旅館の女将になるには

基本的には世襲制

女将は旅館の経営者の配偶者である場合がほとんどです。

したがって旅館経営者と結婚すると意図せずとも女将の役職に就く可能性が非常に高いといえます。

あるいは旅館の家に生まれ、幼少期より女将になるための教育を受けており、婿を取るということもあります。

いずれにしても、多くの一般的な職業のように努力次第でチャンスを掴めるという類のものではないことを理解しておく必要があります。

養成所から採用する旅館も

最近では旅館の女将を育てる養成所なるものが登場し、マスコミからも度々注目されています。

多岐にわたる女将の業務内容が組み込まれたカリキュラムの中で効率よく学んでいくことができるため、志願者数も増加しているのが現状です。

実際に複数の旅館を経営しているオーナー会社の中には女将を養成所から採用しているところも増えてきています。

また、由緒ある旅館であっても経営難の打開のために養成所出身の女将を雇う決断をしたところも。

今後、時代が変化していくにつれ、世襲制が和らいでいく可能性も否定はできないでしょう。

仲居から女将になれる?

女将は仲居という女社社会のトップでもあります。

このため、仲居になって努力すれば女将への道が拓けるのではと考える人もいますが、それは極めて不可能に近いこと。

仲居の上りつめた先は仲居頭であると理解して下さい。

仲居頭とはその名の通り、仲居のリーダー。

女将の主要業務は仲居を取りまとめることではありません。

実力や人柄に加えて運次第では無きにしも非ずですが、女将を目指すにあたり、このルートは考えなくてよいでしょう。

もちろん、女将は仲居としても活躍できる人材であるため、現場経験を積むといった意味合いで一度仲居として旅館に就職してみるのもいいかもしれません。

自分で旅館を開く

容易なことではありませんが資本をため、ノウハウを学び、自身で旅館を開業し、女将を名乗るという方法もないわけではありません。

養成所や既存の旅館で経験を積み、確かな知識と実力備えることがまず一つ。

加えて資金を用意することができてはじめて可能になる進路です。

不可能でないとはいえ、あまり現実的ではないといわざるを得ません。