JETRO職員採用試験の難易度・倍率

JETRO職員として働くには、JETROが実施する職員採用試験を受け、採用される必要があります。

JETROでは、大きく「総合職採用」と「経験者採用」を実施していますが、総じて人気があり、合格するための難易度はやや高めと考えておいたほうがよいでしょう。

この記事では、JETRO職員採用試験の難易度や倍率を説明します。

JETRO職員採用までの流れ

JETROでは、新卒者を対象とした総合職採用の場合、次のような選考プロセスを経て内々定に至ります。(※2024年6月時点)

  1. JETRO自社採用説明会(任意)
  2. 履修履歴データ提出、エントリーシート提出(顔写真アップロード含む)
  3. 書類選考
  4. 小論文試験(※オンライン)
  5. 小論文選考
  6. 面接(複数回 ※対面またはオンライン)
  7. 内々定

採用面接の詳細は明らかにされていませんが、過去にはグループ面接や個別面接などが行われています。

JETRO職員を志す場合は、JETROの新卒採用専用ページからエントリーを行い、その後サイト内での案内に沿って、プロセスを進んでいくことになります。

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JETRO職員採用試験の受験資格

JETRO職員の募集は、大きく分けて、新卒者を対象とする総合職採用と、社会人経験者を対象とする経験者採用の2パターンで実施されています。

それぞれの受験資格を紹介します。

総合職採用の場合

たとえば、2024年度の学生を対象とした総合職採用においては、応募条件は以下となっています。

2023年4月から2025年3月までの間に四年制大学・大学院を新規に卒業・修了する方。
(留意事項)
大学・大学院の所在地(国内・海外)や学部・学科・選考等は不問とします。
大学卒業後に職務経験のある方は、今回の新卒採用の対象ではありません。

参考:JETRO 総合職採用

総合職採用試験においては学部や専攻内容も不問なので、大学で学んだ内容がJETROの業務内容に直結していなかったとしても応募することが可能です。

また、国籍も不問となっています。

ただし、外国籍の人材の場合、上記の応募条件に加え、入構時点で就労可能な在留資格を取得していること、母国語と同レベルの日本語能力を有していることが条件となります。

経験者採用の場合

社会人経験がある人を対象とした経験者採用では、通常、基本的な条件として以下が求められます。

  • 大学卒業以上であること(※外国の大学でも可)。
  • 社会人としての5年以上の業務経験があること。

なお、経験者採用は、より高度な専門性が問われるため、職種別に募集されることがほとんどです。

募集職種によっては、英語力や、職種に関連する専門スキル・経験なども必要になるため、募集要項をよく確認してください。

JETRO経験者採用ホームページ

JETRO職員採用試験の合格難易度

JETROの総合職(新卒)採用人数は、毎年30人前後です。

倍率は100倍ほどとされ、単純計算すると毎年3000人ほどが応募していることになります。

これは一般企業に比べると大変な人気であり、JETROは狭き門ということができます。

一方、同じ独立行政法人の「JICA(独立行政法人国際協力機構)」には毎年1万人が応募し、30人ほどの採用です。

それに比べれば、JETROはやや狙いやすい就職先かもしれません。

ただし、多くの志望者が集まるということは、採用担当者が目にする志望者の情報も膨大になるということです。

他の志望者に埋もれてしまうことがないよう、採用担当者の目に止まるような自分らしい、独自性を持ったアピールが大変重要です。

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JETRO職員採用試験の合格率

JETROでは採用試験の合格率を公式情報としては公開していません。

しかし、今後も成長していくと考えられる国際ビジネスに関する機関であること、国レベルの業務をになっていることから、求職者にとって人気の高い団体であることは間違いありません。

そのため、毎年の合格率も決して高くはないと考えられます。

採用活動において最も重要なことは、採用担当者に自分を魅力的な人材と感じさせることです。

そのためには、自分の個性・魅力を具体的に認識し、JETROの業務と関連した形で具体的に自己PRすることが有効です。

JETROの採用ホームページでは、JETROの事業領域や、そこで活躍する職員などの情報がたくさん掲載されているため、よく研究してから採用試験に臨みましょう。

「JETRO職員採用試験の難易度」まとめ

JETRO職員採用試験は、新卒者を対象とした総合職試験は、基本的に毎年行われています。

大卒以上の学歴が必要になりますが、学部・学科や選考は不問で応募できます。

JETROは人気があり、採用されるハードルはやや高めとなっているため、きちんと募集要項をチェックし十分な準備をしてから試験に臨みましょう。