インターンシップとは

就活に先立って行われるのがインターンシップです。

就活の0次選考と言われることがあるぐらいですので、可能であれば参加しておいたほうがいいでしょう。

インターンシップとは何か?について見ていきましょう。





インターンシップの目的とは?何を学ぶためのもの?

インターンシップは企業が学生を一定期間受け入れ、実際に働いてもらう制度です。

アルバイトとは違い、社員の方々と同じように働くことで、社会人になるにあたっての心構えを固める効果があります。

また今後、業界研究や企業研究を進めていく上で、実地で働くことによって得た生の情報はとても貴重です。

業界や企業についてより具体的に知る上で、インターンシップの経験は有益なものとなるでしょう。

さらに、インターンシップ参加の経験は自己分析にも役立ちます。

自身の適性ややりたいことを明確にする上で、実際にやってみることは大きな手がかりとなります。

今後、社会人として働くイメージを具体的なものにし、キャリアプランを考える上での基礎を固めるのが、インターンシップ参加の主な目的なのです。

インターンシップに参加する意味とメリットとは?

インターンシップを通じて、企業・学生双方にとってミスマッチを防ぐ狙いがあります。

実際に企業の中に身を置いてみることで、その業界や企業が自分にとって合っているのか判断しやすくなります。

企業側としても、求める人材像にマッチした学生かどうか、一定期間をかけて判断できるというわけです。

また、インターンシップ期間中は今まさに現場で働いている社員の方々の考えを直接聞くことができます。

実際に働いている人がどのような考えを持っているのか、直接情報を得られるのは大きなメリットと言えます。

業界の動向や競合他社の状況なども、生の情報を得ることができます。

さらに、同じ業界・職種を目指す仲間の人脈を広げる効果もあります。

目指す業界や職種の志向は大きく変わらない人が多いはずですので、インターンシップで知り合った学生同士は貴重な人脈となり得るのです。

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インターンシップ参加は内定・採用と関係があるか?

インターンシップへの参加が内定・採用と関わっている場合があります。

1ヶ月以上のインターンシップとなると、企業としても参加するインターン生を厳選している場合が多く、内定者候補と見ている可能性が高いと考えられます。

反対に、1日だけの1Dayインターンの場合、選考とはあまり関係がないと思っておいたほうがいいでしょう。

業界や企業のタイプによっては、インターンシップへの参加が内定・採用に深く関わっているケースもあります。

外資系企業ではインターンシップ参加が本採用の条件になっていることも少なくありません。

IT系の企業でも、エンジニアとして入社する場合、インターンシップで実際のコードを見てもらうことで採用に直結することもあります。

インターンシップはいつから始めたらいいか?

インターンシップで有名なのは、サマーインターン・ウィンターインターンと呼ばれる、学生の休暇に合わせて行われるものです。

それぞれ6月から8月、9月中旬から2月頃にかけて実施されます。

これらは主に大学3年生を対象としたインターンシップとなります。

他にも、年間を通じて実施されてる長期インターンシップもあります。

通年で行われるインターンシップは3年生だけでなく、1年生や2年生でも参加できるものもあります。

このように、インターンシップは主に大学3年の夏・冬休みに参加する人が多いのですが、通年インターンであれば随時応募可能ですので、興味のある業界や企業のインターンシップを募集しているか、チェックしてみるといいでしょう。

短期・長期インターンシップのメリットとデメリット

数日〜1ヶ月程度の期間で行われる短期インターンシップは、内定・採用直結型のことがある点がメリットです。

優秀な人材と評価してもらうことができれば、早い段階で内々定を獲得できるかもしれません。

デメリットとしては、有名企業や人気企業ほどインターン生募集の倍率が高く、参加できるとは限らない点が挙げられます。

長期インターンシップは、実務を通じてビジネスマナーなどの基本的なことを学びやすく、時間をかけて職種や企業に対する理解を深められるメリットがあります。

ただし、長期間にわたって実施されるため、学業との両立が大変というデメリットがあります。

インターンシップの志望動機をどう書いたらいい?

インターンシップに参加するにあたっての志望動機は、大きく3つの点について書くといいでしょう。

1つは、インターンシップに参加しようと思った理由です。

他社ではなく、その企業のインターンシップに参加したい理由が述べられていることが大切です。

2つめは、インターンシップ参加を通じて学びたいことです。

インターンシップの内容や企業の事業内容をしっかりリサーチし、どのような学びを得られそうか整理しておきましょう。

3つめは、インターンシップ参加にあたっての意気込みです。

実際にインターンシップに参加することが決まった場合、どういった姿勢で取り組みたいと考えているのか、具体的な行動レベルで書くことが重要です。

インターンシップの面接を突破するコツとは?

インターンシップの面接では、参加に対する目的意識と意欲を主に見られています。

企業研究や自己分析をしっかりと行い、なぜこのインターンシップに参加したいのか?という目的意識を言語化しておきましょう。

主体的に行動して結果を出したエピソードがあれば、その人の「実績」として評価され、面接突破に役立つことがあります。

ゼミやサークル、アルバイトなどで主体性やリーダーシップを発揮した経験がないか、振り返ってみましょう。

面接ではネガティブな話や、インターンシップの待遇についての話はするべきではありません。

積極的に参加して学びを得たいという姿勢を見せることが大切です。

インターンシップの自己PRはどう書いたらいい?

インターンシップの自己PR文は、まず最初に結論を述べます。

自分の長所や強みがどういう点なのかを、最初にはっきりと述べるのです。

そして、その長所や強みを象徴するエピソードを紹介します。

最後に、長所や強みをインターンシップでどのように発揮できると考えているかを述べるといいでしょう。

自己PRは自分の言葉で書くべきですが、こうした基本的な構成があることを知っておくと書きやすいはずです。

インターンシップで提出する履歴書の書き方とは?

