アニメーターの専門学校は行くべきか? 学費や就職先まとめ | アニメに関わる仕事を目指す方へ
このページでは、アニメ専門学校ではどのような勉強をするのかや、学費について、また卒業後の進路や就職について紹介していきます。
アニメ専門学校とは
アニメ専門学校では、「アニメーター」や「アニメ監督」「アニメ演出家」を中心に、アニメ制作関連の職業・仕事に就くために必要な知識・スキルを学ぶことができます。
学校によってさまざまな学科・コースが設けられており、アニメーター志望者向けの学科・コースのほかにも、演出や監督を目指すための学科・コース、さらにアニメには欠かせない美術や音響などの勉強を専門的に行っていける学科・コースもあります。
アニメ制作の現場では、絵を描く人、BGMを作る人、撮影をする人など役割分担がハッキリしており、そうした各業務のプロフェッショナルになるための基礎的な知識・スキルを身につけていけるのがアニメ専門学校です。
一部のアニメ専門学校では、アニメと関わりの深い声優や、マンガ・イラスト関連の勉強ができるところもあります。
アニメ専門学校で勉強すること、授業科目
アニメ専門学校で勉強すること
アニメ専門学校の授業科目は、アニメーター志望者向けの学科・コースの場合、画力をアップさせるための授業をはじめ、画力を生かして実践的な絵を描いていく力の習得、そして専門的なソフトを扱うためのスキルを身につける授業が中心になります。
デッサンの基礎からスタートし、キャラクターや背景などの絵を動かすためのスキルを磨きます。
また、デジタル作画が主流になっている現在では、作画や編集に使用するパソコンの各種ソフトなどの扱い方も覚える必要があります。
学校によってさまざまな学科・コースが設けられていますが、代表的なものはアニメーターになるための学科・コースと、演出や監督を目指すための学科・コースに分けられます。
このほか、アニメには欠かせない美術や音響などのプロフェッショナルを目指すための勉強ができる学科・コースを設けている学校もあります。
演出や監督を目指すための学科・コースでは、アニメ制作の全体の流れを理解し、シナリオ、絵コンテ、レイアウト、カメラワークなどのノウハウを一から覚えていきます。
いずれの場合でも、卒業後にアニメ業界の即戦力として活躍できるよう、実践的な授業が多く設けられていることが特徴です。
机に向かって講義を受けるだけではなく、手を動かしていく演習形式の授業、また個人あるいはグループでの作品制作や発表の機会も多くあります。
声優やイラストなどの勉強ができる学校も
上記のほか、アニメ専門学校には声優やマンガ・イラストの仕事に就くための勉強ができる学科・コースを置くところもあります。
声優もアニメとは関わりの深い職業ですし、絵を描くことを中心に、広くエンターテインメント関連の勉強ができるアニメ専門学校もいくつかあります。
どのような職業・仕事を目指していくかによって、学ぶ内容は少しずつ変わってきます。
アニメ専門学校の授業科目
アニメ専門学校の授業科目は、アニメーターになるための学科・コースの場合、画力をアップさせるための授業と、画力を生かして実践的な絵を描いていく力の習得、そして専門的なソフトを扱うためのスキルを身につけることが中心になってきます。
たとえば、アニメーターになるための学科・コースでは、次のような授業科目があります。
1年次
・パラパラアニメ制作
・アクション制作
・動画実習
・原画作成
・クリンナップ
・短編アニメーション制作
2年次
・原画実習
・動物アクション
・キャラクターデザイン
・エフェクト作画
・動画研修
演出や監督を目指すための学科・コースでは、アニメ制作の全体の流れを理解し、シナリオ、絵コンテ、レイアウト、カメラワークなどのノウハウを一から覚えていきます。
具体的には次のような授業科目があります。
1年次
・アニメ制作工程
・アニメ史
・コマ撮り
・映像モンタージュ
・アニメ作画基礎
・アニメ撮影基礎
2年次
・制作進行実務
・卒業アニメ制作
・映像制作強化ゼミ
・デッサン
・デジタルペイント応用
アニメ専門学校では実践力を身につけるために、在学中に作品を制作し、学校内で発表会やコンテストが行われることも多いです。
卒業前には学びの集大成として卒業制作が行われています。
アニメ専門学校では、まったくの未経験者がアニメ制作に携わるための知識・スキルを身につけていくことができます。
