アニメ専門学校とは(読了時間:4分45秒)

アニメが大好きで、将来はアニメに関わる職業・仕事に就きたいと考えている人は、アニメ専門学校への進学を検討することになるでしょう。

このページでは、アニメ専門学校ではどのような勉強をするのかや、学費について、また卒用語の進路や就職について紹介していきます。

アニメ専門学校とは

アニメ専門学校では、「アニメーター」や「アニメ監督」「アニメ演出家」を中心に、アニメ制作関連の職業・仕事に就くために必要な知識・スキルを学ぶことができます。

学校によってさまざまな学科・コースが設けられており、アニメーター志望者向けの学科・コースのほかにも、演出や監督を目指すための学科・コース、さらにアニメには欠かせない美術や音響などの勉強を専門的に行っていける学科・コースもあります。

アニメ制作の現場では、絵を描く人、BGMを作る人、撮影をする人など役割分担がハッキリしており、そうした各業務のプロフェッショナルになるための基礎的な知識・スキルを身につけていけるのがアニメ専門学校です。

一部のアニメ専門学校では、アニメと関わりの深い声優や、マンガ・イラスト関連の勉強ができるところもあります。

アニメ専門学校で勉強すること、授業科目

アニメ専門学校の授業科目は、アニメーター志望者向けの学科・コースの場合、画力をアップさせるための授業をはじめ、画力を生かして実践的な絵を描いていく力の習得、そして専門的なソフトを扱うためのスキルを身につける授業が中心になります。

デッサンの基礎からスタートし、キャラクターや背景などの絵を動かすためのスキルを磨きます。

また、デジタル作画が主流になっている現在では、作画や編集に使用するパソコンの各種ソフトなどの扱い方も覚える必要があります。

演出や監督を目指すための学科・コースでは、アニメ制作の全体の流れを理解し、シナリオ、絵コンテ、レイアウト、カメラワークなどのノウハウを一から覚えていきます。

いずれの場合でも、卒業後にアニメ業界の即戦力として活躍できるよう、実践的な授業が多く設けられていることが特徴です。

机に向かって講義を受けるだけではなく、手を動かしていく演習形式の授業、また個人あるいはグループでの作品制作や発表の機会も多くあります。

アニメ専門学校から目指せる職業・仕事

アニメ専門学校から卒業後に目指せるおもな職業・仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

・アニメーター(動画、原画、作画監督、キャラクターデザイン)
・演出家、演出助手
・監督
・撮影スタッフ
・美術監督
・グラフィッカー
・絵コンテ
・背景美術
・シナリオライター
・制作プロデューサー
・音響制作
・レコーディングエンジニア

など。

就職先はアニメ制作会社が中心となっていますが、制作会社は大手から中小のプロダクションまでさまざまな会社があり、とくに大手の人気が高くなっています。

このほか、アニメ専門学校によっては、声優やイラストレーターなどの職業・仕事を目指していくこともできます。

アニメ専門学校の学費、費用

アニメ専門学校の多くは、昼間部の2年制となっています。

1年次の学費は、入学金、授業料、施設設備費を併せて100万円~130万円程度、2年次は1年次の学費から入学金を除いて80万円~100万円程度が必要になる学校が多いでしょう。

学校によって、学費に含まれているものと含まれていないものは異なりますが、一般的には教科書代・教材費は別途必要になります。

そのほかにも、卒業アルバム制作費や校友会費など細々とした諸経費がかかる場合があり、学費以外に最低でも年間で10万円前後は必要になると考えておいたほうがよいでしょう。

2年制の学校であれば、卒業までに少なく見積もっても200万円くらいのお金はかかってきますが、条件によっては奨学金や教育ローンなど、学費サポート制度を使って学ぶこともできます。

アニメ専門学校の就職先、就職率、卒業後

アニメ専門学校卒業生の多くは、アニメ制作会社を中心とするアニメ業界へ進んでいます。

会社員として働く人が多いようですが、アニメーターであれば企業には所属せず、フリーランスとして働く人も比較的多くいます。

アニメ専門学校の就職率については明確な数字が公表されていない場合もありますが、在学生はアニメ業界への就職を目指している学生が大半を占めていることから、比較的高い就職率となっているようです。

就職状況や内定先は各学校のホームページなどでも公開されていることが多いので、気になる人はチェックしてみるとよいでしょう。

また、アニメ専門学校では就職を成功に導くためのサポート制度も充実しています。

入学後は就職を意識したカリキュラムの下に勉強し、授業のほかに就職ガイダンスや個別進路相談なども積極的に受けながら希望の進路を目指していくことができます。

アニメ専門学校の入試、志望動機、面接

アニメ専門学校では、「一般入試」「推薦入試」「AO入試」の3種類が行われることが多いですが、いずれの場合でも面接はほぼ確実に行われ、志望動機は合否を左右する重要な要素となります。

アニメ専門学校の志望動機を考える際に大事なのは、専門学校で何を学び、卒業後にどうなりたいかをハッキリとさせることです。

もちろん入学後に進路が変わる可能性もありますが、現時点で何を目指しているのかをきちんと伝えられるようにしましょう。

アニメ制作を仕事にしたいと思ったきっかけについて振り返り、そのなかで具体的に何がしたいのか(作画、美術、演出など)を考えてみるとよいでしょう。

なお、入試の時点でアニメ制作に関する専門的な知識・技術が問われることは普通ありません。

卒業までしっかりと学び続ける意欲をアピールするように心がけましょう。

アニメ専門学校のオープンキャンパス

アニメ専門学校のオープンキャンパスでは、とくに体験授業や体験入学に力を入れているところが多いようです。

そこでは実際に講師の指導を受けて、アニメ作画体験などをし、もしその学校に入学したらどのような授業を受けられるのかをイメージすることができます。

プログラムは学校によって1~2時間程度で終わるものもあれば、丸一日かけてじっくりとさまざまな授業を体験することができるものもあります。

各学校の雰囲気を肌で感じるチャンスにもなるため、積極的に参加してみるとよいでしょう。

なお、オープンキャンパスへの参加は、アニメ専門学校によっては事前申し込みが必要な場合があります。

最新情報は各学校のホームページなどで確認してください。

日本のアニメが海外でも高く評価されている現代。

新たな人気アニメ作品も続々と生まれており、アニメ専門学校への進学希望者も増えているようです。

ただし、ひとくちにアニメ専門学校といっても、将来目指す職業や仕事によって学ぶべきことは変わってきます。

将来どのような仕事をしていきたいのかイメージしてから学校選びをするとよいでしょう。

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