ホールスタッフの求人・就職状況
人手不足の飲食業界
労働人口が減少する中、重労働のイメージがある飲食業界の人員不足には拍車がかかっています。飲食業界に就職したい人にとっては売り手市場といえるでしょう。
しかし人員不足をもう少し詳細に見てみると、二極化が進んでいるのが実情です。勤務条件や待遇のいい募集に応募が集中し、そうでない募集には応募がないのです。
苦戦しているのは主にチェーン居酒屋経営の企業です。近年チェーン居酒屋経営企業のイメージが低下していることに加え、全国展開企業の正社員であれば転勤も伴うためです。
反対に、特定地域に展開する優良企業や個人飲食店で、勤務条件のいいホールスタッフ職に応募が集まる傾向があります。
20代で正社員への就職・転職
未経験可の正社員求人
飲食店で働いた経験がない人でも、何かしらの社会人経験があれば正社員ホールスタッフになれるチャンスはあります。
この場合の社会人経験にはフリーターや派遣社員も含まれます。求人を探す際に、未経験可の正社員募集を探してみましょう。
企業によっては店長候補として正社員ホールスタッフを採用することがあります。
店長は管理能力が問われる立場のため、飲食業界以外の分野でもマネージャー的な業務を経験していると有利になるでしょう。
また、他業種からの転職を積極的に受け入れている飲食店経営企業もあります。
たとえば事務職の経験しかない人でも、チーム内でのコミュニケーションの取り方など、ホールスタッフ業務に活かせることはあるはずです。
効率的な求人の探し方とは
正社員求人を効率的に探すためには、まずはどのような形態の飲食店に勤務したいのかを絞り込みましょう。
レストランなのか、居酒屋なのか、カフェなのかで、求人を探すためのウェブサイトも異なってきます。
飲食店専用の求人サイトも複数あるので、メール配信サービスに登録してオンタイムで求人情報を受け取るといいでしょう。
形態を絞り込んだら、条件と待遇で絞り込みます。勤務場所、月収、勤務時間、社会保険制度の充実具合で選びましょう。