手を動かす作業も多く、日々の予習復習や自主的な練習も必要になりますが、在学中に身につけた基礎力は、卒業後に現場に出てから大いに生きてくることでしょう。
20代で正社員への就職・転職
アニメ専門学校から目指せる職業・仕事
アニメ専門学校から目指せる職業
アニメ専門学校から卒業後に目指せるおもな職業・仕事としては、以下のようなものが挙げられます。
・アニメーター(動画、原画、作画監督、キャラクターデザイン)
・演出家、演出助手
・監督
・撮影スタッフ
・美術監督
・グラフィッカー
・絵コンテ
・背景美術
・シナリオライター
・制作プロデューサー
・音響制作
・レコーディングエンジニア
就職先はアニメ制作会社が中心となっていますが、制作会社は大手から中小のプロダクションまでさまざまな会社があり、とくに大手の人気が高くなっています。
このほか、アニメ専門学校によっては、声優やイラストレーターなどの職業・仕事を目指していくこともできます。
アニメ専門学校から目指せる仕事
具体的に、アニメ専門学校から卒業後に目指せる仕事は以下のようなものが挙げられます。
アニメ制作の現場では、絵を描く人、BGMを作る人、撮影をする人など役割分担がハッキリしており、リーダーとなる監督をはじめ、演出家、アニメーター、背景、音響などのスタッフがチームを組み、作品を作り上げていきます。
アニメ専門学校では、それぞれの業務のプロフェッショナルになるための力を身につけていくことができます。
多くのアニメ専門学校では、一人ひとりが希望の進路に応じてより専門的な勉強をしていけるように、「アニメーター学科」「アニメ監督・演出学科」など、いくつかの学科・コースに分かれているのが一般的です。
ただし、一部のアニメ専門学校では、アニメーターになることだけに特化したカリキュラムが組まれている場合もあります。
他のエンタメ系の学科・コースを併設する学校も
アニメ専門学校では、先に挙げたようなアニメ制作に関わる職業・仕事を目指す人向けの学科・コース以外に、アニメには欠かせない声優や、イラスト・マンガ関連の勉強ができる学科・コースを設置しているところもあります。
そうした学校では、人によって将来の目標は違っても、幅広くエンターテインメントの仕事に就きたいと考える学生が集まっており、ときに切磋琢磨やコラボレーションしながら、プロフェッショナルを目指していくことができるでしょう。
アニメ専門学校からは、アニメ制作に関わるさまざまな職業・仕事を目指すことができます。
ただし、学科・コースによって専門的に学べる内容には違いがあるため、将来どのような仕事をしていきたいかをイメージしたうえで、学校選びをするとよいでしょう。
アニメ専門学校の学費、費用
アニメ専門学校の学費
アニメ専門学校の多くは、昼間部の2年制となっています。
1年次の学費は、入学金、授業料、施設設備費を併せて100万円~130万円程度、2年次は1年次の学費から入学金を除いて80万円~100万円程度が必要になる学校が多いでしょう。
2年制の学校であれば、卒業までに少なく見積もっても200万円くらいのお金はかかってきますが、条件によっては奨学金や教育ローンなど、学費サポート制度を使って学ぶこともできます。
一部の専門学校では「専科」といって1年制の学科があったり、3年制や4年制で学ぶこともできるようです。
基本的に、在学期間が長くなればなるほど、学費も多くかかってくるといえます。
アニメ専門学校の費用
アニメ専門学校で学ぶには、学費以外にもいくらかのお金がかかります。
学校によって、学費に含まれているものと含まれていないものは異なりますが、一般的には教科書代・教材費は別途必要になります。
そのほかにも、卒業アルバム制作費や校友会費など細々とした諸経費がかかる場合がありますが、学費以外に最低でも年間で10万円前後は必要になると考えておいたほうがよいでしょう。
学校によっては、学校指定のパソコンを購入しなくてはならないこともあるようです。
学費サポート制度について
アニメ専門学校では、学びたい意思を持ちながら経済的に不安を抱える学生が勉強に集中できるよう、さまざまな学費サポート制度を整えているところが多いです。
たとえば、学校独自の奨学金制度や国の教育ローン、民間の教育ローン、また働きながら学べる新聞奨学生制度などが代表的な学費サポートです。
学校によっては、成績優秀な学生に対して、入学金や授業料が一部あるいは全額免除となる特待生制度が適用される場合もあります。
こうした学費サポート制度を活用しながら卒業を目指していくこともできます。
