アイリストの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
アイリストの1日の流れ
日中(10時~19時)に営業するサロンに勤務する場合
残業はほとんどなく、業務後はプライベートを満喫するアイリストもいます。
シフト制の遅番で勤務する場合
自宅サロンで働く場合
20代で正社員への就職・転職
アイリストの勤務時間・休日
勤務サロンの開業時間にあわせて働く
アイリストのおもな勤務先となるのは、「アイラッシュサロン」といわれる専門サロンです。
サロンは路面店のように独立した店舗の場合もあれば、百貨店や駅ビルなどの中にあるテナントの場合もあります。
店舗の開業時間は10時~19時頃が多いものの、最近では残業して夜遅くまで働く女性も増えたことから、こうした女性をターゲットにした都心の美容サロンでは夜の20~22時頃まで営業している場合も珍しくありません。
営業時間が長い店舗の場合「シフト制」をとるサロンが多く、「早番」「遅番」「夜勤」という形で複数のスタッフが交代で働くのが一般的です。
勤務時間は雇用形態や予約状況で変わりますが、正社員で1日8時間程度勤務する場合、6人から7人前後の施術を担当します。
昼食や休憩は店舗の混み具合を見ながら交替で取りますが、週末など忙しい日には、午後の遅い時間まで休憩が取れないこともあるようです。
アイリストの勤務時間
正社員の場合
正社員の場合、シフト制など勤務先の営業体制に従い、1日8時間程度勤務します。
勤務開始前は、開店時間やシフト開始時刻の30分から1時間前には出勤し、店内の清掃、開店準備などを行います。
退勤は閉店時間やシフト終了時刻から遅くても1時間程度には帰れるようです。
正社員は雇用の安定などのメリットがある一方で、ほかの働き方に比べると繁忙期など人手不足の時期には率先してシフトに入る必要があります。
非正規雇用の場合
アイリストの求人では、「アルバイト・パート」という雇用形態もよくみかけます。
正社員に比べて、雇用の安定性や福利厚生という待遇面では劣るものの、「週2から勤務OK」「1日4時間から勤務OK」など、勤務日時の融通が利きやすい働き方です。
アルバイトという働き方を選ぶ人の理由はさまざまですが、たとえば子育てをしているためにフルタイム勤務が難しい人、生活のために別の仕事を続けながらアイリストとしてのスキルアップを目指す人などが多いようです。
アイリストのアルバイトの位置づけや求められる役割は、勤務先により異なります。
雇用形態がアルバイトというだけで、正社員と同じようにお客さまに直接施術をすることもありますし、アシスタントという位置づけで、先輩アイリストのサポートにつくこともあります。
あるいは、新人は全員アルバイトからスタートし、経験を積んで認められると社員にステップアップしていく形をとる店舗もあるようです。
なかには正社員とまったく変わらない勤務時間ということもあるので、アルバイトなどの呼び方に左右されず、勤務時間はしっかりと契約時に確認し、ミスマッチを防ぎましょう。
独立開業の場合
独立開業のメリットの1つに自分の裁量で自由に営業時間=勤務時間を決められるということが挙げられます。
完全予約にしておけば、自分の都合にあわせて働くことができるため、子供が出来た場合にも時間をやりくりしながら働くことができます。
集客などの経営上の厳しさはあるものの、一番自分の理想の働き方を追求できる働き方といえます。
アイリストの休日
月8日程度の休みがスタンダード
アルバイトやパートの場合は、比較的シフトの希望が通りやすく、平日しか勤務しないというアイリストもいます。
正社員の場合、たいてい週休2日、実働8時間、月8日程度の休みというところが多いです。
なかには通し勤務など、1日10時間以上勤務のケースもありますが、その分お休みを増やし、月9~10日休みというサロンも珍しくありません。
一般的にアイリストの仕事は接客業のため、土日祝日などの世間的な休日が稼ぎどきになり、自分の休暇は平日に取ることが多くなります。
とくに忙しくなるのは夏休みや冬休みなどの長期休暇や、結婚式が多いシーズンやクリスマス前です。
イベントが多く世間の女性たちがオシャレに力を入れる時期には、必然的にアイラッシュサロンも繁忙期となります。
以前は、冠婚葬祭を除いた土日休みは不可というサロンが大半でしたが、現在は月1~2日程度なら土日に休めるという働きやすいサロンもあります。
長期休暇について
最近は有給休暇をとりやすいサロンも多くなってきていて、通常の休みとあわせて1週間くらいの長期休暇をとるアイリストもいます。
ただし、アイリストの場合、個人で指名をもらうことがあるため、人気が出てくると長期的に休みを取ることが難しくなることもあります。
長い間休んでしまうことで、懇意にしていたお客さんが他の店舗に行ってしまったり他のアイリストを指名するようになったり…という心配があるためです。
休みを取る場合は、こういった事情を踏まえたうえで、仕事と私生活のバランスをどうやって取っていくかを自分なりにしっかり考えることが大切です。
アイリストの残業時間
美容師やネイリストは、閉店後にレッスンや研修が行われるため、遅くまで残業が生じることが多いです。
一方アイリストにはほとんど残業がなく、あっても1時間程度というところが多いようです。
残業時間が少なく、オンオフの切り替えがしやすい点はアイリストを志望する人にとって大きな魅力の1つでしょう。
注意したいのは、美容室でアイリストとして働く場合です。
予約があるときはアイリストとして施術を行いますが、予約がないときはほかの美容師のアシスタントとして働くこともあります。
アイリストは美容師免許を保有しているため、サロンによってはアイリストと美容師を兼務することもあり、その場合、閉店後は自主練習も増え、残業時間は多くなります。
アイリストは忙しい? 激務?
アイリストは美容業界のなかでは、一般的に働く環境は恵まれているとされています。
美容師やネイリストに比べ、残業時間は短く、休みも多めとされています。
そのため、プライベートを重視しながら美容業界で働きたい人に人気で、美容師からの転職も多いです。
腰痛や肩こりという職業病はあるものの、座って作業ができるため、美容師と比較して肉体的には楽といわれます。
土日やイベント前はお客様の予約数がふえるため、朝から晩まで施術にはいることもあり、忙しくなります。
そのような時は、お昼休憩も規定の1時間満足にとれないということも珍しくありません。
アイリストの休日の過ごし方
アイリストは平日お休みが多いことから、土日休みという一般企業に勤務する友人とは会いにくいという声もあります。
一方で平日はテーマパークや観光地もすいているため、「平日休みでよかった」という人も多く、旅行などを楽しむアイリストも多いです。
アイリストはまつ毛エクステなどの細やかな作業を高い集中力を維持して行う必要があるため、神経を使う仕事です。
また腰痛や肩こりなど慢性的な職業病に苦しむことも多く、休みの日はマッサージなどで自分の体を癒し、鋭気を養うアイリストもいます。
また自分の技術を高めるために、休日に自主練習を行うこともあります。
たとえば「アイデザイナー技能検定試験」や「まつ毛エクステンション技能検定試験」など、業務に関連する資格の取得をモチベーションとして、日々努力を続けている人もいます。
ストレスや緊張を上手にケアしながら、技術向上、私生活の充実のバランスをとることが、長くアイリストとして働く秘訣です。