法務教官のやりがい

少年の心を溶かし、信頼関係を築く

法務教官は、犯罪を犯した少年を再び社会復帰できるようにサポートする仕事です。なぜ犯罪を犯してしまったか、その理由や背景は個々の少年によりさまざまです。

家庭環境に恵まれなかった少年もいるでしょう。また、学校に原因があった者もいるかもしれません。

少年院などに送られてきた当初は、法務教官に対してなかなか心を開いてくれない少年も多いですが、それぞれの少年とじっくり向き合い、心の闇を見つめながら気持ちに寄り添うことで、次第に少年と信頼関係を築き上げることができるようになります。

日々の業務には苦労も多いものですが、自分が本気でぶつかり合ってきた少年たちが、無事に社会へ復帰することができたとき、大きなやりがいを感じるでしょう。

社会に貢献しているという実感

少年犯罪は全体として件数が減少傾向にあると言われているものの、更生した少年が再び非行に走ることは少なくありません。

こうした悲劇が繰り返されないようにするためにも、少年の社会復帰をしっかりとサポートすることは大事なことです。また、こうしたサポートによって、ひいては全体の犯罪件数を減らすことができるという大きな効果もあります。

近年では、少年犯罪に対する厳罰化の動きがあり、これが犯罪に一定の抑止力をもたらしていると言われていますが、これにも限界があります。

少年に犯罪を犯させないようにするのも重要ですが、犯罪を犯してしまった者の更生も非常に重要です。

それができる法務教官という職業に対しては、社会の注目が集まっており、「自分が少年をサポートしたことで、新たな被害者を生まずに済んだ」という実感が、おおいにやりがいとなることでしょう。