アニメ専門学校で勉強するために、学費や費用の問題は見過ごせないポイントです。
ただし、学校によってどれくらいのお金が必要になるかや、学費サポートの内容は異なります。不明点は各学校のホームページを見たり、直接問い合わせるなどしてください。
アニメ専門学校の就職先、就職率、卒業後
アニメ専門学校の就職先
アニメ専門学校卒業生の多くは、アニメ制作会社を中心とするアニメ業界へ進んでいます。
アニメ制作会社は、テレビ局ともつながりのある大手制作会社から中小プロダクションまでたくさんあり、やはり大手を志望する人が多いようです。
また、アニメーターとして作画の仕事を行う場合には、作画のみを請け負っている小規模の専門スタジオも就職先となります。
会社員として働く人が多いようですが、アニメーターであれば企業には所属せず、フリーランスとして働く人も比較的多くいます。
就職状況や内定先は各学校のホームページなどでも公開されていることが多いので、気になる人はチェックしてみるとよいでしょう。
また、アニメ専門学校では就職を成功に導くためのサポート制度も充実しています。
入学後は就職を意識したカリキュラムの下に勉強し、授業のほかに就職ガイダンスや個別進路相談なども積極的に受けながら希望の進路を目指していくことができます。
アニメ専門学校の就職率
アニメ専門学校の就職率については、はっきりとした数字は公表されていない場合もありますが、アニメ業界への就職を目指している学生が大半を占めているため、比較的高い就職率になっているようです。
アニメ専門学校に入学すると、学内で実施される企業説明会や個別進路相談、面接指導などさまざまな就職サポートが受けられます。
また、就職後に即戦力として活躍するための実践的な授業が行われるため、在学中に着実にスキルアップし、希望の進路へと進んでいる学生も大勢います。
卒業後にも努力が必要
アニメ専門学校で学べば、アニメ制作の基礎的なスキルはしっかりと身につけることができます。
しかし、無事に就職先が決まったとしても、そこから第一線で活躍し続けるのは決して簡単なことではありません。
アニメーターになった場合、基本的に最初は誰でも下積みからのスタートとなり、驚くほど安い給料しかもらえないことも珍しくないといわれています。
また、新しいアニメーターがどんどん出てくるため、つねにスキルアップしていかなくては生き残るのも難しいのが現実です。
演出や監督といった仕事に就くにも、最初は先輩のサポートやアシスタント業務からのスタートで、有名になっていけるのはひと握りの人だけといえます。
卒業後から、また新たな努力の日々が待っていると考えておいたほうがよいでしょう。
アニメ専門学校からは、アニメ制作の現場へと就職している人が多くを占めています。
大手の制作会社は人気が高く、狭き門となるため、アニメ専門学校在学中にどれだけスキルを磨いておけるかがポイントとなるでしょう。
競争が厳しい世界であるため、強い意志を持って目指す道へ進んでいくことが大事になってきます。
アニメ専門学校の入試、志望動機、面接
アニメ専門学校の入試
アニメ専門学校では、「一般入試」「推薦入試」「AO入試」の3種類が行われることが多いですが、いずれの場合でも面接はほぼ確実に行われ、志望動機は合否を左右する重要な要素となります。
このうち一般入試は、受験資格を満たしている人であれば誰でも受験することができます。
なお、学校によっては、入試区分は新卒となる高校生と、それ以外の既卒者(大学生・短大生・社会人など)で分けられていることがあるようです。
推薦入試は、指定校推薦や自己推薦などがあり、指定校推薦は専門学校側が定める特定の高校生のみ受験することができます。
AO入試は最近ではどの学校でも実施されることが多く、学ぶことに対する意欲と人柄などを中心に選抜が行われ、一般的には他の選考方法よりも早い時期に合否が決定されます。
アニメ専門学校の志望動機の考え方
アニメ専門学校の志望動機を考える際に大事なのは、専門学校で何を学び、卒業後にどうなりたいかをハッキリとさせることです。
もちろん、入学後に進路が変わる可能性もありますが、現時点で何を目指しているのかをきちんと伝えられるようにしましょう。
アニメ制作を仕事にしたいと思ったきっかけについて振り返り、そのなかで具体的に何がしたいのか(作画、美術、演出など)を考えてみるとよいでしょう。
