安全衛生法等の各種法令にのっとり、規定の足場や安全帯などの安全設備・装置を付けての施工を行います。
しかし、もともと高いところが苦手な人はどんなに設備・装置があったとしても恐怖感を克服できないようです。
ただし、最初は苦手でも慣れていくうちに怖くなくなったという人もいますので、よほどの高所恐怖症でない限りは大丈夫でしょう。
屋外の作業に耐える体力がある人
建築板金工はほぼすべてが屋外での仕事になります。
そのため暑さや寒さに強く、体力がないと勤まりません。
とくに、屋根の上など高所での作業は遮るものがなく、夏は直射日光をまともに受けますし、冬は冷たい風をまともに受けます。
さらに、多少の雨や雪でも工期によっては施工しなければならない場合もあるため、とにかく屋外での作業に耐えうる体力のある人が向いているでしょう。
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建築板金工に必要なスキル・能力
コミュニケーション能力のある人
建築板金工の仕事をする上では、コミュニケーションが必要な場面が非常に多いです。
建築現場では、住宅や店舗をつくるためにさまざまな職人が働いています。
とくに建築板金工の作業は、建物の基礎が完成した後に行うため、仕上げ作業を行う別な職人と関わる機会が多くあります。
ほかの職人とコミュニケーションをとりながら作業を進めることもありますし、作業が順調に進まない場合は互いにフォローしあうことも少なくありません。
さらに、こうして他の職人と交流を深めていくことが、新しい仕事を獲得するチャンスにもなります。
多くの人と積極的にコミュニケーションをとることで、仕事も円滑に進むようになり、自分のモチベーションを高めることもできるでしょう。
こつこつ仕事ができる人
建築板金工の仕事は、ひとつひとつの材料を切ったり折ったりしながら施工していく地道な作業が続きます。
とくに、屋根と外壁の交わる部分や、屋根同士・外壁同士が交差するような箇所の納まりは、しっかりと施工しないと雨漏りの元になってしまいます。
ひとつひとつの作業をこつこつと、ていねいに仕上げていくことが求められる仕事で、一つのミスが大きなクレームにつながるため注意が必要です。
建築板金工に向いていないのはどんな人?
建築板金工の仕事は、現代の技術でも機械化できない部分が多くあり、未だに手作業で行う部分が多く、手先が器用なことが求められる仕事です。
複雑な構造やデザインの建物を扱う場合の建築板金工の作業は、まさに職人技といえます。
もともと細かい作業が苦手という人も、仕事をしていくうちに慣れていくことが多いようですが、あまりに大雑把な性格の人は難しいかもしれません。