地下アイドルになるには
個性と根性が必要な地下アイドル
テレビなどの電波メディアにあまり出演せず、ライブ活動やファンとの交流に力を入れるのが地下アイドルです。
通称「ライブアイドル」とも呼ばれています。
他のアイドルと同じように、資格や免許などは必要ありません。
ただし、歌やダンス、トークなどのスキルが必要とされるのはアイドルと同じです。
また、お客さんと距離が近いぶん、コミュニケーション能力の高さや個性が求められるのが特徴といってもよいでしょう。
地下アイドルは地道な活動を続けることになります。
ライブにお客さんが来ない、イベントに出ても人が集まらないといったことが日常茶飯事なので、一般的なアイドルよりもさらに根性とサービス精神が必要です。
人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」も、最初は週末アイドルというキャッチコピーからスタートしました。
ららぽーとなど各地のショッピングセンターのイベント周りをしながらファンを増やし、トップアイドルになっていったのです。
デビューなどのステップが必要ない地下アイドルは、誰でもすぐになることができます。
それだけに、そこから人気アイドルとして成功するには、本人の強い意志と個性、運がなければ難しいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
芸能プロダクションに入る人も
地下アイドルといえばインディーズのイメージが強いですが、芸能プロダクションから生まれたグループも多くいます。
前述のももいろクローバーZも「スターダストプロモーション」という大手芸能プロダクションから生まれた地下アイドルでした。
このように地下アイドルを目指す場合も、やはり芸能プロダクションに入るのが一番確実な方法です。
芸能プロダクションの場合、メディアへの売り込みやPRの能力が高いが大きな強み。
地下アイドルからスタートして将来的にはテレビで活躍するトップアイドルになるという道も夢ではありません。
また、敏腕プロデューサーに才能を見出されてブレイクすることもあります。
たとえば、地下アイドルの元祖とも呼ばれている「AKB48」を見てみましょう。
秋葉原に専用劇場を持ち、会いに行けるアイドルとして一世を風靡した彼女たちですが、その成功の影には秋元康プロデューサーの力があります。
地下アイドルを目指すのであれば、有名プロデューサーや作曲家などがプロデュースしているグループの追加メンバー募集になるのが近道です。
また新たにアイドルグループを作る予定がないかなど、インターネットやテレビでまめに情報をチェックすることも大切です。
仲間を集めて活動する道も
プロダクションやプロデューサーなどの力を借りずに地下アイドルになりたい!
そんな思いがある人は、とりあえず仲間を集めて、活動を始めてしまうのもひとつの手です。
仲の良い友達や、レッスンスクールの仲間、ほかにも今の時代ならFacebookやTwitterなどのSNSでも仲間を集めることが可能です。
仲間が集まったら最初は路上や小さなライブハウスなどで活動をしてみましょう。
続けるうちにファンが増えて、風の噂が広まれば、プロダクションのスカウトマンの目に留まる機会も出てきます。
仲間と夢を語りながら好きな衣装を着てパフォーマンスをし、みずからの力だけで目標に向かう日々は、何事にも代えがたい貴重な時間となるでしょう。
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地下アイドルの心得
地下アイドルとしてデビューしてそれなりに人気が出てきてからも、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは「ファンを大切にすること」です。
ファンにとっては、テレビでしか見られないアイドルよりも、ライブ活動が中心の地下アイドルのほうが距離が近くて魅力的な存在です。
その身近さが好きで応援してくれるファンも多いのですから、売れたからといって急にライブを減らしたり、高飛車になったりするのは禁物なのです。
長年応援してきてくれたファンが一気に離れてしまうことだけは避けなければいけません。
アイドルとして長く愛されるようになるには、いつまでも謙虚な気持ちとファンへの感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。