ドッグトレーナーのつらいこと・大変なこと・苦労

ドッグトレーナーのつらいこと・大変なこと

思い通りにならないことが多い

きちんとマナーが身についていない犬をトレーニングするのは、一筋縄ではいきません。

こちらの思い通りにならないことが多く、また犬種によっては扱い方が難しく、苦労を感じることもあるでしょう。

ただし、ドッグトレーナーはどの犬種・個性の犬に対しても、平等に愛情を注いでトレーニングを行わなければいけません。

何度犬に同じことを教えても正しく動いてくれず、うまく結果が出ないと落ち込みそうになることもあります。

それでも地道にしつけを続けていけば必ず結果は出てくるものです。

犬以上に、まずトレーナー自身が根気強さや粘り強さ、忍耐力を持っている必要があります。

ハードワークで体力が必要

ドッグトレーナーが仕事で扱う犬種は、小型犬から大型犬、やんちゃな犬、攻撃性のある犬などさまざまで、サイズや性格も多様です。

トレーニングの際は、まだこちらの指示がわからない段階の子に何度も向き合うなかで、体力だけでなく精神力も消耗してしまうこともあるでしょう。

また、しつけ以外にも、散歩や掃除など、体力を使う仕事が業務にたくさんあります。

ペットを眺めて「かわいい」と思うだけでなく、心身ともに強くなければ務まらないということを覚えておきましょう。

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ドッグトレーナーの悩み

ドッグトレーナーになる人は、もともと犬が大好きな人ばかりです。

しかし、しつけをするのは簡単ではないため、なかなか思い通りの結果が出なかったときに「自分の能力が足りないのでは…」「自分にはムリかもしれない」などと力不足を感じ、挫折しそうになってしまう人がいます。

飼い主にとって家族ともいえる大切なペットを預かり、しつけを行うことは、信頼してもらう喜びを感じる一方で大きなプレッシャーをともないます。

何度も試行錯誤しながらトレーニングを行っても、犬が前向きな反応を見せてくれないときは、心が折れそうになってしまうかもしれません。

また「飼い主さんにとってのお手本になろう」と意識しすぎて、自分へのプレッシャーがストレスになっていることもあるのです。

責任が求められる分、押しつぶされそうになり、悩みを抱えてしまうドッグトレーナーは少なくありません。

忍耐力や粘り強さとともに、精神力を持ち合わせることも大切な素質の一つといえるでしょう。

ドッグトレーナーを辞める理由で多いものは?

ドッグトレーナーを辞める理由で多いものは、収入や待遇で満足できないことです。

犬と接することに喜びを感じられる人にとって、ドッグトレーナーの仕事は天職といえますが、現段階においては収入や待遇面であまり恵まれた職業とはいえません。

企業に勤める場合でも、大手以外はあまり待遇がよくなく、正社員の採用も決して多くはないのです。

しつけ以外にも飼い主への報告書を書いたり、ほかのスタッフとの情報共有するなどの時間が必要で、サービス残業をすることもあるでしょう。

また、店舗によっては早朝対応や夜間対応が必要でも、割り増し料金が支払われないケースもあります。

最終的に会社を辞めることを決意した場合、まったく違う異業種に転職する人もいますが、せっかく好きな仕事を辞めるのは残念なことです。

ドッグトレーナーは、独立してフリーランスになる道もあるため、さまざまな働き方を模索してみるのもよいでしょう。