アイドルになるには
アイドルになるには
オーディション
アイドルになる王道の方法ともいえるのがオーディションです。
基本的には年齢以外の制限もなく誰でも受けることができます。
芸能プロダクションが主催している新人発掘のためのオーディション、人気アイドルグループの追加メンバー募集。
美少女コンテスト、ドラマ&映画のキャストオーディションまで、全部合わせるとかなりの頻度で開催されています。
まずはインターネットでどんな募集があるのかリサーチしてみるとよいでしょう。
受けたいオーディションを見つけたら、インターネットの募集ページでエントリー後、履歴書を送付します。
よいものを見つけたらすぐに応募できるよう、履歴書は常に準備しておきましょう。
スカウト
もうひとつ、オーディションと同じくらい王道なのがスカウトです。
街を歩いているときに、レストランでご飯を食べているときに、通学中に、さらには仕事中に声をかけられます。
芸能プロダクションのスカウトマンに声をかけられてアイドルになったという人がたくさんいます。
スカウトされる場所はやはり圧倒的に東京が多いですが、「可愛い子がいる」という噂を耳にしたスカウトマンが地方まで遠征することもあります。
まずは名刺をもらって「怪しいプロダクション」ではないかどうかを調べ、両親や家族にもきちんと相談しましょう。
連絡する際も、まずは一度プロダクションに電話をかけ、担当者が本当にその事務所に所属する人間なのかを確認したうえで携帯電話に連絡をします。
返事はあまり焦らず考えても大丈夫ですが、その気があるならなるべく早めに連絡を入れましょう。
20代で正社員への就職・転職
アイドルに学歴や資格は必要?
アイドルになるのに必要な資格はありません。
学歴も関係なく、中卒、高卒で活躍しているアイドルもいます。
ただし、最近では「できる限り学業と仕事を両立させたい」と考えるアイドルが増えてきているようです。
芸能人が多く通っている高校には通信制のコースもありますし、大学でもオンラインの授業やレポート提出が可能なところが増えてきています。
周囲の理解とサポートがあれば、アイドルをしながらも高校や大学を卒業することは可能です。
今の時代、アイドルを目指すからといって学歴を諦める必要はありません。
アイドルになるための学校の種類
アイドルを目指すもうひとつの方法として、芸能プロダクションが運営する学校に通うというものがあります。
芸能プロダクションが運営する養成学校のよいところは、エキストラの仕事が頻繁にくるところです。
所属アイドルの出演するテレビ番組や映画のエキストラは「バーター枠」として、同じ事務所のアイドルたちに優先的に話がきます。
エキストラとして出演した番組で注目を浴びたり、スタッフから目を付けられられたりすることもあるわけですから、チャンスが増えるといえるでしょう。
有名な養成学校としては、ワタナベエンターテイメントが運営する「ワタナベエンターテイメント総合スクール」があります。
才能を発掘するためのオーディションも多く行われているようです。
また、芸能プロダクションが運営していない学校法人の専門学校もあります。
学校と芸能プロダクションが提携した公開オーディションがあり、エキストラの仕事を紹介してもらえることもあるので、こちらもチャンスは多く訪れます。
どちらの場合も授業料を払って学ぶことになるので、金銭的な負担が増えることは覚悟したほうがよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
アイドルに向いている人
アイドルとしてステージに立つためには、歌唱力とダンスのスキルが必須となります。
養成学校や芸能スクールに通っていない人は、ヴォイストレーニングやダンススクールに通って特訓をするとよいでしょう。
また、多くの人から見られる職業なので、姿勢のよさも求められます。
子どものころからバレエや演技、日本舞踊などを習っていたという人は、自然と美しい姿勢が身に付いているので適任です。
アイドルの世界は華やかに見えてハードなことが多いので、性格的には、根性があってコツコツ地道に努力を続けられる人が向いているでしょう。
アイドルのキャリアプラン・キャリアパス
女性アイドルがステージに立てるのは、10代から20代にかけてが多いようです。
アイドルグループの場合は、20代後半になると、結婚や出産を機に活動を辞めるメンバーが増えてきます。
こうした出来事をきっかけにグループを解散して、個人での活動になっていくのが一般的な流れです。
アイドルを辞めたあとは、それぞれの個性や特技を生かした活動をしていくことになります。
女優やモデルに転身する人、アパレルブランドを立ち上げる人、ママタレントとしてSNSで情報発信する人。
さまざまなスタイルで活躍することができるので、早い段階からアイドル卒業後のキャリアプランを考えておくとよいでしょう。
男性アイドルの場合、女性に比べると息の長い活動ができる傾向があります。
しかし、年齢とともに体力や歌唱力の限界が訪れる可能性は高いので、第二の芸能人生について考えておくことは大切です。
アイドルを目指せる年齢は?
