プロ野球選手の1日のスケジュールは過酷? 休日・オフシーズンの過ごし方とは?
また、シーズン中でも試合がある日とない日、遠征がある日とない日では動き方が異なります。
この記事では、プロ野球選手のスケジュールと休日の過ごし方を紹介します。
プロ野球選手の1日の過ごし方
プロ野球選手は、3月末から10月くらいまでの約7か月間ほどの間に、140試合以上(※)を戦わなければいけません。
(※2024年シーズンは143試合/リーグ内対戦が125試合、パ・リーグ6球団との交流戦が18試合)
プロ野球の公式戦は、基本的に月曜日を除いた週6日間に開催されています。
(ゴールデンウィーク期間や交流戦直後など、一部変則的なスケジュールになることもあります)
1日のスケジュールは試合の開始時間によって異なりますが、平日は基本的にナイターゲームで18時のプレーボールです。
土日や祝日などには、日中の13時や14時頃にプレーボールとなるデーゲームで行われる試合もあります。
ナイターであれば試合前の練習は14時頃から行われるため、午前中はゆっくりすることができます。
一方で、デーゲームの場合は午前9時~10時から試合前の練習が行われることになるため、朝が早いです。
ナイターゲームは試合終了が21時以降になることが多く、帰宅して就寝するのは、たいてい日付が変わってからとなります。
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プロ野球選手の1日の流れ
試合日のスケジュール
以下は、18時試合開始、ホームゲームでナイターの場合の1日のスケジュールです。
デーゲームの場合は4~5時間ほど前倒しとなります。
キャンプ中のスケジュール
プロ野球は、毎年2月1日から沖縄や宮崎など(球団によって異なる)で春季キャンプが行われます。
以下は、春季キャンプ中のプロ野球選手の1日のスケジュール例です。
プロ野球選手の一週間の流れ
シーズン中は月曜日を除く週6日間、試合が行われるのが基本的なスケジュールです。
ペナントレースの半分はビジターでのゲームとなるため、70試合以上は相手チームの本拠地に移動することになります。
そのため、試合のない月曜日が移動日となることが多く、シーズン中は完全なオフの日はほとんどない状況となります。
ただし、先発ローテーションの投手に関しては登板日が決まっているため、登板のない場合は遠征には帯同しません。
逆に野手やリリーフ投手陣はほどんど毎日試合に出る必要があり、シーズン中は毎日自分の身体の状態と向き合って、試合に臨む準備を整えます。
プロ野球選手には1年間を戦い抜く体力が必須です。
雨天順延の試合が多くなると、シーズン終盤には10連戦以上の日程が組まれることもあり、かなりハードなスケジュールとなることもあります。
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休日の過ごし方
プロ野球選手の休日は、シーズン中は非常に少ないです。
ホームでの試合が続く日程の場合は試合のない月曜日が休日となりますが、移動日となることも多いため丸一日休むことはできません。
シーズン中にまとまった休みとなるのは7月のオールスターゲームの行われる期間くらいで、オールスターに選ばれていない選手は4日ほどの休みがあります。
ペナントレースで上位3チームに入れば、その後もクライマックスシリーズ、日本シリーズと11月まで試合が続くことになるため、ハードな日程です。
シーズン中は過密スケジュールであるため、プロ野球選手にとっての休日は、溜まった疲れをとって翌週の試合に備えるためのものといえます。
体のケアのためにマッサージなどを受けるなど、基本的には体を休めてリフレッシュする時間にあてる選手がほとんどです。
長いシーズンを戦わなければいけないプロ野球選手にとって、休日の過ごし方はとても重要なものです。
オフシーズンの過ごし方
ペナントレースが終わった後は、2週間程度の休みを挟んで11月中に若手選手を中心とした秋季キャンプを行う球団が多いです。
プロ野球選手のチームとの契約期間は「11月末まで」となっているため、その後、12月と1月がオフシーズンとなります。
12月中は大半の選手が基本的には体を休め、家族がいる選手は、この時期に旅行など家族との時間を存分に楽しむ人も多いです。
また、人気選手はテレビ・雑誌・イベントなどに呼ばれ、それらの出演を行うこともあります。
年が明けると自主トレーニングを開始する選手が多いです。とくに近年は始動時期が早まっている傾向があり、年明けすぐに動き出す選手が増えています。
自主トレーニングではコンディションを上げながら、前シーズンまでの課題の克服や肉体改造などに励みます。
2月1日に12球団がいっせいにキャプインとなるため、そこへ向けて徐々にエンジンをかけていきます。
プロ野球選手の1日のスケジュールのまとめ
プロ野球選手は、シーズン中はとにかく忙しい日々を送ります。
トレーニング体のコンディション調整も重要であるため、休みらしい休みはほぼ取れないほど、スケジュールに追われます。
一方で、オフシーズンになるとまとまった休みを取ることができ、自身の体調やコンディションに合わせて調整をすることができます。