志望動機はこうでなくてはならないというものではなく、自分の率直な思いをしっかりと伝えられるかが重要です。
アニメ専門学校の面接のポイント
アニメ専門学校の入試では、ほとんどの選考方法で面接が実施されています。
志望動機を中心に、自己PRや特技、長所・短所、将来の目標などを話せるようにしておきましょう。
入学の時点で専門的な知識やスキルが必要とされることは普通ありませんので、一般的な面接対策をしておき、落ち着いて当日臨めるように何度か練習しておくとよいでしょう。
また、挨拶や言葉遣い、身だしなみなどはきちんとしておいて損はありません。
ここではアニメ専門学校の一般的な入試内容や面接対策などについて見ていきましたが、学校ごとに細かな内容は異なってきます。
受験の前に専門学校の募集要項をよくチェックしておき、できる限りの対策をしておくことで、合格に近づくことができるでしょう。
アニメ専門学校のオープンキャンパス
アニメ専門学校のオープンキャンパスとは
アニメ専門学校のオープンキャンパスでは、とくに体験授業や体験入学に力を入れているところが多いようです。
そこでは実際に講師の指導を受けて、アニメ作画体験などをし、もしその学校に入学したらどのような授業を受けられるのかをイメージすることができます。
各学校の雰囲気を肌で感じるチャンスにもなるため、積極的に参加してみるとよいでしょう。
なお、オープンキャンパスへの参加は、アニメ専門学校によっては事前申し込みが必要な場合があります。
最新情報は各学校のホームページなどで確認してください。
アニメ専門学校のオープンキャンパスの内容
大学や専門学校を一般向けに公開し、受験生にとっては、気軽に学校見学や入試相談などをすることができるオープンキャンパス。
アニメ専門学校のオープンキャンパスでは、とくに体験授業や体験入学に力を入れているところが多いようです。
そこでは実際に講師の指導を受けて、アニメ作画体験などをし、もしその学校に入学したらどのような授業を受けられるのかをイメージすることができます。
プログラムは学校によって1~2時間程度で終わるものもあれば、丸一日かけてじっくりとさまざまな授業を体験することができるものもあります。
このほか、学校によっては校内ツアーや個別進路相談会、講師や在校生の講演なども行われています。
アニメ専門学校のオープンキャンパス参加のメリット
オープンキャンパスに参加する一番のメリットとは、やはりその学校をよく知ることができるところだといえるでしょう。
自分の目で学校を見て、雰囲気を肌で感じることで、合う・合わないも判断しやすくなるはずです。
また、進路や入試に関する不安な点を、専門学校の講師やスタッフなどに直接聞けるのもよいところです。
また、オープンキャンパスに参加すると、入試の際の選考料が免除となったり、AO入学などのエントリーが可能になったりする学校もあります。
アニメ専門学校のオープンキャンパス参加の注意点
オープンキャンパスは、たいてい自由に参加できるものとなっていますが、アニメ専門学校によっては事前申し込みが必要になる場合があります。
また、体験授業や体験入学については申し込みが必要となることが多いため、学校のホームページなどで情報をチェックしてください。
当日の服装は自由とされている場合もありますが、高校生であれば学校の制服など、あまり奇抜過ぎない格好のほうがベターとされています。
これから進学するかもしれない学校を見学する場であるため、身だしなみや言葉遣い、マナーにも気を付けて参加するとよいでしょう。
オープンキャンパスは、各専門学校が特色を出しながら実施しているため、学校ごとに内容が異なります。
詳しい情報は専門学校のホームページに掲載されているため、事前に確認してから参加することをおすすめします。
アニメ専門学校の口コミ・体験談
アニメ専門学校 フィギュア学科卒業生の体験談・口コミ
アニメ専門学校を目指した理由
専門学校のフィギュア制作を目的とした学科に入学した理由は、将来的にかなりの需要があると見越したからです。
アニメやゲームキャラクターのフィギュア造詣で稼げるのではないかと思いました。
アニメ専門学校で学んだこと・役に立っていること
この学科では、フィギュアを作るうえで大切なキャラクターの全身のイメージが頭に抱けるかというイメージ訓練や、それをフィギュアでうまく表現するための切削の練習などを行いました。
現在、フィギュアを制作する仕事を行っていますが、専門学校で学んだことがいかせていると思っています。
