イベントコンパニオンのつらいこと・大変なこと・苦労

イベントコンパニオンのつらいこと・大変なこと

イベントコンパニオンは一見するとニコニコして立っているだけで、楽な仕事というイメージを持たれることが多いですが、実は体力と忍耐力が必要な仕事です。

一般の事務職よりはこまめに休憩を取ることができますが、イベントの開催時は一日中立ちっぱなしとなり、高いヒールを履いて動かずに立っていることは想像以上に体力を奪われます。

ボディラインにフィットするタイトなコスチュームが多いため、着心地が悪かったり、動きづらかったりすることもよくあります。

またもっとも忍耐力が必要なのは、さまざまな来場者を相手にしなければならない点です。

来場者の中には、イベントコンパニオンに対して横柄な態度をとる人がいたり、カメラ小僧と呼ばれる写真撮影マニアがいたりすることもあります。

このように、体力や忍耐力、メンタルの強さといった素質に加え、日頃からの体力づくりや体型維持、体調管理といった努力も必要な職業だといえるでしょう。

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イベントコンパニオンの悩み

イベントコンパニオンになるにはまず、人材派遣会社やイベントプロダクション、タレント事務所などに登録します。

事務所ごとに書類選考やオーディションが行われ、所属キャストとしてふさわしい人でなければ、登録することさえもできません。

さらに、事務所がイベントや展示会へのイベントコンパニオンの派遣を受注すると、まず事務所内で選考が行われます。

1つのイベントに派遣されるイベントコンパニオンは、全員が同じコスチュームを着用するため似たような体格の人を揃える必要があるなど、その都度条件が異なり、選ばれる顔ぶれも違ってきます。

そして広告代理店とスポンサーを交えての書類選考、実際に顔を合わせてのオーディションと、合わせて3段階にも及ぶ厳しい選考をクリアしなければ仕事を得ることができません。

小さなイベントの場合は事務所内だけの選考で済むこともありますが、それでも必ずキャスティングされるという保証はないという、不安定さに苦労する人も多いようです。

仕事が不安定ということは櫃遠的に収入も不安定ということですので、生活に苦労する人もいます。

イベントコンパニオンを辞める理由で多いものは?

イベントコンパニオンとして活躍できるのは20代から30代中盤までの限られた期間であるため、将来への不安を抱える人も少なくありません。

基本的には、30代に差し掛かるとそろそろ引退の時期を迎えるといわれています。

アルバイトとして学業と平行していた人や、OLの副業と割り切って働いていた人なら切り替えて本業に専念すれば問題ありません。

しかし、イベントコンパニオン1本で生計を立てて活躍していた人ほど、いざ引退となるとその後の仕事探しに戸惑うものです。

これまで人前で注目を浴び、華やかな舞台で仕事をしてきただけに、30代で正社員として働いた経験がない、資格も免許もない、手に職もない、転職の厳しい現実に苦しむ人が多く見られます。