建築板金工のやりがい・楽しさ・魅力
建築板金工のやりがい・楽しさ
見た目の美しさ
建築板金工は、金属板を加工して雨風から住宅を守ります。
屋根や外壁にはさまざまな形や種類があり、全体の見た目を損なわないよう美しく仕上げなければなりません。
とくに複雑な形状の屋根では、さまざまな角度に入り組んでいることが多く、角同士がぶつかる部分の加工などはまさに職人技といえます。
複雑な屋根をきれいに納められ、見た目にも美しく加工ができたときには大きな充実感を味わいます。
手掛けた物件がメディアで取り上げられる
建築板金工が手掛ける屋根や外壁は、そのまま完成後も人の目に触れるものです。
実際のデザインや材料の選定は設計士や工務店が担当しますが、自分の行った作業が人の目に触れるということは、やはり嬉しいものです。
自分が手掛けた物件がメディアで紹介されたり、お客さまから高い評価を受けたりすると、大きなやりがいを感じます。
突発的な修理に対応
屋根や外壁に関する仕事は、新築やリフォームなどに限りません。
台風や自然災害などで屋根がいたんだり、外壁がいたんだりしたときなど突発的な修理も行います。
とくに台風のシーズンは、次々に台風が来ることがありますので、素早い対応が求められます。
本来は大々的に修理しなければならないが、材料の調達に時間がかかってしまうため、このままでは次の台風をしのげないといったケースもあり得ます。
そうした際には、ひとまず手持ちの材料を用いて、急場をしのげるように応急措置をすることも珍しくありません。
自分の臨機応変な対処によりお客さまから感謝されたときや、建物が守られたとき、建築板金工は大きなやりがいを感じるのです。
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建築板金工の魅力
手に職をつけられる
建築板金工の技術は、現場で経験を重ねれば重ねるだけ高度になっていきます。
金属板を加工するというと、一見簡単そうに見えますが、ただ決められた長さに切ったり曲げたりするだけではなく見た目も美しく加工しなくてはなりません。
また、建築物によっては、複雑な形や見た目に加工しなくてはならず、繊細で精巧な技術が求められます。
建築板金工として働く上で身に付けた技術は一生生かすことができ、手に職をつけられるということは大きな魅力です。
先輩や他の職人から技量を認められたときには非常に嬉しいですし、今まで扱えなかった工具を使いこなし、思い通りのものができたときには、大きな喜びを感じるでしょう。
景気に左右されない仕事
建築業界は、景気に大きく左右される業界です。
景気が悪くなれば、新しく家を買ったり店舗を構えたりする人は減り、仕事は減っていき、業界全体の売り上げも落ちていきます。
しかし、建築板金工は技術がなければできない仕事のため、需要がなくなることはまずありません。
また、新築の建物以外にも、リフォームや日常的な修理などでも仕事を請け負えるため、建築業界の中では安定して収入を得られる仕事といえます。