アートディレクターの求人状況・就職先選びのポイント
アートディレクターの就職先にはどんなところがある？
アートディレクターのおもな就職先・活躍の場は、広告代理店やデザイン制作会社です。
このほか、ゲーム制作会社や映像制作会社などでも、アートディレクターの求人が出されます。
ただ、アートディレクターは「グラフィックデザイナー」として経験を積んだ人がステップアップしてなることがほとんどであり、実務未経験の新卒者が、いきなりアートディレクター職に就くことは難しいです。
新卒者がアートディレクターを目指すなら、まず、グラフィックデザイナーまたはそのアシスタントとして就職し、数年間の経験を積むとともに、デザインの知識・技術をしっかり身につける必要があります。
20代で正社員への就職・転職
アートディレクターの求人の状況
基本的に、グラフィックデザイナーの上位の職種とみなされるアートディレクターは、管理職のような立ち位置になります。
そのため、実際にデザイン実務をするグラフィックデザイナーに比べると、アートディレクターの求人はさほど多くありません。
しかし「アートディレクター候補」としてのグラフィックデザイナーの求人は多数見られます。
自社でグラフィックデザイナーを採用・育成し、そこからアートディレクターを育てたいと考える企業が多いようです。
一方、即戦力となる経験豊富なアートディレクターを求める企業もあります。
いずれにしても、新卒・未経験からいきなりアートディレクターになるのは不可能と考えておいたほうがよいでしょう。
アートディレクターの就職先の選び方
大手広告代理店への就職を希望するなら、4年制の美術大学を出ていることが応募条件になる場合もあるので注意しましょう。
一方、中小規模の広告代理店や制作プロダクションでは、学歴はとくに問われないケースも多々あります。
とはいえ、デザイン系の専門学校でデザインの基礎を身につけていれば就職には有利です。
就職先によって給料や待遇は異なりますが、それだけでなく業務内容や仕事の流れにも違いが出てきます。
大手になればなるほど、有名なクライアントの大きなプロジェクトに携わるチャンスは得やすいです。
しかし小さな制作会社であれば、早いうちからさまざまな業務を任せてもらいやすく、急速に成長できる可能性があります。
自分がどんなキャリアを積んでいきたいのかをよく考え、合う就職先を選びましょう。
20代で正社員への就職・転職
アートディレクターの志望動機・面接
アートディレクターは、広告制作のクリエイターや、グラフィックデザインの経験者中心の採用となります。
そのため志望動機では、自分が積み上げてきた実務経験を基に、志望先の企業でアートディレクターとして何がしたいのかや、自分のスキルと経験を今後どう生かせると思うのかを、しっかりと伝えられる内容にしましょう。
自分の強みや得意・不得意、他のアートディレクター候補者にはない個性をアピールできると印象に残りやすいです。
また、アートディレクターは業務上でクライアントのニーズを的確に理解し、提案する力が求められます。
面接の場でも、面接官が投げかける質問の意図を正しく理解し、「どういえば相手に伝わりやすいか」を常に意識して答えていくことが重要です。
アートディレクターの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは？
就職先はどのように探したらいい？
広告やグラフィックデザインを手掛ける企業はたくさんあるため、自分に合う企業を慎重に見極めることが大切です。
将来、アートディレクターになることを目指してグラフィックデザイナーになるのであれば、そうしたキャリアパスが用意されている就職先を選ぶとよいでしょう。
求人情報は一般的な求人サイトや各社のWebサイトに掲載されますが、できるだけ各社に足を運んで、働く人の生の声を聞いてみるのをおすすめします。