アイドルを目指すうえで重要なポイントになってくるのは、性別や身長・体重ではなくて、年齢です。
ライブやコンサートで歌って踊るためには、相当な体力と気力が求められます。
人気が出るまでに数年の下積みが必要になることを考えても、やはり10代でのデビューが理想的だといわれています。
20代を超えてから、あるいは30代を超えてからアイドルを目指すのは厳しい現実があります。
アイドルになりたいと思ったらすぐにでも行動に移すようにしましょう。
アイドルのトレーニング・レッスンでやること
特化したレッスン教室から、総合的に学べるスクールまで
アイドルとしてのスキルを磨くためには、さまざまなトレーニングの教室に通う必要があります。
すでにデビューをしていたり、事務所やアイドルグループに所属していたりする場合は、紹介された先生の元へ通うか事務所の養成所に入ることがほとんどです。
事務所に所属していない人や、高校卒業と同時に上京してアイドルを目指す人、デビューのきっかけが欲しい人は、芸能専門のスクールで総合的に学ぶことが多いようです。
どちらにしてもそれなりの金額のレッスン料がかかるため、中高生の場合は保護者からの理解とサポートが欠かせないでしょう。
なかにはアルバイトをしながら自力でレッスン料を稼ぐ人もいますが、ハードなスケジュールになるため気力と体力が必要です。
歌唱レッスン、ヴォイストレーニング
それでは、アイドルのレッスンではどのような授業が行われているのでしょうか。
まずは、アイドルに欠かせないレッスンのひとつである歌のレッスンです。
腹式呼吸の仕方、正しい声の出し方、イントネーションやアクセント、リズムのとり方から表現力まで幅広く学べます。
「歌唱レッスン」や「ボイストレーニング」と呼ばれることがありますが、内容は同じです。
講師役は元ミュージシャンが務めることが多く、個人レッスンからグループレッスンまで色々な形態があります。
授業料はレッスンの頻度や、人気度にも比例しますが、月3〜4回で1万円前後が平均のようです。
ダンスレッスン
歌唱力と並び、重要なレッスンとなるのがダンスレッスン。
前の壁一面が鏡になっているスタジオで、ジャズやHIPHOPなど、ステップなどの基礎から高等テクニックまで学びます。
カンタンな振り付けまで自分でできるようになれば一人前。
ライブやコンサートで観客を魅了するダンスができるようになるでしょう。
こちらのレッスンも相場は月3〜4回で1万円ほどです。
グループレッスン、自主的に練習するフリーレッスンから、個人レッスンまで、自分に合うスタイルのレッスンを選択することが可能です。
有名ダンサーが講師を務めていることが多く、プロの技術を思う存分学べます。
おもいっきり身体を動かすレッスンは、「ストレス発散にもなり、楽しい」と人気のあるレッスンです。
演技やアクションのレッスン
アイドルとして活躍しながら「いずれはドラマや映画にも出たい」という野望がある人は演技のレッスンを受けておくのもよいでしょう。
演技のレッスンは、総合スクールにも設置されていることが多く、場所によってはアクションのレッスンまで用意されているところもあります。
演技だけではなくて身体の使い方が身につくので、スポーツが得意になりたいという人にもおすすめのレッスンです。
また、教室によっては、ドラマや映画のオーディションで行われる面接試験に向けて自己PRのアドバイスをしてくれるところもあります。
自分の個性を引き出すことができるような喋り方や、特技のアピールの仕方。
審査員の興味を惹きつけるようなトーク力を磨いておくことは、アイドルにとって非常に重要なことなのです。