インターンシップで提出する履歴書は、基本的に就職活動で企業に提出するものと同じと考えて差し支えありません。

企業から書式を指定されることもありますので、その場合は必ず指定された書式を使うようにします。

企業によってメールへのファイル添付で送信したり、Web上の入力フォームに記載したりする場合がありますので、指定された送信方法をよく確認しておきましょう。

学校名や資格名は略称を使わず、全て正式名称を書くようにします。

履歴書を提出する前に必ずコピーを取り、どのような内容を提出したのか面接前に確認できるようにしておきましょう。

インターンシップで給料は支給される?

ベンチャー企業が長期で実施するインターンシップ以外、多くのインターンシップは無給で行われます。

大企業のインターンシップとなると、選考の一部という意味合いが強いこともあり、給料が支払われることはほとんどありません。

インターンシップはアルバイトではなく、業界や企業について学ぶ場です。

他の就活生の様子や特徴が分かったり、業界についての理解を深められたりします。

さらに、インターンシップで高い評価を得ることができれば、内定や採用につながることもあります。

以上のことから、給与が支払われないとしても参加する意味はあるでしょう。

インターンシップで守るべきマナーとは?

インターンシップに参加するにあたって、筆記用具やノートなど必須のものは準備しておきましょう。

インターンシップ期間中に名刺を渡したり、受け取ったりする機会があるかもしれません。

名刺の渡し方、受け取り方はビジネスマナーの基本ですので、しっかりと確認し練習しておきましょう。

インターンシップ参加中はこまめにメモをとり、分からないことがあれば勝手に判断せず確認してから進めるようにしましょう。

インターンシップ終了時には、借りていた備品類を全て返却し、できるだけ早い段階でお礼状かお礼メールを送りましょう。

インターンシップに必要な持ち物とは?

インターンシップ参加にあたって忘れてはいけないのは、企業へ提出を求められている書類などです。

忘れてしまうと企業に迷惑をかけることもありますので、絶対に忘れないようにしましょう。

企業から指定がとくになかったとしても、筆記用具、メモ帳、スケジュール帳は最低限用意しておくべきです。

また、受付で身分証明書の提示を求められることがありますので、学生証か免許証を携行しましょう。

万が一、体調が悪くなったときに備えて、健康保険証を携行することも大切です。

なお、ビジネスの場ではスマホを取り出して時間を確認するのはマナー違反とされることもありますので、高価なものでなくてもいいので腕時計を用意しておきましょう。

インターンシップ参加にふさわしい服装とは?

インターンシップは、特に指定がなければリクルートスーツで参加するのが無難です。

ただし、企業によっては私服での参加を指定してくることもありますので、オフィスカジュアルと呼ばれる襟のあるシャツにジャケットを合わせるスタイルを選ぶといいでしょう。

インターンシップは仕事をするための場ですので、あまりにカジュアルな服装は避けるべきです。

襟のないTシャツや、ダメージ加工がされたパンツは避けましょう。

インターンシップ参加時の髪色、メイク、ネイルは?

インターンシップ参加時は、茶髪やカラーリングされた髪色は避けるべきでしょう。

こうした髪色からは「学生っぽさ」が感じられるからです。

完全に真っ黒に染める必要はありませんが、自分の地毛に近い自然な色にするのが無難です。

メイクは社会人の女性にとって身だしなみの一部です。

派手なアイメイクや目立つ色の口紅は避け、なるべくナチュラルメイクに近いメイクを心がけましょう。

ネイルは企業によっては社員にも禁止しているケースがありますので注意が必要です。

爪を清潔にしておくことは大切な身だしなみですので、適度な長さに切り、きれいに整えておきましょう。

もしネイルを塗るのであれば、トップコートだけにしておいたほうがいいでしょう。

インターンシップのお礼メールの書き方とは?

インターンシップが終了したら、当日か遅くとも3日以内にはお礼メールを送りましょう。

インターンシップ参加を通じて理解が深まったことや、印象に残っているエピソードを書き、感謝の気持ちを伝えるのがお礼メールの目的です。

長文にならないよう端的に述べ、件名からお礼メールであることがはっきり分かるようにすることが大切です。

お礼メールを送っているのは自分だけではないことを念頭に置き、読む相手にとって負担にならないよう配慮することが重要です。

インターンシップのお礼状の書き方とは?

最近はお礼メールを送る人が増えていますが、あえてお礼状という形で感謝の気持ちを表すと、より折り目正しい印象を与えられます。

お礼状を書く上で重要なのは、インターンシップの内容に具体的に触れることです。

インターンシップに参加しなくても書けてしまうような表面的な言葉を並べても、感謝の気持ちが伝わるものにはなりません。

インターンシップ中、とくに勉強になったことや印象に残ったことを書き、インターンシップ参加を通じて成長できたという気持ちを伝えましょう。

お礼状の長さは便せん1枚に収まるぐらいで十分です。

必ずしも達筆でなくてもいいので、ていねいに読みやすい字で書くことを心がけましょう。

理系のインターンシップについて

理系の学生は研究が忙しく、インターンシップへの参加が難しい場合があります。

理系の学生向けの特別なインターンシップもありますので、できるだけ時間を作って参加してみましょう。

インターンシップ参加によって、内定や採用へと結びつくこともあります。

また、就活への意識を高めておく意味においても、理系の学生もできる限りインターンシップに参加することをお薦めします。

この記事のまとめ

インターンシップはアルバイトのようなもので、参加する意味はあまりない、などと聞くことがありますが、参加するメリットもたくさんあります。

就活に向けてスタートダッシュを切っておく意味でも、インターンシップに積極的に参加して、業界や企業に対する理解を深めておきましょう。

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