アニメ専門学校の雰囲気
男女比は男性がほとんどで、男子9割以上に対して残りは女子という圧倒的な男子社会でした。
学科の雰囲気は、みんな自身の好みなアニメやゲームの話をうきうきとしているので雰囲気は良く、少ない女子も男子に混ざって話をしてトラブルはめったに起こりませんでした。
アニメ専門学校で楽しかったところ
アニメやゲームというサブカルな話題を普通に周囲の人に話しても普通に受け入れられるので、ただ話すだけで楽しかったです。
皆が好きなジャンルに向けて頑張っているクラスでしたので雰囲気も良く話題にも困りませんでした。
アニメ専門学校でつらかったところ・大変だったところ
フィギュアを制作するということが技術職で自分の腕が上達しなければ表現できない分野ですので、どうしても行き詰まってしまうことがあります。
その停滞した時期が非常につらかったですし、表現できないこの現象が永遠に続くのではないかと非常につらい思いをしました。
アニメ専門学校の卒業後の就職先・進路
フィギュアの制作会社に入る人がほとんどであり、後の数人は実家の家業を手伝うなど、なぜこの専門学校にはいったのかよく分からない就職先を決めていました。
現在では、僕もフィギュア制作の会社ではなくフリーランスで働いていますが、充実して生活できています。
アニメ専門学校卒業後の所感・メッセージ
フィギュア制作という自己流ではほぼ決して上達することができない専門技術を学べた専門学校として、非常にありがたい存在だったと思っています。
この学科に入ればとりあえずは制作に関するノウハウを学ぶことができるのでお勧めします。
アニメ専門学校 フィギュア科卒業生の体験談・口コミ
アニメ専門学校を目指した理由
高校生の時からフィギュアという造形物に非常に心惹かれるものを感じておりました。
将来的な需要も考えて国内外問わずアニメや漫画のキャラクターのフィギュアには需要があると考えていました。
そのため自分の好きなことで食べていけるだろうと思ったのです。
アニメ専門学校で学んだこと・役に立っていること
フリーランスではありますがフィギュアの原型の形成から仕上げを行う職人としてきちんとした技術が学べたことは非常に良かったと思っています。
この学科に通っていなければもちろんこのような知識を得ることはなかったので非常に感謝しています。
アニメ専門学校の雰囲気
フィギュア科は男女比が9:1の割合でした。
男性が多く女性は声優タレントコースに行ってしまうという印象が強かったので、同性が多いこの環境では自身の趣味を大ぴらに話すことができる環境でしたのでとても居心地が良かったです。
アニメ専門学校で楽しかったところ
もちろん僕はアニメや漫画が大好きであり、この学科は男性が多かったので同性特有の趣味の話が濃厚にできたことはうれしかったです。
いままで僕の環境にはあまり趣味について話せる人がいなかったため、もしかしたら人生で一番楽しかった時間はここに通っていた時かもしれないです。
アニメ専門学校でつらかったところ・大変だったところ
フィギュアを制作するということは非常に専門職じみた技術を要求されるので、技術の習得には四苦八苦した記憶があります。
授業が身につかず諦めて学校をやめてしまう知人も何人もおり、そのたびに友達が減っていく苦しさは非常につらいものがありました。
アニメ専門学校の卒業後の就職先・進路
自身のHPを作成し、フィギュアを制作するための依頼を受けるフリーランスの造形師と、企業に雇われるの2択に分かれていたと思います。
僕はフリーランスの道を選びましたが、この道で満足していますし非常に楽しく生活しています。
アニメ専門学校卒業後の所感・メッセージ
この学科には自分がしたいことを真剣に学んでいる人が多くいます。
技術勉強なためにつらいときもありますが、自分が思い描いていた曲線をフィギュアに表現できた時は歓喜に震えました。
フィギュアの造形師としてこの学科で勉強できたことは一生の宝だと思っています。
この記事のまとめ
日本のアニメが海外でも高く評価されている現代。
新たな人気アニメ作品も続々と生まれており、アニメ専門学校への進学希望者も増えているようです。
ただし、ひとくちにアニメ専門学校といっても、将来目指す職業や仕事によって学ぶべきことは変わってきます。
将来どのような仕事をしていきたいのかイメージしてから学校選びをするとよいでしょう。
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